【和訳付】Reputation – Taylor Swift 全曲レビュー

Taylor Swift 2017/11/10 にリリースされたアルバム。

reputation

「さあ。ゲームを始めましょう。」

SNSの投稿を削除して、脱皮する蛇の動画でプロモーションをしたり、「オールド・テイラーは死んだ」なんて先行シングルをリリースしたり。「新しいTaylor Swift」への期待を煽りに煽ってリリースされた “Reputation“。ストリーミングで配信されたなかったので、購入して聞きました。

先行リリースされる曲はダークなサウンドや、アダルトなサウンドばかり。”We are never ever ever !” とか “shake it up! shake it up!” って言ってた人と、本当に同一人物なのか…?Taylor Swiftは歌詞とメロディが最高に素晴らしいので、絶対に信頼できるんですが、歌はメロディよりもリズムで攻めてるし、、。 まあ結論から言うと、最高のアルバムでした。曲に関しては各ページにも色々書いていますが、少し書きつつ、記事紹介しようかなと思います。全楽曲、個別ページにリンクを貼ってありますので、確認してみてください。文量にバラツキありますけど、疲れてたんだなと思ってください。

…Ready For It? (クリックで和訳・紹介記事を表示)

先行リリースされていた楽曲。タイトルから一曲目に相応しいけれど、もっと相応しい理由があります。”Reputation” に収録されている楽曲はざっくり二つに分けられると思っていまして、先行リリースされた楽曲名を借りて、”Look What You Made Me Do型” と “Gorgeous型” としましょうか。要はアグレッシブな楽曲と、優しいサウンドの楽曲があると思うんですが、”…Ready For It?” って両方入っているんですよね。共存して、最後の方は混ざってる。アルバムの全体像を予感させる、素晴らしい一曲目だと思いました。

End Game(クリックで和訳・紹介記事を表示)

さっき二つに分けられるって言ったけど、いきなり自己否定しますね。まさかラップが来るなんて思わなかった。こういうワクワクさせる曲順めちゃくちゃ好きです。ありふれた曲調だけど、やっぱりメロディいいんですよね。さすがにTaylor Swiftです。各人のラップもリリックにもフロウにも個性が出てて面白いです。そしてTaylor Swiftって一瞬だけど、もたらせてラップしたりするんですね。初めて聞いた時ビックリしてしまった。

I Did Something Bad(クリックで和訳・紹介記事を表示)

アグレッシブ系です。ビストルっぽい音入ってたり、ぶつ切りボーカルディレイみたいなやつ(呼び方わからん)入ってたり、グウァングウァンいってたり。アグレッシブなエレクトロっぽいけど、ビートはすごくシンプルなんだよね。ポップス・アーティストとして自重したのかな。ラップからアグレッシブと来て、次は何来るのか読むのもやめたくなるころです。耳を任せましょう。

Don’t Blame Me(クリックで和訳・紹介記事を表示)

分類するならアグレッシブ系。だけどスローなテンポで、ダークな雰囲気っていった方がいいかな。初め聞いた時、アレッシア・カーラのHere思い出したから、聞いてみたら全然似てなかった。テンションがなんとなく似てたから。。

Delicate(クリックで和訳・紹介記事を表示)

“Gorgeous型” です。優しい包み込むような音色や、形がくっきりしてるけど柔らかい音色が、このアルバムの一つの顔ですね。曲としても展開がハッキリしていて、途中電子音が裏でピコピコするところとかも可愛くて好きです。チルです。

Look What You Made Me Do(クリックで和訳・紹介記事を表示)

言わずもがなの先行リリース曲です。メロディもコードもほとんどありません。カントリー・シンガーとはなんだったのか。いやいや、そこらへんの人じゃ絶対作れないほどサウンドも歌もクールですね。BメロとCメロだけコードもメロディもあるのが面白いと思います。最後はあるけど。

So It Goes…(クリックで和訳・紹介記事を表示)

曲名を見た時に、”…Ready Fot It?” に続く ” … “系の楽曲だなって思いました。全然関係なかったけど。そんなもんですよね。これは私としてはアグレッシブ系に分類かな。がっつり壮大なサウンドになっているので。そんなわけで、がっつり壮大なサウンドです。

Gorgeous(クリックで和訳・紹介記事を表示)

“Gorgeous型”です。当たり前ですね、ふざけました。ごめんなさい。そろそろアルバムも折り返し頃でしょうか。ちゃんと数えてないですけど。ここから”Gorgeous型”の曲が増えていきます。基本的にアグレッシブ系の曲だったので、終盤に向けて助走開始ってところでしょうか。

Getaway Car(クリックで和訳・紹介記事を表示)

もう一回エンディング感出ちゃってます。静かに壮大で、引っ張って、めちゃくちゃ美味しいところで転調するんだもん。困っちゃう。歌詞のエンディングもまさに終わりって感じ。曲の終わり方もいいよねー。一回終わっちゃった。

King Of My Heart(クリックで和訳・紹介記事を表示)

再び始まった。”Getaway Car” のあと、どんな曲置けばいいんだよって感じあるので、この曲とてもいい役割してると思います。フェード・インしてくるシンセサイザーとフィンガー・スナップのイントロがクールです。徐々に、しっかりと元の雰囲気に戻してくれます。

Dancing With Our Hands Tied(クリックで和訳・紹介記事を表示)

壮大さNo1の楽曲です。Aメロとか、軽快なビートなのにただ事じゃない感すごいよ。歌詞もめちゃくちゃ壮大だしね。楽曲ページに少し書いたけれど、この楽曲はどんな出来事をこれくらいの規模のショックとして描いているんでしょうね。

Dress(クリックで和訳・紹介記事を表示)

ずるいコード進行です。壮大な曲のあとだから落ち着いて聞こえるけれど、この曲も中々壮大さ感じますよね。テンポが思ったより速い感じもあります。全然意識して聞いてなかったけど、このアルバム、楽曲順のテンポとか意識してるんですかね。とりあえず次の曲に向けてちょっと速くしておきたい気持ちはわかります。

This Is Why We Can’t Have Nice Thing(クリックで和訳・紹介記事を表示)

パーティ・ソングです。アルバム全体になじませるミックスの結果、ブチ上がる系ではないけれど。曲名にも合っているし、確実にこれで正解感はあります。ライブでどうなるか気になりますね。他のアルバムの曲に混ぜてやれば全然違う雰囲気で出来そうな曲です。やっぱり一曲はパーティ・ソング欲しかったんでしょうか。

Call It What You Want(クリックで和訳・紹介記事を表示)

これはいい曲です。サウンドがどうとかじゃなく、単純にいい曲なんだろうと思います。好みなのかな?こういう雰囲気の楽曲なのに、メロディもすごく美しいです。軽い言葉で語りたくないので、とにかく聞いてやってください。

New Year’s Day(クリックで和訳・紹介記事を表示)

戻らないはずの過去が戻って来てくれたような気分になりました。アコースティックの伴奏でOld Taylorのメロディを歌う、今のTaylor Swiftがマイクに時を封じ込めていました。なんだよ、死んでないじゃん。いや、生まれ変わった時に継承したのかな?10年後、20年後のアルバムが楽しみになってしまうよ。ありがとうTaylor Swift。

以上です。いいアルバムでした。