Gwan – Rostam 和訳と紹介

Gwan ストリングの対位法と過去を前向きに捉える歌詞が美しい。

rostam

「時々笑うんだ。君が僕を知っていることを考えて。」

サウンドについて
やや切なさを帯びた明るく落ち着いたストリングス主体のサウンドや、少し笑いながら優しく歌う様がとても心惹かれる。バッハの時代、まだコード進行(和声)の概念が確率していなかった頃の音楽は、独立したメロディが複数あって、ポリフォニーと言われる。そこだけに関してはオルタナティヴ・ロックって近いものがあると思うんだよね。使う楽器が変われば完成するサウンドもガラッと変わるものです。

歌詞について
“Gwan” とは “Go Away” という意味。過去の思い出を夢に喩えて歌っているのかなあ。忘れられずに何度も思い出してしまうこと。だけど引きずっているわけじゃなくて、昔のことをいい思い出だと振り返っている。一頻り思い出して、夢から覚めて、“I was happy in the city”。葉っぱが舞い落ちて、友達の車で海に向かおうとする。前向きな切なさを感じさせる歌詞、歌い方も上手に感情を表していて素晴らしい。

それでは和訳をどうぞ。


【歌詞和訳】

[Verse 1]

僕の言うことに耳を貸さないで 僕は自分しか信じていないんだ
だから俺は一人きりでどこかに行くよ
そして君に会うんだ
光が部屋中に降り注いで
何もかもそれほど難しそうに思えない

今までに感じたことがある?
他の誰かを見ている感覚を
君は11番通りの向こうのガラスを見てる
ある人は言う 彼は知ってる
彼らは決して知らない
彼らはみんな誰かを待っている
絶対に来ない誰かを

[Chorus]

こんな夢々が全て
何度も僕の中に戻ってくるんだ ゆっくりと ゆっくりと
そして僕は時々笑う
君が僕を知ってることを考えて
ああ 君が僕を知ってることを考えて

[Verse 2]

知恵は君の心に宿っていく
遠くからシャフトを下に置いて
君をベッドの外へ引き摺り出す 雑音の中へと
こんな遅くまで起きている人は誰でも
本当にまだ起きてるの?
どうして他のみんなみたいに眠りにつけないの?

[Chorus]

こんな夢々が全て
何度も僕の中に戻ってくるんだ ゆっくりと ゆっくりと
そして僕は時々笑う
君が僕をよく知ってることを考えて
ああ 君が僕をよく知ってることを考えて

こんな夢々が全て
何度も僕の中に戻ってくるんだ ゆっくりと ゆっくりと
そして僕は時々笑う
君が僕を知ってることを考えて
ああ 君が僕を知ってることを考えて

[Post-Chorus]

こんな夢々が全て
何度も僕の中に戻ってくるんだ ゆっくりと ゆっくりと
そして僕は時々笑う
君が僕を知ってることを考えて
ああ 君が僕を知ってることを考えて

[Outro]

そんな夢から目覚めた時
僕は地下で眠っていたんだ
歩道に葉っぱが舞い落ちる
この街で 俺は幸せだった
友達の車に乗って海へ向かったんだ
準備はいいかい?
準備はいいかい?

――Translated by BxM – 文学xミュージック