Whatever – Oasis 和訳と紹介

Oasis 不朽の名曲。何だってできる、何にだってなれる。

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「俺は何にだってなれる。歌いたければブルースだって歌う。」

サウンドについて
ストリングスが入っているくらいで、特に凝ったことはしていない楽曲です。メロディも起伏が少ないし、キャッチーなギターソロもありません。コードも定番のカノンコードで、真新しいものはほとんどありません。強いて言えばロックンロールのテイストを感じるくらいです。なのに、こんなに胸を打つのはなんででしょうね。本当に不思議なメロディセンスを持ったバンドだと思います。ボーカルラインも、裏メロも、リフも。久々に聞いたら、思っていた以上にあっさりした楽曲でびっくりしましたが、本当にいい楽曲だと思いました。

歌詞について
Whatever“、何であっても、という意味です。オアシスが歌い続けているテーマの一つ、「やりたいことをやる」がテーマの楽曲です。何にだってなれる、何だって選べる。歌いたければブルースを歌う。Bメロ(?) が特にですけれど、全体的に純粋な若さを感じます。とても綺麗な青色。ストリングスの澄んだサウンドが、歌詞をさらに彩っているように感じます。

それでは和訳をどうぞ。

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【和訳付】Oasis 全オリジナルアルバム・全曲を紹介

Oasis 90年代から2000年代にかけて活躍したロックンロール・スター。

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もしあなたがロック好きならば、オアシスは避けては通れないバンドです。好き嫌いを抜きにしても、レディオヘッドやブラーなどと同世代のイギリスのバンドで、他のどのバンドよりもロックンロールを、そして「歌」をやっていたのは間違いなくオアシスでしょう。乱暴で話題に事欠かない二人のフロントマン。リアム・ギャラガーは美しい性質と乱暴な歌い方、ロックスターを体現した振る舞いと繊細なバラードを手がけるソングライティング能力。ノエル・ギャラガーはメイン・ソングライターとして数々の美しいメロディと美しい言葉を生み出してきました。しっかりと高音域が伸びていく歌声で自身がボーカルを取ることも。音楽性をとっても、話題性をとっても、とても優れたロックンロール・スターでした。

そんなオアシスのオリジナル・アルバムの全曲を和訳しました。各アルバムに簡単なコメントを添えて、この記事で紹介したいと思います。

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Soldier on – Oasis 和訳と紹介

Oasis アルバムを締めくくる、静かでクールなサウンド。

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「昼が来る。夜が来る。俺は立ち去る。」

サウンドについて
ベースラインがクールですね。ボーカルにディレイがかかっているのが面白いです。曲の半分くらいは歌がなく、アルバムの余韻を作り出すかのように、同じビートの上にミニマルに楽曲が変化していきます。こういうサウンドも初めてですよね。とても新しいアルバムであっただけに、解散が改めて残念に思えます。

歌詞について
ほとんどずっと “Soldier on” って言っているだけです。特に意味はないんじゃないでしょうか。書くことも特にないです。。。

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それでは和訳をどうぞ。

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The Nature of Reality – Oasis 和訳と紹介

Oasis 短いながらに濃縮されたボリュームと哲学。

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「実在の本質。それはお前の心の中だけにある。」

サウンドについて
実質3分程度しかない楽曲ですけど、なぜか聞き応えあるんですよね。私だけでしょうか…?メロディも一つしかないし、2.5回しか繰り返さないのに、、なんででしょう。リフがしっかりしていることや、ビートが重ためなことが関係しているんでしょうか。テンポがゆったりとしているのも関係ありそう。

歌詞について
短いのにガッツリ哲学詰まってますねー。”The Nature of Reality“、実在の本質、、。タイトルからしてパワーワードですね。そして結局それは各々の心の中にだけ存在しているってことを主張しています。哲学の話の入門とかでよく話される内容ですよね。「リンゴは赤い」という言葉上の認識は共通のものとして、本当に同じ赤を見ているんだろうかという有名な問いです。あなたが赤だと言っているものは、私にとっては実は青かもしれない。全く違うものが見えているのかもしれない。同じものを見ていることは証明しようがない、、。そんな問いです。

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Ain’t Got Nothin’ – Oasis 和訳と紹介

Oasis ラスト・アルバムで披露したロックンロール。

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「欲しいのは真実だけだ。」

サウンドについて
アルバムで一番シンプルなロックンロールですね。この曲めちゃくちゃ好きです。単純にかっこいい。シンプルなギターリフと、リフを追いかけた変則的なビートがかっこいいです。ギターの音色がめちゃくちゃかっこいいですね。間奏もかっこいいですよねー。他のアルバムで言えば、例えば The Meaning of Soul(和訳&MV) 的な立ち位置なんですけど、リード曲くらいのインパクトがありました。

歌詞について
シンプルな楽曲通りの、シンプルな歌詞ですね。かっこいいフレーズがたくさん散りばめられている歌詞って感じです。こういう楽曲に思想を込めるとかって、難しそうですよね。全ての楽曲に意味がなきゃいけないのも息がつまりそうですし。ロックンロールのスタイルを感じられればよいですね。

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To Be Where There’s Life – Oasis 和訳と紹介

Oasis ダラっとしたサイケデリックなサウンド。シタールのような…?

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「俺たちは目覚める、人生のある場所で。」

サウンドについて
シタールのような音のイントロで始まるこの曲、曲中でもシタールのような音が鳴っているのですが、リアムの子供のおもちゃの音らしいです。キッズ向けサイケデリックですね(笑)。展開なんてないこの楽曲。ずーっと同じテンションで、パズルみたいに同じメロディを使いまわしています。箸休め感あります。

歌詞について
不思議な歌には不思議な歌詞が付いているものですね。つかみどころがないような文章です。Verse4からでいいですよね、絶対。私たちの誰もが元々いた場所で目覚める歌です。”To Be Where There’s Life“、人生がある場所に向かって。アルバムタイトルの”Dig Out Your Soul“という言葉が登場しますね。

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Falling Down – Oasis 和訳と紹介

Oasis シリアスなアコースティック・バラード。

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「俺の知っている全てのものに降り注ぐ。」

サウンドについて
イントロだけやたらサイケデリックですね。空間系エフェクトのディレイ・タイムをいじると、あんな感じのキュルキュル音がなったはずです。ノエル・ギャラガーがライブでたまにやってるやつですね。曲が始まれば、サイケデリックではないですね。マイナーキーのシリアスなアップテンポのバラードです。だけど、なかなか新しいサウンドですよね。やっぱり進化していくオアシスがもっと見たかったと思ってしまいます。

歌詞について
Falling Down” は落ちるという意味です。オアシスの歌詞の中に結構登場するワードですよね。夏の太陽や、別れが「俺の知っている全てのもの」に降り注ぐと歌っています。I’m Outta Time(和訳&MV) もでしたが、終わっていくことを感じ取っているような歌ですね。なんとなく感じていたんでしょうか。それとも別の意味があるんでしょうか。サビの一行目、「大げさな車輪」と訳しましたが、これはイディオムで、直訳だと「蝶々を潰すための車輪」という単語になっています。元々の言葉と少し違うのですが、些細なことに大げさな手段をとるというイディオムの変形だそうです。

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(Get Off Your)High Horse Lady – Oasis 和訳と紹介

Oasis 喧嘩の腹いせ?ブルージーなサウンド。

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「傲慢な態度をやめなよ、お嬢さん。」

サウンドについて
ハンドクラップ!ハンドクラップのビートの楽曲なんて今までありましたっけ?これまた、やったことのないサウンドに挑戦していますね。ギターフレーズもブルースっぽいです。12小節のメロも王道ブルースと同じ尺ですね。間奏のコード進行は完全にブルースです。そう考えると、バースのワンコード・ブルース感が面白く思えてきますね。

歌詞について
本人がインタビューで言ってたらしいのですが、喧嘩の腹いせで作ったらしいです。ちょっと拗ねて、でも明日には許してることが自分でもわかってそうなあたり、ノエル・ギャラガーらしいですね。Married With Children(和訳&MV) と似た様子を感じます。”(Get Off Your)High Horse Lady“、High Horseで傲慢、偉そう、高飛車な態度という意味があります。

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I’m Outta Time – Oasis 和訳と紹介

Oasis リアム・ギャラガー、オアシス時代の集大成のバラード。

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「もし俺が倒れたら、そばで讃えてくれるか。」

サウンドについて
乱暴な歌い方で、ステージ上でも、ステージを降りてもロックンロール・スターのリアム・ギャラガーが、こんなに美しいバラードを書くなんて、1stアルバムの頃に誰が想像したでしょうか。実際はリアム・ギャラガーの書く曲はバラードが多かったですよね。この繊細さを持っているからこそ、素晴らしいシンガーでありえたんでしょうね。この楽曲はジョン・レノンに捧げる楽曲のようで、アウトロでジョン・レノンのインタビューがサンプリングされています。

歌詞について
とても切なくて儚い歌です。なんでこんな歌うたうの。。しかも(偶然にも?)ラスト・アルバムで。歳をとったこと、続けてきたこと、難しくなってきたこと、終わっていくこと。そんな歌です。「もし俺が倒れたら、そばで讃えてくれるか。」なんて切なすぎます。かっこよすぎます。”I’m Ouuta time” = “Out of time” は時間切れという意味を持っています。

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The Shock Of The Lightning – Oasis 和訳と紹介

Oasis 突き刺さるようなサイケデリック・ポップチューン。

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「目も眩むような光の中へ落ちていく。」

サウンドについて
シンプルなリフがめちゃくちゃかっこいいですね。シンプルというか、2音しかないんだけど。長3度と短3度=メジャーキーとマイナーキーを混ぜ込んだ、ロックンロールらしいリフです。エイトビートのダウンストロークもキマってます。あと、今回のアルバムは歌メロを利用したギターソロが多いですね。ミニマムな曲作りにした結果、間奏用のフレーズを入れない選択をとったんでしょうか。

歌詞について
The Shock Of The Lightning“、直訳だと「稲妻の衝撃」みたいな感じです。目も眩むような輝き、くらいのニュアンスでいいと思います。楽曲中では “I feel love in the shock of the lightning”、「Shock Of The Lightningの中で愛を感じている」と使われています。全体的にそんなに意味がある歌詞ではないと思います。ただ、一つ一つの言葉がかっこいいですね。

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