Siren – The Chainsmokers 和訳と紹介

The Chainsmokers 2018年には珍しいほどガチのEDM。

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「ほら、サイレンの音が聞こえてきたよ。」

サウンドについて
歌のパートはほんの少しだけ。サビに向けての定番の盛り上がりや、ドロップなんかは久々に聞いた印象です。ただ、バースの雰囲気は流行のヒップホップっぽい感じはありますね。そして、The Chainsmokersはギターの音を使う印象が強いのですが、この曲でも初めのドロップの直後のリフが、優しい音のギターで奏でられています。

歌詞について
Siren” は読んでの通り、サイレンを意味します。歌詞の内容は、、なんとも難しいですね。歌ものって訳でもないし、特に考える必要もないと思っていますけど。

それでは和訳をどうぞ。

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This Feeling – The Chainsmokers 和訳と紹介

The Chainsmokers 男女ツインボーカル、得意の切ないダンスチューン。

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「感情じゃなくて頭を使え。みんながそう言うの。」

サウンドについて
このテンポ、このサウンドで、このメロディ書かせたら本当に誰も敵わないんじゃないかと思います。”Closer(和訳&MV)“に似たテイストですね。メロディラインも少し似ているところがあり、得意パターンなんだと思いました。構成も似てますよね。コードチェンジのタイミングとかも同じかな?ディストーション・ギターもかっこいい!
だけど”This Feeling“の方が明るい雰囲気があります。Closerではキーがマイナーコードでしたが、”This Feeling”ではメジャーコードに解決しています。コードの数やリズム、雰囲気が変わらない中で、些細な変化で新しい楽曲を生み出しています。あとアコースティック・ギターの音がめちゃくちゃいい音!鋭くてかっこいいです!

歌詞について
周りに受け入れてもらえない女性と、周りに受け入れてもらえる男性の恋愛の歌でしょうか。Verse1とVerse2の歌い出しが対照的で面白いですね。しかし男性が他の人に伝えたら、それが「一人歩き」ではないでしょうか。そう考えると、男性パートの部分以外に想う相手がいる…?この辺は色々解釈できそうですね。

個人的に好きなフレーズはPre-Chorus。「感情じゃなくて頭で考えろ」っていう言葉に苦しい気持ちをする描写です。この気持ちが間違いだっていうなら、この気持ちになったことがないんでしょう、と歌っています。このフレーズ、とても深いと思います。単純なラブソング的に捉えることもできるけれど、もっと広い意味で捉えて。感情は自分以外にはわからないものだから、否定しないでほしい、そんなようなことを言っているような気もします。曲名も”This Feeling“ですし、このあたりにテーマがあることは間違いなさそうです。

それでは和訳をどうぞ。

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Closer – The Chainsmokers 和訳と紹介

The Chainsmokers 不朽の名作。切ないメロディに、時が経つほど切ない歌詞。

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「シーツを剥がせば、君が昔のルームメイトから盗んだマットレス。」

サウンドについて
この曲はここ数年で出た曲の中でも、群を抜いて好きな曲です。とても切ない曲で、サビの後半で鳥肌が立ってしまって、泣きそうになってしまいます。Ⅳ-Ⅴ-Ⅵm-Ⅴのシンプルな循環コードですが、とてもドラマチックです。全体的に流れるようにスムーズに変化していくサウンド、溢れた水が止まらずに溢れでていくようなメロディのサビ。リフもとてもクールですし、最後のHalseyの”We ain’t never getting older” が胸を打ちます。

歌詞について
とにかく、サビです。君の買えないローバー、つまり今の恋人の気配を感じています。一方で、シーツを剥がせば思い出のマットレスが出てきます。「ああ、俺たちは昔から変わらないんだ」なんて、切なすぎます。感想書いているだけで鳥肌が立ってしまいました。。サビの構造は英語ならではでしょうね。初めに名詞(物)を出して、どんどん情報を追加していく歌詞って日本語で上手にかけるのかな。

構造的なものもありますけれど、全体としても情報の後出しですよね。「車、君には買えない」で今の恋人から、「シーツ、君が盗んだマットレス、昔のルームメイトから」で変わらない二人が徐々に現れてくるのが、とても胸に迫るんでしょうか。

それでは和訳をどうぞ。

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Side Effects – The Chainsmokers 和訳と紹介

The Chainsmokers ft. Emily Warren オールドスクールな楽曲展開で刻むダンスビート。

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「私の孤独の副作用は、あなた。」

サウンドについて
メロディラインや、組み立て方がどことなく昔から受け継がれてきたスタイルのような感じがします。サビの3フレーズ目だけ変える、、とかも。バースのベースバッキングがかっこいいですね。バキバキのベースかっこいいです。そのままスムーズにプレコーラス、サビへと流れていくのはさすが、2010年代のミュージシャンですね。ブリッジのラップっぽいフレーズかっこいいですねー。これもどこか90年代を連想させます。ミシェル・ンデゲオチェロとからへんの、初期のネオソウル。

歌詞について
Side Effects” とは「副作用」という意味です。曲中では一度しか登場しないフレーズですが、なかなか強いワードですよね。”the side effect to my loneliness” is “you” 「孤独の副作用」が「あなた」とあるんですけれど、ラブソングですし、本当は「あなたの副作用」が「孤独」なんでしょうね。まあ、”The side effect to you is loneliness” なんて言ってもかっこよくないですしね。

それでは和訳をどうぞ。

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