Love Me Do – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 最もシンプルで渋いロック・ミュージック。

please_please_me

「だからお願いだ。愛してくれよ。」

サウンドについて
ハーモニカのリフが印象的ですね。10小節もないフレーズを繰り返し、繰り返しているだけのシンプルな楽曲です。楽曲の長さや複雑さ、メロの多さって、かっこよさと比例しませんよね。この短い楽曲の中にかっこよさを詰め込めるセンス、やっぱりすごいです。

歌詞について
この曲のヤバいところは歌詞も繰り返しなところですね、、。彼らのキャリアの超初期に作られた楽曲だけあって、シンプルに作れるかっこいいものを目指したって感じでしょうか。まー、実際ロックンロールの歌詞なんて、言い回しを変えてるだけで、”Love Me Do“しか言っていないようなところありますしね。

それでは和訳をどうぞ。

続きを読む

Please Please Me – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 初期ビートルズの鉄板曲。カモン、カモン!

please_please_me

「俺を喜ばせてくれよ。俺が君にするみたいに。」

サウンドについて
初期ビートルズといえば、この曲は外せませんね。ノリの良さ、メロディライン、ハモり、リフ、曲の構成、、。ある意味では、この時点でビートルズは完成していたんでしょうね。キャッチなーメロディやリフに耳がいきがちですけれど、ドラムのフレーズがなかなかかっこいいです。

歌詞について
振り向いてくれない女性を口説こうとしている歌です。タイトルが印象的ですよね。これ、同じ意味で重ねてるわけじゃないんです。”Please Please Me” の一つ目の Please は、「お願い!」のプリーズです。二つ目の Please は、「喜ばせる」のプリーズです。Please love me とかと同じ構造の Please Please Me なんですね。

それでは和訳をどうぞ。

続きを読む

Ask Me Why – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 南国っぽい雰囲気に紛れる、涙が溢れる幸せ。

please_please_me

「理由を聞いて。愛してるって答えるから。」

サウンドについて
ずっと聞いてたら、陽気な雰囲気が出したかったんじゃなくて、機材や技術的にしょうがなかったのかな、、なんて思いました。ギターの音はどうしてもパツパツになるし、ギターサウンドのロックバンドでバラードを作るのは、この時点では困難だったんでしょうね。。

歌詞について
Ask Me Why“、理由を聞いてよ、愛してるって答えるから、って。。最高にキザですね。。こんな甘いメロディで、、。なんの理由かは、連続して描写されてないのですけど、「悲しくもないのに泣いている」理由でしょうか。君にももうすぐわかるはずだよって。。

それでは和訳をどうぞ。

続きを読む

Boys – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 初々しいキスのロックンロール。

please_please_me

「キスをすると世界中を駆け巡るって聞いたんだ。」

サウンドについて
バースでブレイクが入るパターンの、一般的なブルース進行のロックンロールですね。しかしビートルズのイントロはめちゃくちゃかっこいいですよね。言っちゃえば他は普通のロックンロールなのに、このイントロがあるだけで特別な楽曲に聞こえてきます。逆に新しいロックンロールをやろうと思うなら、イントロに拘るのはマストだったんでしょうね。

歌詞について
これだけロックンロールな楽曲で、めちゃくちゃピュアで可愛い歌を歌っています。思春期のロックンロールって感じで、これはこれでエモーショナルですね。ピュアすぎて一周回ってキュンとしてしまいますね。。

それでは和訳をどうぞ。

続きを読む

Chains – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles カントリー風のロックンロール。

please_please_me

「君を愛したい。だけど愛の鎖が邪魔をするんだ。」

サウンドについて
曲のコード進行や展開はロックンロールそのものなんですが、ハモり方がめちゃくちゃカントリー感じませんか?このコーラスワークもビートルズの大きな魅力の一つだったんでしょう。ロック・シンガーがバンドに二人もいるんだから、すごいことですよね。

歌詞について
Chains“とは鎖という意味です。愛の鎖で囚われている、、。んー、これって浮気の歌でしょうか。君のことを愛したいけれど、愛に縛られているって、、。まー、ロックンロールですね。浮気の口説き方が流石に時代なんでしょうか、、。もっとスマートに口説いてくれよ!って思いますよね。

それでは和訳をどうぞ。

続きを読む

Anna (Go To Him) – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles オールディーズ風のラブ・ソング。だけど歌詞は…?

please_please_me

「君が行きたいなら、指輪を置いて、彼のところに行きなよ。」

サウンドについて
コーラス部分の情熱的な歌がかっこいいですね。だけど、途方にくれている、、というような歌詞です。どうやったら俺は幸せになれるんだ!って感じの。この自分を向いている感情の部分が情熱的で、彼女に向けている部分のサウンドが冷めているの、そういうとこだぞって思っちゃいますよね。

歌詞について
別れたいっていう恋人を引き止めもせずに、別れてしまう歌です。確かに引き止められても困るだろうから、優しいのかもしれないけれど、自分の気持ちはどこにいってしまうのでしょうか。自由にしなよっていう癖に、自分の不幸を嘆くんですよね。ダサくてもいいから、別れたくないって言ってみたら、どうなるんでしょうか。

それでは和訳をどうぞ。

続きを読む

Misery – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 明るいビートで歌う失恋の歌。

please_please_me

「彼女がいなければ、俺は惨めなんだ。」

サウンドについて
初期って感じがしますねー。スカスカのビートで、勢いよく歌っています。曲名と真逆のサウンドですが、この曲はそういう意図でいいんでしょうか。今のサウンドシステムがあったら、どんなアレンジにするのかな。。ワンコードのイントロから、リフのフレーズをスローで歌う導入も、曲の個性になっていてとてもよいですね。

歌詞について
めちゃくちゃ小さい男が描かれてますね(笑)。彼女が去ったのは世界のせい、俺は普段は絶対に泣かないと強がっているものの、彼女がいなければ惨めなんだ、、。一曲目(I Saw Her Standing There 和訳&紹介) とのギャップがすごいですね。とはいえ、フラれるのもロックンロールらしいです。

それでは和訳をどうぞ。

続きを読む

I Saw Her Standing There – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 1stアルバムの一曲目。サビのあるロックンロール。

please_please_me

「彼女以外とは踊れない。そこに立っているのを見てしまったから。」

サウンドについて
7thサウンドがバリバリの、如何にもなロックンロール・ナンバーです。だけど、この時代のロックンロールっていうと、チャック・ベリーとか、エルヴィス・プレスリーとかを思い浮かべますよね。もう1世代前のミュージシャンですけどね。その辺りと比べて、明確でキャッチーなサビがあるのは、大衆のハートを鷲掴みにするでしょうね。めちゃくちゃポップスだと思います。当時のイケてないロックンローラーも「あんなのはロックじゃない」とか言ってたんじゃないでしょうか、今のイケてないロックンローラーみたいに。だけど最高にロックです。

歌詞について
シンプルな恋の歌です。ロックンロールはイケてる女性にグイグイ行って、ちゃんとハートを奪うのがいいですよね。実は「彼女」の描写は 他と比べられない くらいで、ただ “I Saw Her Standing There” そこに立っているのを見ただけ。それだけだけど、誰もがイケてる女性を頭に思い浮かべますよね。人間の想像力とかっこいいロックンロールが産んだイリュージョンです。

それでは和訳をどうぞ。

続きを読む