Avril Lavigne 5年ぶり。カムバックの新曲は困難に立ち向かう意志。
「眠りに落ちるには、若すぎるの。」
サウンドについて
モダンな構成の楽曲ですね。ピアノ中心で、ストリングスが入ってきて、どんどん盛り上がっていきます。サビのリバーブを強くかけたスネアも壮大さを演出しますね。バースの拍数も面白いです。拍数でいうと、4-2-4-4で一回しになっています。しかも2拍詰めるところの印象は、違和感ではなく、上品な感じがしますよね。理由は歌のアクセントが先ほど書いた拍数の倍で取っているからでしょうか。すると3-4、歌の部分は3拍子、間のピアノは4拍子になります。ゆったりとした3拍子は優雅な印象を与えます。
歌詞について
Avril Lavigneにとって5年ぶりのカムバック楽曲です。曲名の”Head Above Water“は、「頭を水の上に」という意味です。嵐が楽曲のモチーフになっており、溺れないように進んでいくという意志が込められた楽曲名です。「神さま、助けて」のような助けをこうようなフレーズが散見する一方で、Verse1の二回し目冒頭の “my life is what I’m fighting for” や、大サビの一回し目の最後 “I’m too young to fall asleep” など、負けん気は健在です。
“what I’m fighting for” について、他サイト様で誤訳を見つけたので、読者のみなさんが混乱しないように解説します。fight for xx で、xxの為に戦うという意味があり、xxは直前のwhat、つまりmy lifeを指します。言い換えるのなら、”I’m fighting for my life”、「自分の人生を生きる為に闘っている」という強い気持ちが現れてます。
それでは和訳をどうぞ。