It Won’t Be Long – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 2ndアルバムの一曲目。ロックンロールがポップスへと昇華。

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「君の恋人になるまで、もうすぐなんだ。」

サウンドについて
完全に「若いロックンロールバンド」から脱却しているサウンドですね。リフがしっかりしたロックンロールでありながら、楽曲の展開やメロディは現在の音楽と比較しても遜色ないくらいにキャッチーな楽曲に仕上がっているのではないでしょうか。1枚前のアルバムと比べて大幅に変化しているところも、ビートルズがすごいと言われるところですよね。

歌詞について
大幅にポップスへと進化した楽曲と比べて、歌詞の内容は変わらずロックンロールですね。もうすぐ君の恋人になれる、、と歌っています。好きな人とデートの約束が決まっている状況の歌です。前アルバム(Please Please Me)よりポジティブな気がします。

それでは和訳をどうぞ。

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Twist and Shout – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles ロックンロール・スタンダード。

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「こっちに来て、踊って叫ぼう。」

サウンドについて
ご存知、”Twist And Shout“です。アイズレー・ブラザーズもやってますね。たったの3コード、1メロディのループですが、めちゃくちゃユニークでキャッチーな楽曲ですよね。ロックンロールの一つの正解って感じがします。間奏のギターのハモりからの、ボーカルのハモり、シャウトがたまらなくカッコいいです。

歌詞について
Twist And Shout“、捻って、叫べ!なんともロックンロールです。舞台はダンスホールでしょうね。かっこいいロックンロールやファンクを聴きながら踊って、叫ぶのは最高ですよね。私も以前P-Funkのライブで楽しませてもらったので、気持ち良さがわかります。

それでは和訳をどうぞ。

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There’s a Place – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles ポジティブなハートを歌う。

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「俺の心の中に悲しみはない。」

サウンドについて
ビートルズらしいグッドメロディと、ハッキリした展開が魅力的です。ドラムのリズムパターンが可愛いですね。バースの後半、ハモりとかコードで、明るいのか暗いのかわからなくなりますね。歌詞の極端なポジティブな雰囲気と併せて、とても面白いと思います。

歌詞について
ポジティブ、、なんですけど、少し極端にも思えます。「悲しいことなんてない」ってあるに決まっているのに、言い切るところが、張り切ってる感出るところですよね。あと歌い出しでガッツリ落ち込むことがあるって歌ってます。弱い部分と強い部分を両方感じる曲は、人間らしくて魅力的ですよね。

それでは和訳をどうぞ。

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A Taste of Honey – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles ブロードウェイ・ミュージカルのカヴァー。

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「君の唇は蜜の味。」

サウンドについて
三拍子のマイナー・バラードです。60年代はこういうバラードが多いですよね。元々はブロードウェイ・ミュージカルの為に書かれた楽曲を、ビートルズがカヴァーしたとか。そういう話を聞くと、ミュージカルっぽくも聞こえてきますね。息継ぎできるポイントが多いので、いろんな表現で感情を表せそうなメロディ・ラインです。

歌詞について
恋人(?)のキスを”A Taste of Honey” = 蜜の味、と歌っています。”much sweeter than wine”とのことですが、ワインは甘くはないので、sweetとそのまま残しました。sweetは「甘い」だけじゃなく、”素敵な”くらいの感じで使われます。

それでは和訳をどうぞ。

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Do You Want to Know a Secret – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 妄想のラブソング??

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「秘密を知りたいかい。側に寄って。」

サウンドについて
悲しげな、それかドラマチックな響きのイントロから始まります。曲中は終始楽しげで、ホップステップって感じのノリです。サビの終わりがかっこよくて好きです。マイナーコードで終わって、ウウウーってところが最近のミュージシャンもやっているやつですよね。カタカナで書いたからダサいけど…。

歌詞について
自分の秘密(君のことが好きなんだ)を打ち明けて、二人だけの秘密だ、、って歌っていますが、、。イントロ!君は知ることはないって言ってます。このイントロのせいで妄想の中のハッピー・エンディングにしか思えないです。。秘密を教えてあげるって言って、耳打ちで告白する、、なんて甘酸っぱい妄想、、。笑

それでは和訳をどうぞ。

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Baby It’s You – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 周りにも反対される叶わぬ恋を歌う。

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「他の誰もいらない。なぜって、ベイビー、君なんだよ。」

サウンドについて
シャラララソングですね。シャララって響き、時代感じますよね。最近のミュージシャンは言わないんじゃないでしょうか。1フレーズが長いバースが印象的です。オールディーズのバラードのテイストですね。

歌詞について
振り向いてくれない、周りからも止められる恋の歌です。誰が何を言おうと気にしない、何があっても愛し続ける、、。盲目的な感じもしますけれど、それは一方で美徳なんでしょうね。”‘cause baby, it’s you.“ってフレーズめっちゃいいですよね。

それでは和訳をどうぞ。

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P.S. I Love You – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles イントロがかっこいい。また会う日までの愛を歌う。

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「また会う日まで。追伸、アイ・ラブ・ユー。」

サウンドについて
8小節で完結するフレーズが次々に飛んでくるから、構成が混乱しますね。シンプルな曲なのに、今どこだっけ!?ってなりました。個人的に好きなのはイントロ。 中盤でブリッジ的に用いられている通り、イントロのフレーズじゃないですよね。「初めからクライマックス感」があって好きです。

歌詞について
“P.S.” は追伸という意味ですね。アルバム”Please Please Me”は、恋が成就していないパターンが多い気がするのですけれど、この曲は両思いっぽいですね。きっと。また会える日まで、君のことを愛し続けているよって曲です。

それでは和訳をどうぞ。

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Love Me Do – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 最もシンプルで渋いロック・ミュージック。

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「だからお願いだ。愛してくれよ。」

サウンドについて
ハーモニカのリフが印象的ですね。10小節もないフレーズを繰り返し、繰り返しているだけのシンプルな楽曲です。楽曲の長さや複雑さ、メロの多さって、かっこよさと比例しませんよね。この短い楽曲の中にかっこよさを詰め込めるセンス、やっぱりすごいです。

歌詞について
この曲のヤバいところは歌詞も繰り返しなところですね、、。彼らのキャリアの超初期に作られた楽曲だけあって、シンプルに作れるかっこいいものを目指したって感じでしょうか。まー、実際ロックンロールの歌詞なんて、言い回しを変えてるだけで、”Love Me Do“しか言っていないようなところありますしね。

それでは和訳をどうぞ。

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Please Please Me – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 初期ビートルズの鉄板曲。カモン、カモン!

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「俺を喜ばせてくれよ。俺が君にするみたいに。」

サウンドについて
初期ビートルズといえば、この曲は外せませんね。ノリの良さ、メロディライン、ハモり、リフ、曲の構成、、。ある意味では、この時点でビートルズは完成していたんでしょうね。キャッチなーメロディやリフに耳がいきがちですけれど、ドラムのフレーズがなかなかかっこいいです。

歌詞について
振り向いてくれない女性を口説こうとしている歌です。タイトルが印象的ですよね。これ、同じ意味で重ねてるわけじゃないんです。”Please Please Me” の一つ目の Please は、「お願い!」のプリーズです。二つ目の Please は、「喜ばせる」のプリーズです。Please love me とかと同じ構造の Please Please Me なんですね。

それでは和訳をどうぞ。

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Ask Me Why – The Beatles 和訳と紹介

The Beatles 南国っぽい雰囲気に紛れる、涙が溢れる幸せ。

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「理由を聞いて。愛してるって答えるから。」

サウンドについて
ずっと聞いてたら、陽気な雰囲気が出したかったんじゃなくて、機材や技術的にしょうがなかったのかな、、なんて思いました。ギターの音はどうしてもパツパツになるし、ギターサウンドのロックバンドでバラードを作るのは、この時点では困難だったんでしょうね。。

歌詞について
Ask Me Why“、理由を聞いてよ、愛してるって答えるから、って。。最高にキザですね。。こんな甘いメロディで、、。なんの理由かは、連続して描写されてないのですけど、「悲しくもないのに泣いている」理由でしょうか。君にももうすぐわかるはずだよって。。

それでは和訳をどうぞ。

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