Cheers To The Fall – Andra Day 和訳と紹介

Andra Dayの困難に立ち向かう力強いバラード。

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「困難に乾杯しよう。」

サウンドについて
Stevie Wonderに見いだされた女性ソウルシンガー、アンドラ・デイのデビューアルバム “Cheers To The Fall” 。その表題曲であるこの曲は全体の雰囲気こそ古いソウルミュージックを思わせるが、サビやブリッジでは現代のポップスらしいコード進行やメロディの展開が見られる。ただのレトロミュージックや現代ポップスに収まらせないのは作曲のバランス感と、なにより彼女のソウルフルな歌声だ。好みが分かれそうなシンガーだが、ハマる人も多いのではないだろうか。

歌詞について
彼女の歌詞は挫けそうな人を立ち上がらせる力を持つものが多い。この曲もその一つだ。高く登れば登るほど、落ちたときの苦しみは大きいだろう。だけど挑戦しないでいるより失敗した方がいい。失敗して何度でも立ち上がろう。これらは月並みな言葉だが、彼女が歌うと魔法のように私たちの胸に勇気を与えてくれる。

それでは和訳をどうぞ。

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Forever Mine – Andra Day 和訳と紹介

Andra Day、ソウルフルな声とレトロな楽曲。

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「あなたを永遠に私のものにしたい。」

サウンドについて
Stevie Wonderが発掘した期待のソウルシンガー、アンドラ・デイ。彼女が初めに公開した楽曲はレトロな雰囲気を放つブルースだ。しかしブルース臭くなりすぎないように、アレンジに多くの工夫が施されている。メロディやコードはもちろんだが、ドラムのアレンジに注目したい。ディレイがかかっていたり、スネアロールのキメフレーズ、リズムがシャッフルではなくてスクウェアになる箇所もある。

歌詞について
曲名 “Forever Mine” もレトロな響きだし、歌詞にもレトロな固有名詞が多く登場する。歌詞に登場する “Blue Moon” とはジャズ・スタンダードで、愛する人に巡り会えた喜びの歌だ。またアメリカで有名なクラフトビールの名前でもあり、直前に登場する単語 “brew” には醸造するという意味もある。そんな言葉遊びも多く散りばめられているので、英語の歌詞にも注目してもらいたい。

それでは和訳・YouTube動画をどうぞ。

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Rise Up – Andra day 和訳と紹介

Andra Day、Stevie Wonderに見いだされた歌姫。

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「生きるのが苦しいときもあるよね。でもあなたのために何度でも立ち上がるわ。」

サウンドについて
2015年末、アップルのクリスマスCMでスティーヴィー・ワンダーと一緒に “Someday at Christmas” を歌っていた女性シンガーを覚えているでしょうか。スティーヴィー・ワンダーが見いだしたソウルシンガー、アンドラ・デイです。特徴的なヴィンテージ感のある声、SiaやAdeleの系統ですね。 “Rise Up” は伴奏はほとんどピアノだけで、歌のパワーだけで素晴らしい楽曲に仕上げています。

歌詞について
生きるのが辛い人と同じ目線から、一緒に立ち上がろうとする歌詞です。言葉もいいんだけど、アンドラ・デイの歌の説得力がとにかくすごい。。これほどまで歌に力を持つシンガーの登場はなかなかいないと思います。

それでは和訳をどうぞ。

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