ダークなサウンド・歌い方にAlessia Caraのキュートな声とアンチ・クラブの歌詞がハマる。起伏の少ないメロを活かすトラック。
「友達と中身のある曲を聴いていたい。なんでクラブに来ちゃったんだろう。」
サウンドについて
Alessia Caraは正統派の女性シンガーソングライターだ。彼女がエイミー・ワインハウスなどに影響を受けたというとおり、オトナな感じの歌い回しをするが、声質はChvrchesのローレン・メイベリーのようにキュートだ。時折聴かせるその声のキュートさから感じるピュアさと強かさは、ポップスシンガーとして大きな可能性を感じさせる。 “Here” ではダラっとした調子で、短いフレーズを延々と繰り返すボーカルが見られる。それなのに退屈どころか逆に驚かされ続けるトラックの工夫も面白い。
歌詞について
非常にダークなサウンドのこの曲の歌詞はクラブミュージックを揶揄するものだ。友達に連れられてクラブに来たけど、知らない人と中身のない曲を聴いて騒ぐより、友達と中身のある曲を聴いて夢を語り合いたいと歌っている。近年、流行しているのはEDMやハウスなどクラブミュージックであり、そのキーワードは “大勢で盛り上がれる楽曲” だ。EDMなどがそこまで流行していない日本の流行曲も、そのキーワードは当てはまっている。あなたはどんな風に音楽を聴くのが好きだろうか。
それでは和訳をどうぞ。