The Beatles ストリングスアレンジが美しい、孤独に生きる歌。
「孤独な人々は、どこから現れて、どこに馴染むのだろう。」
サウンドについて
有名な曲ですよね。全編ストリングスアレンジです。楽譜を書いたのはジョージ・マーティンで、ポールは「ヴィヴァルディみたいに」とオーダーしたそうです。コードは殆どEmだけですね。少しCが入って、あとはEmの7thの音が半音ずつ下がっていくサビだけです。短調って美しいですよね。
歌詞について
“Eleanor Rigby“は架空の人名です。孤独な登場人物、エリナー・リグビーとマッケンジー神父を描写しています。誰にも気にされないのは寂しいですよね。幸い私は友人に恵まれている(と思っている)けれど、孤独な人々はどこに行けるんだろう。私の大好きなthe smithsの歌詞にも、生きたいと思ったなら、何から始めればいいんだろうという歌詞があります。それぞれの居場所を見つけられますように。
それでは和訳をどうぞ。
【歌詞和訳】
[Refrain]
ああ 孤独な人々を見てごらんよ
ああ 孤独な人々を見てごらんよ
[Verse 1]
エリナー・リグビー 結婚式が終わった後の教会でライスシャワーを拾うんだ
夢の中を生きる
窓辺で待っている ドアの側で作った表情のまま
誰のために?
[Chorus]
孤独な人々
彼らはどこから来るのだろう
孤独な人々
彼らはどこに居場所があるのだろう
[Verse 2]
神父マッケンジー 誰も聞かないだろう説法を書いている
誰も近寄らないだろう
彼の仕事を見なよ 夜 誰もいない時に靴下の綻びを繕っている
彼は何を気にしてるんだろう
[Chorus]
孤独な人々
彼らはどこから来るのだろう
孤独な人々
彼らはどこに居場所があるのだろう
[Refrain]
ああ 孤独な人々を見てごらんよ
ああ 孤独な人々を見てごらんよ
[Verse 3]
エリナー・リグビー 協会で命を失い その名と共に埋葬された
誰も来なかった
神父マッケンジー 墓から歩き去るように 手についた汚れを払った
誰も救わなかった
[Chorus]
孤独な人々
彼らはどこから来るのだろう
孤独な人々
彼らはどこに居場所があるのだろう
――Translated by BxM – 文学xミュージック