Chicken Grease – D’angelo 和訳と紹介

D’angeloのPrince風ファンクナンバー。

voodoo

「こっちへ来いよ。 “チキングリース” に合わせて踊ろう。」

サウンドについて
2ndアルバム “Voodoo” から、ライブでも頻繁に演奏されている人気曲を紹介。渋めのファンクだが、ヒップホップに近いサウンドだ。タイトルの “Chicken Grease” とは彼が敬愛するプリンスが用いた言葉で、ある “チキン・スクラッチ” を指している。 “チキン・スクラッチ” とはファンクで必ず耳にするカッティングギターのフレーズのことだ。プリンスは彼の曲 “Sexy M.F.” で聴けるような「チャラララララララ…….」というカッティングを “Chicken Grease” と呼んでいるようで、この曲でも印象的な使われ方をしている。

歌詞について
シンプルなダンスナンバーらしい歌詞だ。手を叩け、足を鳴らせ、ビートを感じろ、踊れ、、、といった言葉が並んでいく。素晴らしい作品において、歌詞と曲は必ず噛み合っていなければならない。メッセージ性が弱い歌詞の方が輝くケースもあるということだ。

それでは和訳をどうぞ。

【歌詞・和訳】

“チキングリース” について話させてくれ
それは皆を立ち上がらせるもの
お前たちが手拍子と足踏みをすればクールだ
ビートを感じたのなら前に出て来な
左から右まで、後ろも真ん中も前も
緊張するなよ 気にしないで好きなようにするんだ
クラブで騒いで 軽くマイクパフォーマンス
お前が俺を好きなのはわかってる 俺はファンキーだからね 愛を見せてあげるよ

チキングリース
チキングリース

逆サイドへ
道を横切るんだ
だけどガキじゃない なあ、俺は最高に燃えているんだ
ストーブの上の油のように熱い
昔みたいに沸騰寸前だ
だけど、これに打ち勝つまで耐えるつもりだよ 他の奴らを先に行かせるんだ
だから仲間達は寂しくないだろう
燃え尽きて、カリカリになるまで揚げるんだ
俺たちは盛り上がってる だからファンキーなヤツらは拳を掲げる こんな風に
どうすればいいかわかるだろう まずは首から始めるんだ
そしたら背中を通って 足まで伝わる
自分だけの感覚 さあビートに合わせて踊ろう

お前を打ち負かしたい(yeah)
お前らを踊らせたい(yeah)
さあ、こっちへ来いよ  “チキングリース” に合わせて踊ろう

もし前に出てきたいのなら
ベイビー、お前らは限界以上にクールだ
俺はお前らを学校に入れて 思春期から男になるまでレッスンしてやるよ
音楽と楽器が俺の武器だ
フロアにいる全員 聴こえているのなら
手拍子と足踏みをするんだ

お前を打ち負かしたい(yeah)
お前らを踊らせたい(yeah)
さあ、こっちへ来いよ  “チキングリース” に合わせて踊ろう

チキングリース
チキングリース

——Translated by BxM – 文学xミュージック