I’d Do It All Again – Corinne Bailey Rae 歌詞の和訳と紹介

Corinne Bailey Rae  “Like A Star” のアンサーソング ?

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「私はもう一度やり直すだろう。」

サウンドについて
曲の始まり方と終わり方が “Like A Star” と似ている。ギターのアルペジオも何となく思い出させるし、曲の初めの音(キーの4度=ドがキーならファ)が曲の始まりとしては不思議 → 何かしら前の文脈を引き継いでいるように感じさせられる。あと全然違うんだけど、何故かJeff Backley のカヴァーした The Smiths の名曲 “I Know It’s Over” を思い出した。興味のある方は是非。(私はThe Smithsのファンです。笑)

歌詞について
注目したいのはサビの直前。”Someone to love is bigger than ~” と表面的には愛の素晴らしさを語っている文章だが、 “than” 以降 = “〜よりも” の部分に意識が向いてしまって、愛の苦しさを語っているように思える。そしてサビの “I’d do it all again = (それでも)私はやり直すだろう” の重みが増している。サビ終盤のキャンドルの箇所だが、火をつけるのではなく、燃やし切ってしまう的なニュアンスがさらに引き立てている。曲を書いたのは旦那さんの生前、大ゲンカした時だったらしいけど、今どういう気持ちで歌っているんだろう。喧嘩といえば “Like A Star(歌詞はこちら)” で “We do it all the time” 、文脈を踏まえて訳すと “いつもあなたとだけは喧嘩してしまう” と歌っている。言い回しも少し似ている。なんか繋がった(笑)

それでは和訳をどうぞ。

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Breathless – Corinne Bailey Rae 歌詞の和訳と紹介

Corinne Bailey Rae コードの響きが美しいバラード

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「あなたに名前を呼ばれると息ができなくなる」

サウンドについて
バースの4小節区切りの進行 Ⅱ♭M7 → IM7 はシンプルかつお洒落なので大好き。サビの二つ目のコードもマイナー感の漂う響きでとてもよい。こういう音を使う最近のミュージシャン、あまり知らない。あとCメロでベースとドラムが急に音を切ってグルーヴィーになるのも好き。

歌詞について
コリーヌって強がりだよなあっていつも思う。”I want you to be mine” ってなる前に、いろいろ考えちゃう感じが魅力的であり、めんどくさくもあり..? サビの3行目に関して一つだけ補足。”特別な力” と訳したが、元の歌詞は “chemistry, energy, a synchronicity” と歌っている。めっちゃ意訳すると、「相性バツグン!」って感じです。

それでは和訳をどうぞ。

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Horse Print Dress – Corinne Bailey Rae 歌詞の和訳と紹介

Corinne Bailey Rae プリンス風の煌びやかなポップソング

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「あなたの愛にくすぐられてる。」

サウンドについて
コリーヌは暗い曲(というより深い?)が多い一方で、案外キラキラした音が好きな印象がある。それはプリンスが好きなことが影響しているのだろうか。プリンスの “I Wanna Be Your Lover” のカヴァーもしてるコリーヌだが、この曲のサウンドもとてもプリンス的だ。スキマの空いたビート上に、人間味のある歌声、その裏で高めで耳障りのいい音色のキラキラした裏メロがたくさん散りばめられている。アウトロの16分のベターっとしたギターカッティングはプリンスが “Sexy M.F.”などで用いたカッティングパターンだ。

歌詞について
タイトルの”Horse Print Dress” がどんなドレスかは画像検索すればわかるけど、どんな意味があるんだろう?可愛いってだけだろうか?この曲の舞台は部屋、それもベッドの近くだけだ。それなのにバースで描かれる風景はとてもステキだ。

それでは和訳をどうぞ。

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Paris Nights / New York Mornings – Corinne Bailey Rae 歌詞の和訳を紹介

Corinne Bailey Rae キュートなポップロックチューン

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「愛で満たされた夜に思い切り飛び込もう。」

サウンドについて
ラフなギターカッティングとオルガンから始まるのこ曲、ビートも古いロックを感じさせるラフなビートだ。ブラックミュージック感を強く感じるコリーヌだが、こういうところでイギリス人だなあと思わされる。ちなみにコリーヌはLed Zeppelinのファン。Bメロで “天国への階段” のギターリフをサンプリングしている。

歌詞について
初めの言葉が “Breakfast at Mickey’s“、「ティファニーで朝食を」のもじりから始まるキュートなラブソングだ。曲中に2回登場する雨の中の描写は「ティファニーで朝食を」のラストシーンとかけているのだろう。コリーヌの凄さは名詞力だと思っているが、この曲ではキュートで煌びやかな方向に振り切れている。数多くの名詞で雰囲気を作り上げて、粋な言い回しを引き立てているように感じる。語るとキリがなくなるけれど、一つだけ補足を。二行目に、”Elbows on the greasy table cloth(油っぽいテーブルクロスに肘をついて) ” とあるが、これは”Elobow greas(力仕事)” という成句を長くした言葉遊びだ。

それでは和訳をどうぞ。

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Closer – Corinne-Bailey-Rae 歌詞の和訳と紹介

Corinne Bailey Rae スクウェアの16分が気持ちいいR&Bチューン。

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「あなたに近づきたい。」

サウンドについて
コード進行もリズムパターン全く変わらない。本当に音数とメロディ、歌い方だけで展開が生まれている。もっとも注目したいのは、思わず体を動かしてしまうグルーヴだ。イントロのギターカッティングから気持ちのいいリズムだ。8拍目の裏に必ず置かれるアクセントもよい。

歌詞について
束縛したい気持ちと、自由にさせたい気持ちという矛盾を抱えるのが恋だ。どうするのが正解なのかはわからないが、「近づきたい」「もっと近づきたい」という気持ちだけは本物だろう。

それでは和訳をどうぞ。

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Trouble Sleeping – Corinne Bailey Rae 歌詞の和訳と紹介

Corrine Bailey Rae , 70年代の女性シンガーを思い出させるノリのよいバラード

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「恋に落ちたなんて言わないわ。」

サウンドについて
ノリのいいサウンドなので、とても聴きやすい。キャロルキングやカーペンターズを思い出すようなサビのメロディだ。コード進行の変化はほとんどない。循環している進行の後半IM7→I6がいい味を出している(6thの音はサビメロの最終音だ)。サビメロのノリの良さの秘密はメロディの区切り方にもあると思う。音階が上がってから下がるまで,休符が入るまでを一つのブロックとしてみると、サビの構成は0.5小節→0.5小節→1小節→2小節を2回繰り返す構成になっている。前半が小刻みで、徐々に長くなっているので、最後の2小節もノリのよいテンポに聴こえる。(もちろん裏拍とかもあるけど)

歌詞について
恋に落ちたことを決して認めたくないといった歌詞だ。Cメロの感じだと、恋で傷つくのが怖くて臆病になっている歌だろうか。2番のバース、必要なのはセラピーや薬だと言っているのに、本当に必要だと思っているのは好きな人なんだろうなって思わせるから文章は面白い。「〇〇だけ」みたいに、必要以上に極端な断言は強がり→本心じゃないと思わせる表現だ。

それでは和訳をどうぞ。

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Like a Star – Corinne-bailey-rae 和訳と紹介

Corinne Bailey Rae 切なさと困惑を感じるラブソング。

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「あなたは夜空を横切る流れ星のよう」

サウンドについて
どうしてこんなに悲しいサウンドなんだろう。切なさにしては暗すぎる。重たすぎるベースの音色、マイナーキーのコード進行、感情のこもった歌声、、。アコギ、ストリングス、コーラス、アコギ単音、オルガン、、とサウンドが次々入れ替わり、静かなバースを挟んでから、最後に大きく盛り上がるのがとてもいい。

歌詞について
「切なさ」というより「困惑」の方が近いのかもしれない。「あなたとだけ喧嘩してしまう」「あなたにだけ心を許してしまう」ことの理由がわからないと歌い、最も静かなバースで、その理由がわかったと歌い上げる。愛しているとはハッキリ言葉にしないが。初めと終わりで歌われる歌詞も気に入っている。愛しい人を例える中で、「夜空の流れ星」「本の中の天使」「心に流れる歌」に並べて「手にこびりついた油」が入っている。ファンタジーのような言葉に続けて、①現実的な言葉 ②洗っても取れない ③汚い≒素敵なだけじゃない、そんな言葉が出てくるところが面白い。自分の感情に対して、すぐに「恋」という周りから得た正解に飛びつかずに、自分の価値観で向き合ったからこそ出てくる言葉だろう。しかし、コリーヌは恋愛感情にマイナスのイメージを持っているのだろうか?

それでは和訳をどうぞ。

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Stop Where You Are – Corinne Bailey Rae 和訳と紹介

Corinne Bailey Rae、アコースティックなバースと歪ませた壮大なサビを持つポップス。→Taylor Swiftを思い出させる。

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「あなたの周りの全てが輝いているの」

サウンドについて
シンプルな曲から凝った曲まで、質の高いポップスを作り続けている Corinne Bailey Rae 。アコースティックギターと歌から始まるこの曲は、AメロからBメロにかけてピアノやオルガンなど最小限の楽器しか使われていない。それがバンドがインして盛り上がるサビを引き立てている。この曲の放つ強烈な王道ポップス感はサビのメロディの構成にあると思う。(音型A)+(音型A)+(音型B+音型B)+(解決するメロディ)という構成は多少変化はあるが、 Avril Lavigne から Taylor Swift までポップスシンガーが使いこなしてきた構成だ。

歌詞について
ポップスには「頑張ろう」みたいなメッセージの歌が多いが、 Corinne Bailey Rae が歌うメッセージは “Put Your Records On” の頃から変わらず、ラフに生きることを歌っている。言葉や比喩のチョイス、歌詞中で述べている出来ることや出来ないことのスケール感が説得力を生み出している。

それでは和訳をどうぞ。

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Put Your Records On – Corinne Bailey Rae 和訳と紹介

Corinne Bailey Raeのヒット曲。ルーツにどこかジャズを感じるポップス。

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「あなたの好きな曲をかけて。リラックスしてね。無理する必要はないわ。」

サウンドについて
清々しいくらいにポップスだ。Norah Jonesをポップスに寄せた感じというとわかりやすいだろうか。アコースティックギターのイントロから始まるこの曲、コードも Ⅰ – Ⅱ – Ⅳ のキャッチーな明るい進行だ。Bメロでは少し切ない響きのお洒落な展開が見られる。

歌詞について
自分らしくあること、頑張りすぎないことなどを歌っている。曲中に用いられる名詞に注目したい。三羽の小鳥、シナモンのような夏、サファイアと色褪せたジーンズ。どれもラフさを感じさせるワードだ。曲調にもマッチしていて、 “リラックスして” というメッセージがスッと胸に飛び込んでくる。

それでは和訳をどうぞ。

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Been To The Moon – Corinne Bailey Rae 和訳と紹介

Corinne Bailey Raeの寂しさを感じるクールなラブソング。

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「月に行ったことがあるわ。あなたのために。」

サウンドについて
2016年初頭にコリーヌ・ベイリー・レイが満を持して発表した楽曲。Aメロは殆どビートとストリングスだけという攻めたアレンジ。ストリングスは単純ではない和音で、もたり気味で演奏されているため、強い緊張感を生み出している。サビは対照的にシンプルなマイナーのコード進行とキラキラしたサウンドで、サビに入った瞬間の開放感が素晴らしい。

歌詞について
Fly Me To The Moonというジャズ・スタンダードがある(歌詞はこちら)。 “私を月に連れて行って。言い換えると「愛してる」って意味だよ” という歌詞の曲だ。 “I’ve been to the moon (=月に行ったことがある) ” という言葉は言い換えるなら “あなたに愛されていたことがある” というのが近いだろうか。こういった古い名曲の引用はコリーヌのルーツの深さを証明している。

それでは和訳をどうぞ。

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