Bring It On Down – Oasis 和訳と紹介

Oasis パンクサウンドと鋭いメロディ。誰もが追随したブリットポップサウンド。

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「お前は除け者にされた。俺がそいつらの生活をスクラップにしてやるよ。」

サウンドについて
ハイテンポ、ディストーションギター、鋭い曲調にわかりやすいメロディ。以降量産されていくブリット・ポップのサウンドの礎となった曲の一つであることは間違いないと思います。リアルタイムではないのですが、10年以上前に聞いていた当時、あまり好きな曲ではなかったのですが、好きな人は本当に好きなサウンドだと思います。アジカン好きな友達はこの曲が大好きだと言っていました。ブリットポップですしね。

歌詞について
まさに労働者階級出身のロック・スターって感じの歌詞ですね。除け者や、底辺、招かれざる人たち。そして自分の為に、ソールで踏んづけて、頭を水槽にぶち込んでます。わお。”Bring It On Down” は「やりきる」という意味で使われることが多いらしいのですが、”bring it on” で「かかってこい」とも使われます。

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Supersonic – Oasis 和訳と紹介

Oasis ヒットシングル。マッド・チェスターを感じさせるアルペジオに重低音サウンド。

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「言いたいことを言う方法を見つける必要がある。明日になる前に。」

サウンドについて
イントロのギターの弦を緩めていくような音、綺麗なアルペジオの響きから、低音が強調されたディストーション・サウンドが入ってきます。他の曲と音作りが結構違ってびっくりしますね。そして独特な空気感。。ややダークなサウンドに、脱力した雰囲気があって、とてもクールです。そしてサビ後のギター・フレーズは George Harrison の My Sweet Lord から引用していると思われます。いいフレーズですね。

歌詞について
Supersonic” って一体なんなんでしょうか…?そのまま訳すなら、「超音速」です。ファースト・アルバムの他の曲でも歌っているように、彼ら自身が感じている特別な感覚をさしているんでしょうか。ジントニック飲んでたり、アルカセルツァー飲んでたり、ビッグ・イシュー売ってたり、、。やや退廃的な雰囲気も感じられます。ある人の解釈では、労働者の憂鬱感とかを歌っているんじゃないかって。

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Columbia – Oasis 和訳と紹介

Oasis マッド・チェスター感満載のダンサブルなロックンロール。

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「俺の感覚は教えられない。俺の感覚はすごく新しいから。」

サウンドについて
ストーン・ローゼスなどを代表するダンサブルなロック、マッドチェスターと呼ばれる時代の音楽の影響を強く感じる曲です。一世代前のロック・スターですし、そりゃ影響受けてますよね。私にとってもお気に入りの曲の一つです。サビで地声とファルセットでハモっているのがめちゃくちゃかっこいいです。

歌詞について
Columbia” といえば、コーヒーとコカインでしょうか…?だとしたら、マッドチェスターのサウンドにはハマる曲名ですね。歌っている内容は、他のファーストアルバムと変わらず、「俺は特別だ」です。クスリを使ったみたいに新しい感覚を感じていたんでしょうね。実際に新しいセンスとして、この後の音楽シーンを引っ張っていきましたしね。

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Up In The Sky – Oasis 和訳と紹介

Oasis ファースト・アルバムのリフものといえばこの曲。

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「ヘイ、ユー。空高く舞い上がるんだ。」

サウンドについて
イントロのリフが曲中で繰り返されています。こういうリフものの楽曲って、なんとなくオアシスめちゃくちゃありそうな気がするけど、アルバム4曲目まで出てこないんですね。勢いがあってかっこいい曲ですね。ブリッジのアコースティック・ギターのアルペジオがセンス良すぎます!

歌詞について
Up In The Sky” は空まで登っていくイメージです。Rock N’ Roll Star のCメロを引き伸ばしたような歌詞の要旨を感じました。「俺は特別だ」みたいな、ロックスター感溢れるメッセージを飛ばしながら、「俺の世界へようこそ」みたいな、男気溢れる歌詞です。

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Live Forever – Oasis 和訳と紹介

Oasis 最初期の傑作バラード。永遠に生きていたい。

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「誰も見たことのないものを見よう。お前と俺は永遠に生き続けるんだ。」

サウンドについて
本当に素晴らしい曲だと思います。こういう曲、オアシス以前にも以後にもないですよね。コード進行も展開もほとんどありません。だけどこんなにも普遍的に胸に届く音楽なのは何故なんでしょうね。Aメロのリード・ギターのフレーズが1番、2番と増えていくのも素敵です。ギターソロは最高です、アジカンがパクるほどに(笑)。あとリアムのファルセットも初期ならではですねー。

歌詞について
ノエル自身が語っている、母親を称える歌だとか、当時の音楽シーンへの想いなどはウィキペディアとか参考にしてください。バースの歌詞がとても美しいと思いました。全てのバースで同じ歌詞を歌っています。歌い出しの「庭のことなんて本当は知りたくない」っていうのは、どっちなんでしょうか。よくある「天気の話批判」なのか、「庭じゃなくて、お前のことが知りたい」なのか。はたまた…。

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Shakermaker – Oasis 和訳と紹介

Oasis 気だるいボーカルとサイケな雰囲気。

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「俺と一緒にシェイクしてくれ。」

サウンドについて
なんだか引き伸ばして作ったような雰囲気のサウンドですね。ビートルズの I’m Only Sleeping みたいな。それは本当に引き伸ばされているんだけどね。イントロのアルペジオはサイケ100パーセントって感じだけど、歌が入ってくると、コード進行とかもありロックンロール感が一気に出てきますね。Cメロも最高にメロディアスでかっこいい!

歌詞について
普段から「歌詞に意味なんてない」と言っているノエル・ギャラガーですが、この曲には本当に明確な一つのメッセージは込められていなさそうです。だけど言葉には意味があるし、言葉を選ぶことには意味があります。例えば歌い出しや、最後のバースにはわかりやすいメッセージが表れていますよね。どれが言葉遊びで、どれが目くらましで、どれが溢れた本音なのか。色々な曲を聞いたり、インタビューを見たりして、人柄を想像するのは楽しいです。

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Rock N’ Roll Star – Oasis 和訳と紹介

Oasis ファースト・アルバムの一曲目で、自らをロックンロール・スターだと歌い上げる。

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「今夜、俺はロックンロールスターだ。」

サウンドについて
ピストルズのようなパンキッシュなディストーション・ギターを、これでもかというほど厚く重ねて、印象深いリフと、シンプルなのに他の誰でもないメロディを乗せるオアシスのスタイルの始まりの一曲です。パンクバンドみたいなサウンドなのに、リアム・ギャラガーの声質がメロディを美しく彩りますね。乱暴な歌い方なのに、綺麗なボーカル・ラインです。アウトロがサイケっぽい!笑

歌詞について
ファースト・アルバムの一曲目で 俺は “Rock N’ Roll Star” だなんて、かっこよすぎるでしょう。本当になっちゃったから、さらにすごい。Bメロで他人から批判されることを歌っていることから、もしかしたら自分の中の雑念・弱い心を振り払うために、こんな歌を自信満々に、高らかに歌い上げたのかもしれませんね。他の和訳サイト見てると、Cメロちょっと適当だなって思います。。” be down with ~” はイギリスの話し言葉で、 「~をよく理解している」といった意味を持っています。

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Hey Look Ma, I Made It – Panic! At The Disco 和訳と紹介

Panic! At The Disco 夢を叶えたミュージシャンの歌。

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「ヘイ、俺を見ろよ。やってやったぞ。」

サウンドについて
四つ打ちでノリの良いサウンドですね。構成もよくある感じで、聴きやすくて気持ちいいです。サビのオブリやコード進行がフックが効いていて面白いです。オブリは3小節目で裏拍になるのがドキドキするし、コードは3小節目の3拍目で不安定な感じのするコードに移動するのがドキドキします。

歌詞について
自分の成功を歌っていますが、ネガティヴ・ワードも盛りだくさんですね。1バース目では自分をレコードレーベルに務める売春婦だと揶揄したり、2バース目では自分の成功と周りの仲間や敵について歌っています。MVも不安な終わり方をしていますし、、。何があっても、悩みや不安はつきものなんでしょうね。

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All The Time – The Kooks 和訳と紹介

The Kooks 四つ打ちビートなのに、ロックンロールを感じる。正統派UKサウンド。

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「お前が欲しい。いつでも。」

サウンドについて
イントロの雰囲気はファンクっぽいですね。ビートは四つ打ちで、シンセサイザーの音もあるので、今っぽいダンサブルなエレクトロ感もあるんだけど、隠しきれないUKロック感。もちろん良い意味です。バンド自体が減ってきているし、現代のサウンドでかっこよく鳴らすバンドも少なくなってきている印象なので、こういうバンドを聴くと嬉しくなりますね。エレクトロも最高だけど、バンド・スタイルも負けずにかっこよさを魅せつけてほしいです。

歌詞について
バースのワイルドなサウンド、歌い方が歌詞全体の雰囲気とマッチしていますね。プレコーラスやサビはワイルドな雰囲気じゃないけれど、出だしの雰囲気って大事なんだと思いました。お気に入りの歌詞は2番のバース。「〜みたいだ」って訳していますけれど、原詩はもっとストレートです。お前の香りが俺に花を贈る、、くらいの勢い。flowers も wine も月並みだけどオシャレな名詞ですよね。ロックみたいな不器用なサウンドには、月並みな言葉が逆に不器用なかっこよさが強く出るんですね。曲名の “All The Time“は「いつでも」という意味。これまた大雑把で、いいですね。笑

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Hollywood – Gorillaz 和訳と紹介

Gorillaz ロー・テンションのエレクトロ・ビート。Snoop Dogg が参加。

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「ジェラシーはお前にバイブスをぶち壊させる。」

サウンドについて
Gorillaz は息が長いバンドだけど、一ミリも古さを感じませんね。チル系のサウンドがクールです。スヌープ・ドッグのラップもイケていますね。やっぱり本職の一流の人は違うなーと思います。リズムの取り方はもちろんだけど、言葉の選び方も。じっくり聴く系の曲じゃないけれど、プレイリストに入れたくなる曲です。

歌詞について
結局 “Hollywood” ってなんなんでしょうか。歌詞や曲名のパターンとして、言いたいことがハッキリある場合に、全く関係のないけどインパクトのある言葉で柔らかくする手法がありますけれど、そのパターンなんでしょうか。スヌープ・ドッグも「ジェラシー」に触れているし、「ジェラシー」がテーマのような感じもありますね。個人的に印象深いのはイントロの歌詞。フリーキーもギークも、何かに夢中になっている印象のある言葉です。そんな人たちのことを「美しい」と言って、最後には「みんな手を叩け」と言っています。誰でも本当は好きなことがあるんだろ?って言われているような気分になりました。

それでは和訳をどうぞ。

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