The Hindu Times – Oasis 和訳と紹介

Oasis シンプルで力強いリフ・ロックンロール。

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「神様がロックンロールの中にある魂をくれたんだ。」

サウンドについて
バースとコーラスだけのシンプルな構成が一曲目にふさわしく、かっこいいですねー。こういうワクワクさせるような一曲目好きです。リフも印象深いですよね。”Hindu”っぽさも、ほんのり感じます。一旦落ち着いてから、最後に付け足したようなフレーズで終わっていくサビも好きです。ミドルテンポで、堂々としていて、オアシスらしい楽曲だと思います。

歌詞について
The Hindu Times” というタイトルは、チャリティーショップで見かけたTシャツから取ったようです。大事じゃないけど、かっこいい言葉なわけですね。楽曲をつく前からタイトルは決まっていたらしく、リフがシタールっぽいメロディだったり、魂、、とか出てきたりするのは、タイトルから広げられたんでしょうか。チャリティーショップで見つけてくれて感謝ですね。。笑

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Let’s All Make Believe – Oasis 和訳と紹介

Oasis 不安定な響きと解放されるような響きを繰り返すバラード。

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「俺たちはまだ友達のフリをしよう。結局お互いが必要だから。」

サウンドについて
イントロのコード感がかっこいいですね。不安定なコードを繰り返し、繰り返し、、メジャーのキーであるFに解決するところが堪らないです。不安定なコードは Dm と、Dmの5度の音を半音あげたコードを繰り返しています。5度の音を半音あげた音をオーギュメントと言って、Dmオーギュメントは構成音はB♭メジャーと同じになるので、マイナー・オーギュメントって言い方はしないらしいんですけど、意味としては敢えてDmオーギュメントって言った方がいいと思います。ちなみにこのコード進行、エミネムの有名な “Lose Yourself” のリフで使われています。

歌詞について
“make believe” で何かのフリをするという意味なので、”Let’s All Make Believe” は「さあ、ふりをしよう」って感じです。なんのフリをするかというと、”we’re still friends and we like each other” 俺たちは友達で、お互いに好き合っているフリ、、。どんな意味の歌なんでしょうかね。いつもの兄弟喧嘩の話でしょうか。

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Roll It Over – Oasis 和訳と紹介

Oasis 重厚なサウンドのネガティヴ・バラード。

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「俺の魂は放っておいてくれ。俺をここに置いていってくれ。」

サウンドについて
ギターを重ねまくるオアシス・サウンドですね。Bメロからサビにかけてガッと入ってきますね。サビではエレキ・ギターのフィードバック音なども入ってきて、響きが一層重厚に感じられますね。個人的にはBメロのメロディがお気に入りです。グッドメロディ。ただこれまでの作品と比べると、アルバム終盤曲としては弱いかなーと思ってしまいます。

歌詞について
結構長い曲だと思うんですよね。6分くらいあるし。だけど、歌詞全然ないですね。オアシスはアルバム終盤で、長い間奏をやるのが好きだからですかね…?内容もとてもネガティヴです。なんかなー。この曲がいい曲かどうかは置いておいて、アルバムの終盤でこういう楽曲がくるのはちょっとどうなんでしょうか。これまでのアルバムが全部バッチリだっただけに、少し残念です。

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I Can See A Liar – Oasis 和訳と紹介

Oasis ロックンロールなイントロ。懐かしさを感じるグッドメロディのバース。

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「ベイビー。お前は嘘つきだ。」

サウンドについて
イントロがバッチリ決まってますねー。ちゃんと作り込まれたイントロのフレーズ、このアルバム少ないですよね。かっこいいです。バースのメロディも下っていくコード進行に合わせて、若干下っていく感じのメロディが、なんとなく懐かしさを感じさせます。メロディアスなバースから一転して、サビはギター・リフがクールな鋭いフレーズ。強弱のダイナミクスはないけれど、メロディとギターで押し切っている感じが、たまらなくロックンロールです。

歌詞について
I can see a liar” 俺には嘘つきがわかる、ですね。お前は嘘つきだって歌っています。歌詞中に出てくる「キング・クレオール」は古い映画のタイトルで、エルヴィス・プレスリーが主演しています。映画は見てません。。。歌詞の内容と、何か関係あるのでしょうか?

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Sunday Morning Call – Oasis 和訳と紹介

Oasis ノエルボーカル。先の見えない不安を歌うアコースティッックバラード。

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「俺にはわからないんだ。これからもうまくやっていけるかどうか。」

サウンドについて
MVだとノイズから始まるので、イントロの綺麗なアコースティック・ギターが聞こえるとビックリしちゃいますね。ただただ「歌」って感じの楽曲ですね。バースとサビで転調しているのがドキッとしますね。バースのキーはDm、平行調はFなので、サビのGへは全音上がる転調ですね。DmからDに移って、5度進行でGへと転調しています。王道で綺麗な転調ですね。

歌詞について
新しい日曜日の朝、”Sunday Morning Call” で目を覚まして、躓きながら、なんとなく日々へ繰り出していく。「思考と言葉は永遠に続くわけじゃない」っていうフレーズで、なんとなくノエル・ギャラガー自身の不安を歌っている気がしますね。いつか曲が書けなくなるんじゃんないか、、って不安は、たまに聞きますよね。一方で、ずっと曲を書き続けられると自信満々のミュージシャンもいますね。ノエル・ギャラガーは今でも書き続けていますけれど、やはり不安なのでしょうか。

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Where Did It All Go Wrong? – Oasis 和訳と紹介

Oasis ノエルが歌い上げる、付き纏う後悔の歌。

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「どこから全部おかしくなったんだ?」

サウンドについて
マイナーキーの響きがクールな少し速めのテンポのバラードです。オアシスはマイナーキーの楽曲がちらほらありますよね。メロディがとてもキャッチーだから、暗い雰囲気にならないのでよいです。個人的にサビの直前のコードが好きです。Ⅳ-Ⅴ-Ⅱかな。この流れでのⅡは不安定な進行ですけど、ワクワクする響きですよね。

歌詞について
Where Did It All Go Wrong?” は、どこからおかしくなったの?って意味です。いなくなった友達や、張った見栄とかが、多ければ多いほど、一生つきまとってきて生きづらくなっていくってことですかね。忘れたつもりでも、ふと思い出すし、気にしてないつもりでも、自分の足枷になるものです。全ての言葉や行動は自分に帰ってくるし、自分の呪縛になるので、気をつけて生きていきたいですね。

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Gas Panic! – Oasis 和訳と紹介

Oasis オアシスの新しいスタイル。シリアスで神秘的なロックンロール。

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「膝をついて祈った方がいい。パニックがもうすぐやってくる。」

サウンドについて
ロックンロールとか、マッドチェスターとか、ブリットポップとかじゃなく、他の誰でもないオアシスのスタイルといえば、この楽曲のようなスタイルだと思っています。そして、この曲がそのスタイルの初登場です。こういう曲調の曲は解散直前まで登場しますよね。さらに一皮剥けた感じがしてかっこいいです。まだ進化するのかって。こういう曲を聴きたかったら、オアシスを聴くしかないです。かっこいいですね。

歌詞について
んー、抽象的すぎて難しい。ノエル・ギャラガーのドラッグの禁断症状が元ネタになっているとか。そう言われると、少し意味がわかる気がします。苦しんで戦っている様子は読み取れますね。「嵐の夜に汗の海を航行している」「目が死んでいて、喉はブラックホール」などなど。ということは、”Gas Panic!” のGasはドラッグの煙でしょうか。

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Little James – Oasis 和訳と紹介

Oasis 息子に捧げる愛のバラード。リアム・ギャラガー初作曲。

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「リトル・ジェームズ。お前とお前のママの為に歌っているんだ。」

サウンドについて
リアム・ギャラガーが作曲した楽曲が初めてアルバムに収録されました!シンプルですがグッド・メロディですね。あれだけロックンロール・スターをやっているリアムなのに、アコースティックなバラードが得意なのは意外ですよね。グッド・メロディが好きなロックンロールバンド、それがオアシスなんですね。

歌詞について
リアム・ギャラガーの奥さんの連れ子が “Little James” のようです。家族を深く愛している様子が伝わってかっこいいですね。サビの歌詞がすごいです。子供と奥さんの為に歌っているから、もうすぐ誰もいなくなるだろうって。子供と奥さん以外眼中にない感じがかっこいいです。歌は極端に書くのがよいです。

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Put Yer Money Where Yer Mouth Is – Oasis 和訳と紹介

Oasis 進歩的で余裕を感じる、新しいロックンロール。

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「お前は本物なんだろう。口だけじゃなくて行動に移せ。」

サウンドについて
奇抜なわけじゃないんだけど、すごく前衛的なサウンドですね…!めちゃくちゃ好きです、これ。ずっと同じ音階の電子音がピッピッピ、、となっていて、その上に乗っかるように、ずっと同じロックンロールのリフが刻まれています。特に展開もなく、歌メロはバースだけの16小節。ロックンロールですねーー。音楽なので当たり前なんですけど、音色ってすごく大きなファクターなんだと改めて感じました。

歌詞について
Put Yer Money Where Yer Mouth Is“はイディオムです。「口だけじゃなくて行動しろ」って意味。不思議な言葉ですよねー。直訳だと、お前の金をお前の口に運べ、になるのかな。歌詞の内容は痛快です。いつも通り、自分の人生を生きろって言っています。小さい頃、両親に煽てられた人もいらっしゃると思いますけど、そんな親バカあるあるをダシにして主張してます。

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Who Feels Love? – Oasis 和訳と紹介

Oasis 逆再生、間延びしたメロディ、サイケデリック。

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「誰が愛を感じているんだ。俺は愛を感じているんだ。」

サウンドについて
イントロの時点で、あっサイケだ、ってなりますよね。テープの逆再生音を使っているサウンドは、イントロだけじゃなくて楽曲中に散りばめられています。ビートルズが中期以降に使っていた手法ですね。バースのボーカルの間延びした感じ(サイケっぽい)と、サビの細かいメロディラインの緩急が気持ちいいですね。

歌詞について
よくよく読めば、いつも通りの歌詞の気がするんだけど、サウンドが神秘的な雰囲気を作ってるから、神秘的な歌詞なんじゃないかと思っちゃいます。まー、でも神秘的かあ。自分の内なる世界って感じがします。よくわからないけれど。”Who Feels Love?” って曲名、社会派っぽいけど、全然社会派な曲じゃないですね。ノエル・ギャラガーそういうの好きじゃないっぽいです。U2に文句言ってました。

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