Primadonna Like Me – The Struts 和訳と紹介

The Struts ストーンズのようなリフ。キレのよいノリ。ロック・ボーカル。

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「今夜、俺とプリマドンナにならないか。」

サウンドについて
イントロのローリング・ストーンズ感めっちゃスゴいですね!めちゃ現代っぽいサウンドですけど。キレキレのノリがかっこいいです。バースのベース・フレーズは古いファンクみたいで、踊りたくなりますね。そしてボーカルのスタイル。吐き捨てるような歌い方だったり、シャウトだったり、あと巻き舌。ザ・ロックンロールって感じでめちゃくちゃ気持ちいいですね。

歌詞について
名詞で固めるロックンロール、大好きです。イメージを抱かせる言葉を並べ立てて、全体の雰囲気を作るのは詩も同じようなことをやりますよね。ロックンロールについてゴチャゴチャ語っちゃいけない気がしますけれど笑。私はブランキー・ジェット・シティが大好きなんですけれど、ベンジーも同じような歌詞の書き方をよくしています。ロックンロールの歌詞の一つの王道パターンですね。

“don’t you wanna be a primadonna with me tonight?”「俺と一緒にプリマドンナにならないか。」っていうのは、俺のプリマドンナにならないかというより、俺と一緒にいればプリマドンナになれるぜって感じだと思います。

それでは和訳をどうぞ。

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California Snow – Weezer 和訳と紹介

Weezer モダンなサウンドとオルタナが絡み合う。

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「カリフォルニア・スノウ、決して俺を離さない。」

サウンドについて
イントロのキラキラしたエレクトロのサウンド、woo!という最近のヒップホップのような掛け声。モダンな楽曲の雰囲気を感じさせますが、Verse2は1stアルバムの頃からやっているような、ポスト・Pixiesのようなオルタナティヴ・ロック風のテイストを感じさせます。サビのメロディラインも結構Weezerっぽいですよね。

歌詞について
California Snow“、そのまま「カリフォルニアの雪」という意味です。それがどういう意味かは、、すみません、わかりません。全体的によくわかりません、、ロックバンドの歌詞なんてそんなものですけど。というか、曲名は必ずしも意味があるわけじゃないんですよね、メッセージに関係のないフレーズを中心に持ってくるパターンは多々あります。ブリッジが一番意味がわかりやすいので、その辺りを読み込んでいきたいです。

それでは和訳をどうぞ。

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Head Above Water – Avril Lavigne 和訳と紹介

Avril Lavigne 5年ぶり。カムバックの新曲は困難に立ち向かう意志。

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「眠りに落ちるには、若すぎるの。」

サウンドについて
モダンな構成の楽曲ですね。ピアノ中心で、ストリングスが入ってきて、どんどん盛り上がっていきます。サビのリバーブを強くかけたスネアも壮大さを演出しますね。バースの拍数も面白いです。拍数でいうと、4-2-4-4で一回しになっています。しかも2拍詰めるところの印象は、違和感ではなく、上品な感じがしますよね。理由は歌のアクセントが先ほど書いた拍数の倍で取っているからでしょうか。すると3-4、歌の部分は3拍子、間のピアノは4拍子になります。ゆったりとした3拍子は優雅な印象を与えます。

歌詞について
Avril Lavigneにとって5年ぶりのカムバック楽曲です。曲名の”Head Above Water“は、「頭を水の上に」という意味です。嵐が楽曲のモチーフになっており、溺れないように進んでいくという意志が込められた楽曲名です。「神さま、助けて」のような助けをこうようなフレーズが散見する一方で、Verse1の二回し目冒頭の “my life is what I’m fighting for” や、大サビの一回し目の最後 “I’m too young to fall asleep” など、負けん気は健在です。

“what I’m fighting for” について、他サイト様で誤訳を見つけたので、読者のみなさんが混乱しないように解説します。fight for xx で、xxの為に戦うという意味があり、xxは直前のwhat、つまりmy lifeを指します。言い換えるのなら、”I’m fighting for my life”、「自分の人生を生きる為に闘っている」という強い気持ちが現れてます。

それでは和訳をどうぞ。

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Everybody’s Trying to Be My Baby – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 4thアルバムを締めくくるのは、やっぱりロックンロール。

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「みんなが俺の女になろうとしている。」

サウンドについて
Honey Don’t(和訳)“と同じく、カール・パーキンスのカヴァー楽曲です。バースの頭にブレイクの決めがあるブルース進行はかっこいいですよね。初期ビートルズは、ほとんどのアルバムの最後の楽曲でカヴァーのロックンロールを演奏しますね。

歌詞について
モテ男の武勇伝みたいな歌詞ですね、、、でも流石に盛りすぎでしょ(笑)。朝の4時半に50人の女性がドアに押しかけてるって何事、、。一晩で19回デートなんて、1回何分だよ、、。ロックンロールだからアリなんでしょうか。

それでは和訳をどうぞ。

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What You’re Doing – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles イントロとアウトロの印象的なリズムパターンは…!?

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「君が俺に何をしているのか見てごらんよ。」

サウンドについて
イントロのドラムのリズムパターンは…!Revolverに収録されている”Tomorrow Never Knows”のリズムパターンじゃないですか!ここが初出だったんですね…!アウトロもこのパターンで刻まれていて、お気に入りのフレーズだったんだろうな、、なんて妄想が膨らんでいきます。

歌詞について
好きな女の子に振り回される男の歌です。サウンドは明るめだから、悲しい感じはしないですね。お互いが噛み合う恋愛なんて珍しいですよ、きっと。

それでは和訳をどうぞ。

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I Don’t Want to Spoil the Party – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 跳ねたギターが気持ちいいフォークソング。

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「彼女が現れなかった。落ち込んでいる姿を見せたくないから帰るよ。」

サウンドについて
アコースティック・ギターとエレキ・ギターの掛け合いのイントロがかっこいいですね。個人的な好みなんですけど、ギター二本でやるイントロってめちゃくちゃかっこよくないですか。ライブでやるときに、二人で息を合わせて始めようとするところまで大好きです。。

歌詞について
I Don’t Want to Spoil the Party“は、「パーティを台無しにしたくない」という意味。約束した女の子がパーティ会場に現れなくて、落ち込んでいる様子です。落ち込んだ姿を見せて、パーティを台無しにしたくないから、パーティから出ていくという歌です。コーラスでは、傷つけられたけれど、まだ愛していると歌っています。人を好きになったり、嫌いになったりは不思議なもので、優しくされたからといって好きにならないし、傷つけられたからといって嫌いにもならないものです。

それでは和訳をどうぞ。

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Every Little Thing – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 愛の幸福を噛みしめる。

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「全ての些細なこと。彼女は俺のためにしてくれるんだ。」

サウンドについて
アコースティック・ギターが中心のラブ・ソングです。バースにはドラムが入っておらず、アコースティック・ギターでリズムを出しています。そのままピアノが入ってきて、サビではドラムも。低音が響く太鼓も入っていますね。この頃から色々な音を使ったサウンドアレンジに拘っていたんですね。

歌詞について
彼女の横を歩けていることを、ラッキーな奴だと周りが言ってきて、素直に受け入れる曲です。幸せの余裕たっぷりですね。なぜって”Every Little Thing“、全ての些細なことを自分の為にやってくれている。彼女が愛してくれていることがわかるから。素敵なラブソングです。

それでは和訳をどうぞ。

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Honey Don’t – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles カール・パーキンスのロカビリーをカヴァー。

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「その気がないのに、そんなことを言っちゃダメだよ。」

サウンドについて
少し長めのロックンロールです。”Honey Don’t“と歌っている部分はシンプルなロックンロールですが、その前にⅠとⅥ♭を繰り返すフレーズが追加されています。シンプルなジャンルながら、いろんな工夫をして音楽は育ってきたんですね。カール・パーキンスのカヴァー楽曲ですが、アルバム最後の楽曲 “Everybody’s Trying to Be My Baby(和訳)” も同じミュージシャンのカヴァーです。

歌詞について
小悪魔に騙されているような歌ですね、、。”Honey Don’t“、ハニーに対してそれはダメだよと言っている楽曲です。言葉では嬉しいことを言ってくれるけれど、態度が異なる女の子の歌。最後には夜に抜け出して遊びに行っています。なんとも辛いラブソングですね。ロックスターも惚れた女には弱いものなんでしょう。

それでは和訳をどうぞ。

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Words of Love – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles バディ・ホリーのカヴァー。2分間のショート・ソング。

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「君が優しく、誠実に伝えてくれる愛の言葉たち。

サウンドについて
バディ・ホリーのカヴァー曲です。2バースしかないシンプルな楽曲です。ロックンロールやブルースだったら、8小節がふた回しあって、間奏があればそれなりのボリュームの楽曲に思えますが、こういうポップスだと短い曲に思えますね。勢いと大雑把さでしょうか。

歌詞について
みじかーい。これだけ短いと特に書くこともないんだよな、、。”Words of Love“は愛の言葉たちという意味。そのままのラブソングです。以上。

それでは和訳をどうぞ。

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Eight Days a Week – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 語らずとも知られた名曲の、フェードインのイントロがヤバすぎる。

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「一週間に八日でも足りないくらい愛してるんだ。」

サウンドについて
誰もが聞いたことのある楽曲だと思うんですけれど、アルバムの中でも再生された瞬間に異彩を放っています。エレキギターのフレーズが微かに聞こえてきて、三連符の単音ベース、アコースティック・ギターと共にどんどん近づいてきます。コード感も拓けたような、深みのある明るい響きです。語る必要もないほどの名曲は、この素晴らしいイントロから始まります。

歌詞について
Eight Days a Week“ってタイトルが素敵ですね。「一週間に八日」、矛盾した表現に気持ちが強く表現されています。内容はいつも通り、君が好きだってだけで普通の楽曲なんですけど、こういうキラー・フレーズが一つあるだけで名曲になりますね。ちなみに、正確には「一週間に八日」ではなく「一週間に八日でも足りない」とまで歌っています。矛盾して更に突き抜けてます。

それでは和訳をどうぞ。

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