Little James – Oasis 和訳と紹介

Oasis 息子に捧げる愛のバラード。リアム・ギャラガー初作曲。

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「リトル・ジェームズ。お前とお前のママの為に歌っているんだ。」

サウンドについて
リアム・ギャラガーが作曲した楽曲が初めてアルバムに収録されました!シンプルですがグッド・メロディですね。あれだけロックンロール・スターをやっているリアムなのに、アコースティックなバラードが得意なのは意外ですよね。グッド・メロディが好きなロックンロールバンド、それがオアシスなんですね。

歌詞について
リアム・ギャラガーの奥さんの連れ子が “Little James” のようです。家族を深く愛している様子が伝わってかっこいいですね。サビの歌詞がすごいです。子供と奥さんの為に歌っているから、もうすぐ誰もいなくなるだろうって。子供と奥さん以外眼中にない感じがかっこいいです。歌は極端に書くのがよいです。

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Put Yer Money Where Yer Mouth Is – Oasis 和訳と紹介

Oasis 進歩的で余裕を感じる、新しいロックンロール。

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「お前は本物なんだろう。口だけじゃなくて行動に移せ。」

サウンドについて
奇抜なわけじゃないんだけど、すごく前衛的なサウンドですね…!めちゃくちゃ好きです、これ。ずっと同じ音階の電子音がピッピッピ、、となっていて、その上に乗っかるように、ずっと同じロックンロールのリフが刻まれています。特に展開もなく、歌メロはバースだけの16小節。ロックンロールですねーー。音楽なので当たり前なんですけど、音色ってすごく大きなファクターなんだと改めて感じました。

歌詞について
Put Yer Money Where Yer Mouth Is“はイディオムです。「口だけじゃなくて行動しろ」って意味。不思議な言葉ですよねー。直訳だと、お前の金をお前の口に運べ、になるのかな。歌詞の内容は痛快です。いつも通り、自分の人生を生きろって言っています。小さい頃、両親に煽てられた人もいらっしゃると思いますけど、そんな親バカあるあるをダシにして主張してます。

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Who Feels Love? – Oasis 和訳と紹介

Oasis 逆再生、間延びしたメロディ、サイケデリック。

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「誰が愛を感じているんだ。俺は愛を感じているんだ。」

サウンドについて
イントロの時点で、あっサイケだ、ってなりますよね。テープの逆再生音を使っているサウンドは、イントロだけじゃなくて楽曲中に散りばめられています。ビートルズが中期以降に使っていた手法ですね。バースのボーカルの間延びした感じ(サイケっぽい)と、サビの細かいメロディラインの緩急が気持ちいいですね。

歌詞について
よくよく読めば、いつも通りの歌詞の気がするんだけど、サウンドが神秘的な雰囲気を作ってるから、神秘的な歌詞なんじゃないかと思っちゃいます。まー、でも神秘的かあ。自分の内なる世界って感じがします。よくわからないけれど。”Who Feels Love?” って曲名、社会派っぽいけど、全然社会派な曲じゃないですね。ノエル・ギャラガーそういうの好きじゃないっぽいです。U2に文句言ってました。

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Finally Free – Niall Horan 和訳と紹介

Niall Horan EDMテイストのビートに、アコースティック・ギターの音がかっこいい。

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「君が俺といる時、俺はついに自由を感じているんだ。」

サウンドについて
アヴィーチーを思い出すような、カントリーっぽいサウンドを使ったポップ・ソングです。アコギがめちゃくちゃいい音してますね。構成はEDM系のポップスですね。四つ打ちのビート、短いブリッジからサビで盛り上がって、ポストコーラスのリフ。2010年代の象徴的なサウンドですね。ちょっと前まではありえないくらい流行ってたから、ちょっと古く感じるかもしれませんが、やっぱりかっこいいですよね。

歌詞について
歌詞もEDM系のポップスらしさがあります。やっぱりサウンドと歌詞って自然と影響されあっちゃうと思うんですよねー。こういうサウンドの曲は、爽やかで、キザじゃないけどストレートに物を言うのがロマンチストっぽい感じの歌詞が多い気がします。物語をあまり作らないで、短い簡単な比喩を織り交ぜるくらい。シンプルでわかりやすい歌詞です。

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Go Let It Out – Oasis 和訳と紹介

Oasis 3rdアルバムを勢い付けるのは、アコギ+メロトロンのロックンロール。

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「さあ、曝け出せ。」

サウンドについて
これまでのアルバムと打って変わり、アコースティック・ギターを全面に押し出したサウンドです。ノエル・ギャラガーの曲は、どれもアコースティック・ギターを弾きながら作った感じがありますが、アルバムのサウンドとして全面に押し出されたのは初めてかもしれません。サビで響くメロトロンの裏メロもビートルズを連想させるような、ロックンロールを感じますね。

歌詞について
Go Let It Out” 、そのままだと「出せ!」です。…何を?このフレーズ、実はビートルズのHey Judeの “so let it out and let it in” の引用です。自分を出して、他を受け入れて、といったニュアンスで歌われています。なので、そのように和訳しました。夢ばっかみてないで、お前が手に入れたものを出していけ、受け入れていけ、、と歌っているのに!最後の最後で “Don’t let it in, don’t let it in” て。受け入れろ、だけどお前自身を大切にしろってことですかね。生き方なんて言葉で一義的に定義できるものじゃないですね。。

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Fuckin’ in the Bushes – Oasis 和訳と紹介

Oasis ライブの入場曲となった代表的なインスト。

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「愛しているんだ 。誰でもウェルカムさ。」

サウンドについて
ビートは Jimi Hendrix の “Little Miss Lover” という曲から拝借しています。ギターのリフがかっこいいですね。歌はありませんが、スピーチがサンプリングされています。この曲から始まって、Go Let It Out(和訳&MV) のイントロまでが、この曲で、ひいてはこのアルバムの最高のイントロになっていますね。こういう一曲目があると、すごくいいですよねー。

歌詞について
彼ら自身の言葉ではなく、スピーチからサンプリングした音声などを使っているようです。”Fuckin’ in the Bushes” の意味も、文脈がわからないのでイマイチ掴みきれず。サンプリング元を聞けばわかるんでしょうけれど。ブッシーズは茂みという意味だったり、スラングで下の方の茂みを指したりします。まー、意味なんて「俺たちの音楽が始まるぞ」くらいなもんだと思いますけれどね。

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It’s Getting Better (Man!!) – Oasis 和訳と紹介

Oasis 爽やかなノリだけど大作。7分越えのブリット・ポップ。

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「俺たちはゲッティング・ベター・マンだ!」

サウンドについて
All Around The World(和訳&MV) から滑り込むように突入する、実質アルバム最終曲です(実際はRepriseがあります)。あれだけ長い曲を聞かされた直後にまだ7分越えの曲、、と思いきや、ノリと勢いの良い楽曲なので、そんなに長く感じません。逆にこのテンションでよく7分作れたなと感心させられます。。サビのコードがいいですね。ロックンロールって感じです。

歌詞について
Getting Better Man” の歌です。「ゲッティング・ベター・マン」ってなんだよって?日に日に良くなっていく男ですね。。こういうの、日本語でいうとちょっとダサくなるの面白いですよね。名詞の使い方、感性、もっと言うと組み立て方が、英語と日本語で全然違うんでしょうね。

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All Around The World – Oasis 和訳と紹介

Oasis 9分を超える超大作。転調を続け、上へと登りつめていく。

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「俺たちはより良い日々を過ごすんだ。」

サウンドについて
MVはアルバムバージョンより2分ちょっと短くなっています。そんなに長い必要あるのか!?ってくらい長い曲ですね。まあ、オアシスにとっては長くある必要があったんでしょう。間奏を挟んで、どんどん盛り上がっていきます。2回目の間奏、かっこいいですね。”It’s gonna be OK!” と叫ぶところ。クライマックス感あってめちゃ好きです。ここから4分以上あるんですけど。2ndアルバムでは Champagne Supernova(和訳&紹介) が、盛り上がりながら長い間奏を繰り広げていましたね。派手な演奏が長く続くのはかっこいいです。飽きさせないし。でも長いよ!笑

歌詞について
「成りたかった物にはなれない」ってフレーズ、オアシスの曲の中でたくさん出てきますよね。どんな気持ちで書いているんだろう。どんな気持ちでステージに立っていたんでしょうか。”All Around The World” は世界中って意味です。サウンドのスケール感とピッタリですね。

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Be Here Now – Oasis 和訳と紹介

Oasis アルバムタイトル曲はキッズっぽいロックンロール。

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「目を開けなよ。お前自身の内なる舵を取りなよ。」

サウンドについて
リフはめちゃくちゃかっこいいんです。メロディラインもコミカルで、口笛も入ったりして、好きな人はいそうなんです。だけどすみません、私はこの曲あまり。。。というか、思い出せなかったんですよね。アルバムを久しぶりに取り出して、曲名を眺めた時に、”Be Here Now”  だけ、どんな曲だか思い出せなかったんです。。。かっこいいんですけどね。

歌詞について
Be Here Now” 、ここにいろ、とかここに来いとかですね。歌詞の内容とはあまり関係なさそうです。D’you Know What I Mean?(和訳&MV) の方が “Be Here Now” っぽいかな。いつも通り、お前の人生をお前で生きろって感じのメッセージです。本当に思っていることなんでしょうね。歌詞中に出てくる「ディグジー」は Digsy’s Dinner(和訳&MV) のことを指しているんでしょうか。だとしたら、またBlurを煽っているんですかね…?笑

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Don’t Go Away – Oasis 和訳と紹介

Oasis 鋭いイントロ・バースとスタンダードなバラードのサビ。

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「どこにも行かないで。時間が必要なんだ。」

サウンドについて
イントロはめちゃ鋭いですね。Slide Away(和訳&MV) みたいな雰囲気があります。バースはオアシスのメロディだけど、コードがポップスっぽいかな。そして徐々にわかりやすいメロディになっていって、サビでがっつり王道の美しいメロディを響かせます。サビだけ聞いたら完全にUSポップスっぽいよなー。UKのロックバンドでこういう曲やるバンド他にあるんでしょうか。名曲です。

歌詞について
Don’t Go Away” は「どこにも行かないで」。ストレートなラブソングです。歌詞の内容はみなさんで楽しんでもらって、別の観点で。作詞・作曲の両方をする人って、言葉とリズムとメロディに癖があったりするんですけど、この曲で少しノエル・ギャラガーの癖が現れた気がします。似た響きのメロディがあまりないので、新鮮で、気になっちゃいました。2ndバースの “Damn my situation” と “Damn my education”、Some Might Say(和訳&MV) のサビと韻の踏み方、リズムの取り方がそっくりですよね。2番の歌詞、きっと1番を作った時にメロディが決まっちゃったから、2番考えながら、自然に口をついたフレーズから書き始めたんじゃないかな、、とか推測してみます。それか、逆かもしれませんが。全く違ったら恥ずかしいですね。笑

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