Feel Like Makin’ Love – Roberta Flack 和訳と紹介

多くのミュージシャンにカヴァーされるRoberta Flackのソウル・R&Bスタンダード曲。

whos-this-bitch-anyway

「例えば季節の移ろいを感じたとき。愛し合いたくなるの。」

サウンドについて
“Feel Like Makin’ Love” は多くのミュージシャンに愛されている名曲だ。構成や進行はとても素朴だが、上品で普遍的。Bob James, Marlena Shaw, George Benson, D’angelo …、数えきれないほどのカヴァーがあるが、個人的には Marlena Shaw の “Who Is This Bitch, Anyway?” に収録されているバージョンをオススメしたい。参加ミュージシャンは全員超豪華なのだが、特に Davit T. Walker と Larry Carlton によるギタープレイは全ギタリスト必聴だ。

歌詞について
歌詞はロマンチックだが曲同様に素朴だ。ヴァースは美しい情景描写、サビは “そんな時に、あなたと愛し合いたくなる” と歌う非常に美しい構成。今聴くと少し古いような感じもするが、その色褪せた感じも非常にロマンチックだ。同じくR&Bのスタンダードである “Just the Two of Us” に歌詞の構成が似ているが、この曲は非現実的な描写が一切ない。現実的な情景を美しく表現するのは女性的なボーカルの方が向いているのだろう。

それでは和訳をどうぞ。

【歌詞・和訳】

[Verse]

公園を散歩して
冬が春へと移り変わるのを眺める
暗闇の中を歩いて
恋人たちが愛し合っているのを見る

[Chorus]

そんなときなの
あなたと愛し合いたくなるのは
そんなときなの
夢を叶えられるような気分になるのは ベイビー

[Verse]

あなたが私に話しかけるとき
あなたが優しくて低い声で嘆いているとき
あなたが私に触れるとき
私の感情が溢れ始めるとき

[Chorus]

そんなときなの
あなたと愛し合いたくなるのは
そんなときなの
夢を叶えられるような気分になるのは ベイビー

[Verse]

レストランで
キャンドルの灯りの中で手を繋ぐ
あなたに触れている間
心の底からあなたを求めている

[Chorus]

そんなときなの
あなたと愛し合いたくなるのは
そんなときなの
夢を叶えられるような気分になるのは ベイビー

——Translated by BxM – 文学xミュージック