Getaway – Earth, Wind & Fire 和訳と紹介

Earth, Wind & Fireの王道ファンクポップス。細かいリフと開放感のあるサビ。

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「この退屈な世界から逃げ出そう。俺たちならできるんだ。」

サウンドについて
スキャットとリズム隊によるキレのある細かい音符のリフから始まるこの曲。そのまま “Get away” と上昇するメロディで歌うサビに繋がるのがクールだ。楽曲全体としては September や Fantasy のような雰囲気ではなく、 Tower Of Power のようにメロの展開がある王道のファンクミュージックだ。Earth, Wind  & Fire らしさを醸し出すのはやはりファルセットヴォイスなのだろうか。

歌詞について
歌詞は自分を苦しめることに付き合っていてもしょうがないから逃げ出そう(Get away)ということを歌っている。自分の生きる道は自分で決めなければならない。退屈なことに時間を割き続けるかぎり、人生に退屈なことが付きまとうのは間違いない。余談だが、彼らの歌詞には「〜〜の国」といった表現がよく見られる。Fantasyでも何度か登場するので、是非チェックしてほしい。

それでは和訳をどうぞ。

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Fantasy – Earth, Wind & Fire 和訳と紹介

Earth, Wind & Fireの神秘的な世界観とファルセットヴォイス。

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「想像が俺たちを行動へと導く。夢は必ず叶うだろう。」

サウンドについて
この曲の邦題は「宇宙のファンタジー」だ。なぜ宇宙を付けたのか意味不明だが、付けてしまう気持ちもわかるくらい神秘的なサウンドである。ファンクやダンスミュージックなどどうでもいいと言わんばかりに彼らの世界を押し出してきている。今回はライブ動画を掲載しているので、彼らのパフォーマンスと故モーリス・ホワイトの才能をしっかりとチェックしてほしい。

歌詞について
歌詞は “想像” (=Fantasy)について歌っている。誰もが胸の中に夢を描いている。それは誰かに壊せるものではない。その想像を持ち続けることが行動に繋がり、どんな夢でも叶えるだろうと歌っている。楽曲の神秘的な世界観が不思議な説得力を醸し出している。

それでは和訳をどうぞ。

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Let’s Groove – Earth, Wind & Fire 和訳と紹介

Earth, Wind & Fireは他のファンクバンドとは一線を画す。ループのベースリフに輝く圧倒的なメロディセンス。

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「グルーヴしよう。このグルーヴに任せて踊るんだ。」

サウンドについて
イントロの短調のフレーズをベースリフとして終始用いているのが印象的なこの曲。しかしイントロと他の楽器が入ってからとで雰囲気が変わることにお気づきだろうか。実はあの短いEmのフレーズの中にはメロディアスなコードが4つも詰まっている。ただのマイナーファンクで終わらせない感性が彼らの強い魅力となっている。ただ、ファンクよりディスコ色が強くなっていることは否めない。

歌詞について
歌詞はザ・ディスコソングといった感じだ。踊ろう、愛し合おうといった感じで気楽に聴くことができるが September のように美しい表現は特に見られない。彼らの素晴らしい歌詞が気になる方は是非Septemberの記事もチェックしてほしい。

それでは和訳をどうぞ。

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September – Earth, Wind & Fire 和訳と紹介

誰もが知っているEarth, Wind & Fire の名曲。夕暮れのような切ないサウンドのラブ・ダンスナンバー。

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「覚えているかな。僕らが愛し合ったSeptemberを。」

サウンドについて
ファンクミュージックだけでなく、音楽の歴史を語る際に Earth, Wind & Fire は外せない存在だ。演奏の質やノリだけでなく、卓越したメロディセンスと作詞スキル、そしてステージパフォーマンスは彼らを唯一無二の伝説のバンドにした。そんな彼らの曲の中で(恐らく)一番有名な曲が September だ。切ないリフ、コード進行とファルセットでまるで祈りのように歌われる Ba de ya というフレーズがとても印象的だ。

歌詞について
September の素晴らしさは歌詞にある。曲名は九月を意味するが、実は九月を思い出している十二月の歌である。 “Remember how the stars stole the night away” や “Do you remember, never a cloudy day” といった輝く空を用いた愛と時間の表現も美しい。時代の影響を受けているような大げさな表現が多く、煌びやかな言葉と切ないメロディが最高の雰囲気を生み出している。

それでは和訳をどうぞ。

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