I’m Only Sleeping – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 歌詞、楽曲共に最高に気だるい名曲。

revolver

「起こさないでくれ。ただ眠っているだけなんだよ。」

サウンドについて
なんとも気だるいサウンド、ボーカルはテープの回転数を落としてレコーディングされたそうです。コーラスがめちゃくちゃ美しいですね。あとアコースティックギターのアップピッキングがめちゃくちゃかっこいいです。逆回転が取り上げられがちな曲だけど、その他にも魅力満点です。

しかし、やっぱり一番凝っているのは逆回転のギターソロですね。普通に弾いて、逆再生したものを採譜して、楽譜通り弾いて、逆再生したそうです。逆再生で普通のメロディになるギターソロを録音したってことですね。。気合い入りすぎてます。。

歌詞について
楽曲に似合う気だるい歌詞です。ただ眠っているだけなんだ、起こさないでくれ、、といった歌詞です。ゆっくりと時間をかけて自分の中の世界を眺めているようです。なんともジョンレノンっぽい歌詞ですね。

それでは和訳をどうぞ。

続きを読む

Eleanor Rigby – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles ストリングスアレンジが美しい、孤独に生きる歌。

revolver

「孤独な人々は、どこから現れて、どこに馴染むのだろう。」

サウンドについて
有名な曲ですよね。全編ストリングスアレンジです。楽譜を書いたのはジョージ・マーティンで、ポールは「ヴィヴァルディみたいに」とオーダーしたそうです。コードは殆どEmだけですね。少しCが入って、あとはEmの7thの音が半音ずつ下がっていくサビだけです。短調って美しいですよね。

歌詞について
Eleanor Rigby“は架空の人名です。孤独な登場人物、エリナー・リグビーとマッケンジー神父を描写しています。誰にも気にされないのは寂しいですよね。幸い私は友人に恵まれている(と思っている)けれど、孤独な人々はどこに行けるんだろう。私の大好きなthe smithsの歌詞にも、生きたいと思ったなら、何から始めればいいんだろうという歌詞があります。それぞれの居場所を見つけられますように。

それでは和訳をどうぞ。

続きを読む

Taxman – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 7th#9のリフが響き渡る。ビートルズ中でも随一のリフモノ・ロックンロール。

revolver

「税金が高いって?全部は取り上げないんだから感謝しなよ。」

サウンドについて
ジョージ・ハリスンが作曲した曲の中でも、群を抜いてかっこいいロックンロールです。展開は殆どなく、7th#9のコードを一定のリズムで、一発ずつ刻み続けているだけですが、強烈なリフですね。ギターリフとソロに耳が行きがちですが、ベースのフレーズも凝っていて、グイグイ変化していく様がとてもかっこいいです。
ギターソロですが、なんとポールが弾いているそうです!どことなくインドっぽくてかっこいいですね。

歌詞について
社会派です。税金について、イギリス人らしい皮肉たっぷりに歌っています。1960年代のイギリスでは、富裕層には95%もの課税がされていたそうです。ジョージ・ハリスンが「お金を稼げるようになったが、そのほとんどに課税されるということに気づいて書いた」と語っているそうです。しかし95%はやりすぎですよね。。

それでは和訳をどうぞ。

続きを読む

Run for Your Life – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles ラバーソウルを締めくくるロック・フォークソング。

rubber-soul

「逃げられるなら、全力で逃げた方がいいぜ。」

サウンドについて
アルバム “A Hard Day’s Night” の “I’ll Be Back(和訳)” 以来2度目ののロックンロール・カバーではない、オリジナルのエンディング・ナンバーです。”I’ll Be Back”と違って軽快な曲調になっています。ジョンレノンの楽曲ですが、書きなぐった曲で好きになったことはないとのこと。スライド・ギターも入ったギターリフがかっこいいから、いいでしょう。

歌詞について
…超怖い歌詞ですね。”Run for Your Life“、お前の命のために走れ、つまり一生懸命走れ、逃げろという意味になるのですが、、ガチで命です。初めの一行が全てですね…。だけど実はこのフレーズ、エルヴィス・プレスリーの “Baby Let’s Play House” という楽曲から拝借しています。ジョンが殴り書きだと言ったのも、あながち冗談ではないのかもしれませんね。

それでは和訳をどうぞ。

続きを読む

If I Needed Someone – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles シンコペーションを多用したジョージ・ハリスンのメロディ。

rubber-soul

「愛する人が必要だとしたら、君しか思いつかないんだ。」

サウンドについて
シンコペーションを多用、、というか、ほとんど裏拍にしか音がありませんね。初めのバースは一人で(ボーカルはダブルトラックですが)歌っていますが、その後のバースはコーラスがガッツリ重なっています。裏拍ばかりのメロディを、ここまでハモって歌うと、独特な感じになりますね。

歌詞について
If I Needed Someone“は「誰かが必要なら」という意味ですが、歌詞の中では “someone to love”と続きます。「愛するための誰か」、つまり誰かを愛したいなら、恋がしたいならという意味になります。そのあとのフレーズがかっこいいですね。

それでは和訳をどうぞ。

続きを読む

Wait – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles メジャーとマイナーを行き来する、ジョンとポールの共作。

rubber-soul

「待っていてくれ。遅れないから。」

サウンドについて
共作と書きましたが、そもそもレノン=マッカートニー名義なんですけどね。パートごとにジョンとポールがそれぞれ作ったと言われています。リードボーカルもパートによって歌い分けています。マイナーキーの部分からメジャーキーに移る瞬間の拓けた感じが気持ちいい楽曲です。

歌詞について
家に残してきた恋人に対して “Wait” 待っていてくれ、と歌っています。”I’m coming back home”なので、まだ家についていませんね。グッとくるのはVerse2の歌詞。辛いのなら待たなくていいと歌う優しさに胸を掴まれます。実際、待たなくてもいいって言われると寂しさも少しありますけどね。

それでは和訳をどうぞ。

続きを読む

In My Life – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 名曲中の名曲。ノスタルジーと今を見つめる。

rubber-soul

「過ぎ去った日々を、君を、愛してるんだ。」

サウンドについて
語る必要もないほど美しい楽曲ですよね。4小節1セットのメロディが連なってできています。1セットは前半はハモり、後半はジョンが一人で歌うという構成です。1バースも起承と転結で前半、後半に分かれています。こういう整い方も、シンプルに胸に響く理由になったりするんでしょうか。

シンプルな曲なんですけど、ドラムのフレーズもよく聞くと癖がありますよね。キーボードソロに関しては半分の速度で録音しているようです。シンプルに思えて、この時期のビートルズだからこその楽曲です。

歌詞について
In My Life“は「私の人生で」という意味。Verse1では過去の日々を、Verse2では今の日々を歌っています。変わるもの、変わらないもの。どちらにしても全てに思い出があって、思い出す人たちがいて、今でもみんなを愛している。涙が出るほど素晴らしい歌詞だと思います。

後半では、君が一番だと歌いながら、それでも過去の日々を大切に思っている様子が描かれています。過去の日々への愛情を失わないとわかっていても、時々立ち止まって振り返る。このフレーズから、深い愛情を感じ取れます。その直後に “In my life, I love you more” というフレーズがくるところが素晴らしい。過去と今に対する深い愛情に胸を打たれます。

それでは和訳をどうぞ。

続きを読む

I’m Looking Through You – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 綺麗なイントロ、ハンドクラップ、鋭いリフ。

rubber-soul

「君は同じに見えるけれど、変わったんだ。」

サウンドについて
イントロのハーモニーがすごく素敵ですねー。楽曲自体はポールが書いたフォークソングそのままって感じですね。ボーカルを重ねどりしてますね。細かく刻むハンドクラップも印象的です。そしてバース終わりに演奏されるリフ!こんなにポップス的で、優しい楽曲でも、ロックンロール的なフレーズがハマっています。完成された楽曲を書くイメージがありますが、一番ロックなのはポールかもしれませんね。

歌詞について
I’m Looking Through You“の意味ですが、look throughで見抜くといった意味があります。透かして見えるようなニュアンスですかね。あくまで「見ている」ニュアンスを残すために「覗き込んでいる」という表現にしました。

浮気の歌でしょうか…?裏切られた後に、相手のことが違う人のように見えるといった歌詞です。Chorusの後半の歌詞は秀逸ですね。愛は急に冷めてしまう、悲しい性質があります。

それでは和訳をどうぞ。

続きを読む

Girl – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 気だるい曲調。息継ぎ。中間部のコーラス。

rubber-soul

「誰か話を聞いてくれないか。あの女の子の話さ。」

サウンドについて
不思議な作風ですね。ジョン・レノンの気だるい楽曲の中でも初期の方の楽曲でしょうか。息を吸う音や、いつ息を吸っているのかわからないようなコーラスのフレーズが頭に残りますね。ガール、ガール、、というサビですら面白く思えます。印象的なフレーズに耳がいきがちですが、バースによってバッキングが異なっていたり、普通にちゃんと凝ってます。

歌詞について
Girl“の意味は言わずもがなですね。歌詞の内容は、、むずかしい、、。誰か話を聞いてくれないか、すごく魅力的な女の子なんだ、という歌い出しです。楽曲全体を通して何を言いたいのかはともかく、今の私たちにはVerse3が大切な気がします。「苦しみの先に喜びがある」「楽しむためには身を削らなくちゃいけない」そんな言葉を言いながら苦しんでいる人々を目にしながら、いつまで信じ続けるんでしょうか。

コーラス “トゥットゥッ…”のフレーズについて、 “tit tit tit ..”とふざけて言っているとか、言葉遊びだとか色々言われていますけれど、私は特に意味ないハミングなんじゃないかと思ってます。

それでは和訳をどうぞ。

続きを読む

What Goes on – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles リンゴ・スターのデビュー作。軽快なポップソング。

rubber-soul

「俺に冷たくする時、君の胸の中はどうなっているんだ。」

サウンドについて
平坦なメロディ、歌が印象的ですね。サビのコード進行はロカビリーっぽさもあるけれど、平坦に歌っているから、不思議な感じもしますね。ギターの伴奏をアルペジオや裏メロが中心で、伴奏の音数が厚くないのも特徴的です。軽快な曲調がさらに軽い響きになります。

歌詞について
What Goes on“は「何が起きているの」という意味。君の胸の中では何が起きているの = 君は何を考えているの、どう思っているの、という意味です。嘘をついて関わってくるのに、自分のことを思ってくれていない相手へ向かって歌っています。

歌詞中に面白い表現があったので取り上げます。Verse3の後半、”You didn’t even think of me as someone with a name”というところです。as someone with a name、俺のことを「名前を持っている人」だと考えてすらくれなかった、という意味です。今の言葉でいうと「モブキャラ」って表現が近いです。この頃からそういう言い回しがあったんですね。

それでは和訳をどうぞ。

続きを読む