Honey Don’t – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles カール・パーキンスのロカビリーをカヴァー。

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「その気がないのに、そんなことを言っちゃダメだよ。」

サウンドについて
少し長めのロックンロールです。”Honey Don’t“と歌っている部分はシンプルなロックンロールですが、その前にⅠとⅥ♭を繰り返すフレーズが追加されています。シンプルなジャンルながら、いろんな工夫をして音楽は育ってきたんですね。カール・パーキンスのカヴァー楽曲ですが、アルバム最後の楽曲 “Everybody’s Trying to Be My Baby(和訳)” も同じミュージシャンのカヴァーです。

歌詞について
小悪魔に騙されているような歌ですね、、。”Honey Don’t“、ハニーに対してそれはダメだよと言っている楽曲です。言葉では嬉しいことを言ってくれるけれど、態度が異なる女の子の歌。最後には夜に抜け出して遊びに行っています。なんとも辛いラブソングですね。ロックスターも惚れた女には弱いものなんでしょう。

それでは和訳をどうぞ。

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Words of Love – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles バディ・ホリーのカヴァー。2分間のショート・ソング。

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「君が優しく、誠実に伝えてくれる愛の言葉たち。

サウンドについて
バディ・ホリーのカヴァー曲です。2バースしかないシンプルな楽曲です。ロックンロールやブルースだったら、8小節がふた回しあって、間奏があればそれなりのボリュームの楽曲に思えますが、こういうポップスだと短い曲に思えますね。勢いと大雑把さでしょうか。

歌詞について
みじかーい。これだけ短いと特に書くこともないんだよな、、。”Words of Love“は愛の言葉たちという意味。そのままのラブソングです。以上。

それでは和訳をどうぞ。

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Eight Days a Week – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 語らずとも知られた名曲の、フェードインのイントロがヤバすぎる。

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「一週間に八日でも足りないくらい愛してるんだ。」

サウンドについて
誰もが聞いたことのある楽曲だと思うんですけれど、アルバムの中でも再生された瞬間に異彩を放っています。エレキギターのフレーズが微かに聞こえてきて、三連符の単音ベース、アコースティック・ギターと共にどんどん近づいてきます。コード感も拓けたような、深みのある明るい響きです。語る必要もないほどの名曲は、この素晴らしいイントロから始まります。

歌詞について
Eight Days a Week“ってタイトルが素敵ですね。「一週間に八日」、矛盾した表現に気持ちが強く表現されています。内容はいつも通り、君が好きだってだけで普通の楽曲なんですけど、こういうキラー・フレーズが一つあるだけで名曲になりますね。ちなみに、正確には「一週間に八日」ではなく「一週間に八日でも足りない」とまで歌っています。矛盾して更に突き抜けてます。

それでは和訳をどうぞ。

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Kansas City / Hey-Hey-Hey! – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles リトル・リチャード・メドレー!

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「さあ、ワン・ツー・スリー・フォー。」

サウンドについて
リトル・リチャードの楽曲のメドレーです。ロックンロールは構成が同じだから簡単に繋げられますね。元々バーで演奏していたビートルズですから、ロックンロール・セッションはお手の物でしょうね。ギターソロ、最近のロック・ギタリストからしたら大したことのないようなフレーズで、特に味があるプレイでもないんですけど、こういうギターソロ好きなんですよねー。なんか、大したことないなって思うんだけど、好きです。

歌詞について
人の曲のメドレーなので、問われるのは編集者としてのセンスですね。その点でさすがThe Beatlesだと思わされる組み合わせの楽曲です。前半の”Kansas City“は居なくなった恋人を探しにいくロックンロール、後半の”Hey Hey Hey Hey”は恋人に別れを告げるロックンロールです。全く真逆の物をつなぎ合わせています。Bye Byeで楽曲が終わるのもいいですね。

それでは和訳をどうぞ。

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This Feeling – The Chainsmokers 和訳と紹介

The Chainsmokers 男女ツインボーカル、得意の切ないダンスチューン。

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「感情じゃなくて頭を使え。みんながそう言うの。」

サウンドについて
このテンポ、このサウンドで、このメロディ書かせたら本当に誰も敵わないんじゃないかと思います。”Closer(和訳&MV)“に似たテイストですね。メロディラインも少し似ているところがあり、得意パターンなんだと思いました。構成も似てますよね。コードチェンジのタイミングとかも同じかな?ディストーション・ギターもかっこいい!
だけど”This Feeling“の方が明るい雰囲気があります。Closerではキーがマイナーコードでしたが、”This Feeling”ではメジャーコードに解決しています。コードの数やリズム、雰囲気が変わらない中で、些細な変化で新しい楽曲を生み出しています。あとアコースティック・ギターの音がめちゃくちゃいい音!鋭くてかっこいいです!

歌詞について
周りに受け入れてもらえない女性と、周りに受け入れてもらえる男性の恋愛の歌でしょうか。Verse1とVerse2の歌い出しが対照的で面白いですね。しかし男性が他の人に伝えたら、それが「一人歩き」ではないでしょうか。そう考えると、男性パートの部分以外に想う相手がいる…?この辺は色々解釈できそうですね。

個人的に好きなフレーズはPre-Chorus。「感情じゃなくて頭で考えろ」っていう言葉に苦しい気持ちをする描写です。この気持ちが間違いだっていうなら、この気持ちになったことがないんでしょう、と歌っています。このフレーズ、とても深いと思います。単純なラブソング的に捉えることもできるけれど、もっと広い意味で捉えて。感情は自分以外にはわからないものだから、否定しないでほしい、そんなようなことを言っているような気もします。曲名も”This Feeling“ですし、このあたりにテーマがあることは間違いなさそうです。

それでは和訳をどうぞ。

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Mr. Moonlight – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles ドクター・フィールグッドのカヴァー曲。

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「ミスター・ムーンライト。あなたが幸せをくれたんだ。」

サウンドについて
ドクター・フィールグッドのカヴァーもしてるんですか。The Beatles、幅広いですね。シャウトから始まりますが、スローなバラードです。全編にわたってコーラスが美しい楽曲です。一音が長いと映えますねー。

歌詞について
月明かりを恋しく思う楽曲です。月明かりの元で告白したんでしょうか。”Mr. Moonlight“は二人の思い出になっているんでしょうね。月明かりと恋愛が結びついている作品だったり、言葉だったりは色々ありますね。

それでは和訳をどうぞ。

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I’ll Follow the Sun – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles ドラムレスの名バラード。

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「明日は雨になりそうだから、太陽を追いかけるんだ。」

サウンドについて
この楽曲はドラムが入っていません。リンゴ、、と思いきや、パタパタ鳴ってる音はリンゴが膝を叩いている音らしいですね。ギターの単音、アルペジオでバッキングしているフレーズ、今のロックでも使われるようなフレーズです。メロディが優しくて美しい。ポールの歌声も優しくて、とても素敵なバラードになっていますね。

歌詞について
自分の生き方の為に、恋人と別れる歌でしょうか。だけど、去ってすぐ気がつくわけじゃないんですよね。ジョン・レノンもおかしな内容の歌だと語っています。ポールが16歳の時に作った楽曲だとか。若い頃から美しいメロディが心の中を流れていたんですね。

それでは和訳をどうぞ。

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Rock and Roll Music – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles チャック・ベリーの名曲をカヴァー。

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「ロックンロールミュージックを聴かせてくれよ。」

サウンドについて
久しぶりにカヴァー曲を聞いた気がします。A Hard Day’s Nightは全てオリジナル楽曲でしたからね。徐々に自分たちの楽曲が増えていますね。とは言っても、シンプルなロックンロールは自分で書く必要がないくらい、古い名曲がたくさんあります。”Rock and Roll Music“もその一つですね。

歌詞について
他の音楽じゃだめ、ロックンロールならなんでもいい、俺はそれじゃないと踊らないと歌っています。歌詞中には色々なジャンルの名前が出てきますね。ロックンロールならなんでもいいなんて、あまりにザックリですね。それがロックンロールなのですね。

それでは和訳をどうぞ。

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Baby’s in Black – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 8分の6拍子。フォークソング。

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「親愛なる君。俺に何ができるかな。」

サウンドについて
ビートルズの8分の6拍子のって結構珍しいですよね。一曲前の”I’m a Loser(和訳)“に引き続き、フォークテイストの楽曲です。音楽性の幅がどんどん増えていきますね。

歌詞について
恋人の死を乗り越えることができない女性の力になりたいと願う歌です。事実に影響されて書かれた楽曲らしく、ビートルズの元メンバーであるスチュアート・サトクリフの婚約者がモデルだとか。知り合いのために、少しでも力になれるようにという想いが込められているのでしょうか。

それでは和訳をどうぞ。

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I’m a Loser – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 初のフォークソング。

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「俺は恋を失ったんだ。君が思ってるような男じゃないよ。」

サウンドについて
ボブ・ディランに影響を受けたと語っているこの楽曲は、如何にもなフォークソング風の楽曲です。The Beatlesの強みはコーラスが素晴らしいことですよね。元々カントリー寄りのジャンルですから、コーラスが綺麗にハマります。それにしても、終わり方、、。

歌詞について
恋を失ってしまった男性の歌です。明るくて軽快な曲調に反して、自分自身を卑下するような悲しい歌詞です。Verse2の歌詞が詩的でかっこいいですね。

それでは和訳をどうぞ。

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