Isn’t She Lovely – Stevie Wonder 和訳と紹介

Stevie Wonderが書いた愛娘の誕生を喜ぶジャズ・ポップス。

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「愛が生んだ彼女はなんてステキなんだ。」

サウンドについて
Stevie Wonder が愛娘 Aisha が誕生した時に書いたという “Isn’t She Lovely” は四度進行のコード感がジャズの雰囲気を醸し出すポップスだ。一回し16小節の短い曲でありながら起承転結のある展開となっている。オイシイ音を使ったコード進行も幾つかあり、シンプルながら完成度の高い楽曲だ。ハーモニカのソロも素晴らしい。

歌詞について
歌詞に登場するロンディとは彼の当時のパートナーのことで、アイシャとはロンディとの間に授かった娘のことだ。新しい命生を授かる感動はものすごいだろう。自分の娘が可愛く見えて仕方がなかった Stevie Wonder が容易に想像できる。

それでは和訳をどうぞ。

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Superstition – Stevie Wonder 和訳と紹介

Stevie Wonder のワンコード・ファンク。

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「迷信なんて信じるべきじゃない。」

サウンドについて
独特なコード感とグッドメロディは Stevie Wonder の大きな魅力の一つだが、彼はそれだけのミュージシャンではない。シンプルなファンク・ミュージックも有名であり、 “Superstition” もその一つだ。シンプルな構成と、マイナー・ペンタトニックを用いたリフがクール。今でも多くのミュージシャンに演奏されている楽曲だ。

歌詞について
歌詞では迷信をぶった切っている。 “鏡を割ると不幸が起きる” というのはアメリカの迷信だが、どうして鏡を割ると不幸が起きるのだろう?よくわからない迷信を信じるより、出来ることをやって問題を取り除いていくべきだ。迷信を信じるのは悪いことではないが、振り回されてはいけない。

それでは和訳をどうぞ。

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What’s Going On – Marvin Gaye 和訳と紹介

Marvin Gayeが願いを込めて放ったソウルミュージック。

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「人が死にすぎている。何が起きているんだ。」

サウンドについて
グッドメロディ、ソウルフルな歌、メッセージの強い歌詞。Eメジャー・セブンスコードの響きが、なぜかお洒落なだけではなく人間くささも感じさせる。構成としては、ⅠM7 – Ⅵm7 – Ⅱm7 – Ⅴ7 を全部、または部分的に繰り返していくだけで、はっきりとした展開が生まれている。Donny HathawayLIVE に収録されているバージョンもオススメしたい。

歌詞について
歌詞はベトナム戦争に関して綴られたものだ。あまりにも多くの人が死に、あまりにも多くの人が死んでいる。素晴らしい世界にするための選択肢は戦争じゃない。戦争、デモ隊、差別、悲しみ、苦しみ、、 “一体何が起きているんだ? = What’s Going On “ と言いたくなるほど、不可解な出来事だ。Marvin GayeDonny Hathaway はどんな気持ちでこの曲を歌ったのだろうか。

それでは和訳をどうぞ。

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It’s You – ZAYN 和訳と紹介

ZAYN (ex. One Direction) がバラードを発表。シンプルなビートと壮大なアレンジが美しい。

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「君を神の恵みだと思っていたけど、今じゃ呪いみたいだ」

サウンドについて
ソロとしてのリリースは二曲目となるZAYN。シンプルなビートとストリングス、深いリバーブのかかったヴォーカルから始まるこの曲。サビでピアノがガツンと入るのを皮切りに、徐々に伴奏の音数が増えていき、壮大な展開を作り出している。トラックも美しいが、メロディとファルセットヴォイスが美しすぎる。サビはまるでヴァイオリンの演奏を聴いているようだ。Cメロではピアノの美しい裏メロも聴くことができる。

歌詞について
ZAYNは以前、この曲は「関係が終わった時のことを歌った」と語っていたという。そのインタビュー通り、歌詞は失恋について書かれている。癒えない傷を隠すこともしないまま、その気持ちを美しく歌い上げる。彼のアーティストとしての評価を高めて、アルバムのリリースが楽しみになってくる一曲だ。

それでは和訳をどうぞ。

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カテゴリー ZAYN

Just the Two of Us – Grover Washington Jr 和訳と紹介

Grover Washington Jrが作ったスムース・ジャズの礎。

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「君を思うとクリスタルの雨粒が心に虹を創る。」

サウンドについて
80年代、音楽の発展とともにジャンルの境目がなくなっていった。その中でJazz、Fusion、R&Bの垣根を取り払ったようなジャンルがスムース・ジャズである。そしてその起源とも言われる楽曲が “Just the Two of Us” だ。ⅣM7 – Ⅲ7 – Ⅵm7 は王道のコード進行だが、たまに “Two of Us進行” と呼ばれるほど、この曲の持つ力は大きい。 Bill Withers の独特な声質の甘い歌と Grover Washington Jr のサックスプレイに是非耳を傾けてほしい。

歌詞について
歌詞も曲調と非常にマッチしている。冒頭の “クリスタルの雨が降る” を初めとして、現実を圧倒的に輝かせた描写、比喩が多い。現実感が希薄になるほど美しい表現は、愛の美しさや力を見事に描写している。愛は雨粒をクリスタルに変えて虹を創り、空に城を建てることさえ可能にする。同じくR&Bのスタンダードである “Feel Like Makin’ Love” は歌詞の構成は似ているが現実的な描写が多い。非現実的な描写は男性的なボーカルに非常にマッチするのだ。

それでは和訳をどうぞ。

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Feel Like Makin’ Love – Roberta Flack 和訳と紹介

多くのミュージシャンにカヴァーされるRoberta Flackのソウル・R&Bスタンダード曲。

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「例えば季節の移ろいを感じたとき。愛し合いたくなるの。」

サウンドについて
“Feel Like Makin’ Love” は多くのミュージシャンに愛されている名曲だ。構成や進行はとても素朴だが、上品で普遍的。Bob James, Marlena Shaw, George Benson, D’angelo …、数えきれないほどのカヴァーがあるが、個人的には Marlena Shaw の “Who Is This Bitch, Anyway?” に収録されているバージョンをオススメしたい。参加ミュージシャンは全員超豪華なのだが、特に Davit T. Walker と Larry Carlton によるギタープレイは全ギタリスト必聴だ。

歌詞について
歌詞はロマンチックだが曲同様に素朴だ。ヴァースは美しい情景描写、サビは “そんな時に、あなたと愛し合いたくなる” と歌う非常に美しい構成。今聴くと少し古いような感じもするが、その色褪せた感じも非常にロマンチックだ。同じくR&Bのスタンダードである “Just the Two of Us” に歌詞の構成が似ているが、この曲は非現実的な描写が一切ない。現実的な情景を美しく表現するのは女性的なボーカルの方が向いているのだろう。

それでは和訳をどうぞ。

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If You Want Me To Stay – Sly & The Family Stone 和訳と紹介

1960年代から現在でも影響を与え続けるSly & The Family Stoneの代表曲。ファンク・セッション定番曲。

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「もし居てほしいなら、今日はお前から見えるところに。」

サウンドについて
1960年代後半にデビューした Sly & The Family Stone が1973年にリリースした楽曲。Sly Stone のソウルフルなヴォーカルはもちろん、この曲のベースラインは多くのミュージシャンに影響を与えています。メロディもコードも4小節を繰り返ししているだけの構成ですが、退屈な瞬間が一つもないのがすごいですね。

歌詞について
恋人の元を去る男の歌です。終始ハードボイルドな世界観です。歌い出しから四小節の歌詞がクールすぎますね。 “Number one gonna be number one” という言い回しもとても好きです。

それでは和訳をどうぞ。

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Higher – Rihanna 和訳と紹介

Rihannaのソウルフルな歌がストリングスと籠ったピアノに映える。 “ANTI” からオールドスクールのソウルミュージック。

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「お酒と一緒に、口にしづらい言葉も飲み込んでしまおう。」

サウンドについて
60年代にタイムスリップしたみたいだ。 “Higher” はアレサ・フランクリンが歌っていても違和感がなさそうなソウル・バラード。ボーカルと周波数帯域を完全に外した籠った音作りのピアノとベース、ストリングスがフィーチャーされた歌を聴かせるためのシンプルなアレンジだ。右側に大きく振られていて、全く目立たない音作りで隠し味のように用いられているドラムも面白い。

歌詞について
この曲では好きな人とお酒を飲んでいるが、恋が成就するか不安な心境を歌っている。自分の振る舞いに不安を抱くほどすっかり酔っているが、気持ちを口にするのが難しくて、お酒と一緒に飲み込んでしまう。もどかしさを上手に表した素敵な表現だろう。

それでは和訳をどうぞ。

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Three Packs A Day – Courtney Barnett 和訳と紹介

グラミー新人賞にノミネート。オルタナティヴ・ロックの新星Courtney Barnettのアコースティックソング。

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「インスタント麺が大好きなの。」

サウンドについて
筆者は80-90年代のオルタナティヴ・ロックやインディー・ロックと言われる音楽にドハマリしてそれしか聴かなかった時期もあるほど好きなのだが、この曲 “Three Packs A Day” は完璧にオルタナのフィーリングを受け継いでいる。シンプルなコード、アコースティックギターのバッキングが主体のサウンドで曲が進む中、サビで突然登場するメジャーともマイナーとも取れない音階のキメフレーズ。これだよ!と口から溢れてしまった。オルタナファン必聴だ。

歌詞について
歌詞はインスタントのミーゴレン(焼きそばのような東南アジア料理)が大好きという内容。友達とのディナーを断って、安っぽくて添加物の入っているそれを一日三食食べるという歌だ。大好きなんだからいいじゃないという歌詞は逆に皮肉ともとれるが、、。

それでは和訳をどうぞ。

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Love on the Brain – Rihanna 和訳と紹介

Rihanna “ANTI”から、オールドスタイルのソウル・R&B風楽曲。ハチロクのビート、オルガン、ソウルフルなボーカル。

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「アザができるほど苦しいけど、最高なのよ。」

サウンドについて
“Love on the Brain” はイントロから古い雰囲気を放っている。大太鼓、トレモロのかかった枯れたギターアルペジオ、オルガン。サビのコーラス隊の入り方もオールディーズ音楽を連想させ、全体に深いリバーブがかかったサウンドはノスタルジーな気分にさせる。そしてそのサウンドにハマるのはソウルフルな歌だ。ヴァースはファルセット中心、サビでは地声が多く力強い歌声と歌い分けに魅せられる。

歌詞について
この曲はまだ実っていない恋の歌だ。 “ANTI” からはこれまで3曲和訳したが、どれも少しマゾヒスティックを感じる。片思いが苦しくて、しかしステキな気分にさせることは大いにわかるのだが。恋や愛の苦しい部分をありのままに生々しく表現できるのが彼女の歌詞の魅力なのかもしれない。

それでは和訳をどうぞ。

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