Last Kiss – Taylor Swift 和訳と紹介

Taylor Swift 一音、一言を大切に、愛おしく歌いあげる。

speak-now

「私たちのラスト・キスのように。永遠に、その名前は私の唇に。」

サウンドについて
8分の6拍子のスロー・バラードです。バッキングでは音数が少なくて、コードの展開もゆっくり。歌もたくさん呼吸を入れながら、声の調子は低いまま、大事に大事に歌っています。愛おしさ、切なさを強く感じます。

歌詞について
タイトルがロマンチックすぎます。。。抜粋してある部分の、 “Just like our last kiss. Forever the name on my lips” が素晴らしすぎて、、切なすぎて、、。歌い方(というか、メロディかな?)と相乗効果で、素晴らしい歌詞です。そして、最後のサビの歌詞。歌い出しで「太陽が輝く」「美しい日」と、曇りのない言葉を並べるなんて、失恋の歌にしては反則的です。でもテイラーらしいとも思います。

小ネタだけど、テイラーの歌詞にたくさん登場する「午前2時」ですが、この曲では「1時58分」です。2分早い。

それでは和訳をどうぞ。

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Haunted – Taylor Swift 和訳と紹介

Taylor Swift 短調のロックサウンドに高音で透き通ったストリングが神々しい

speak-now

「元に戻るなんてできないの。私は取り憑かれてしまったから。」

サウンドについて
イントロでガッツリ厚めのサウンドなんだけど、Aメロは意外とアコギが目立っていたり、サビではマイナーキーのロックギターのコード・バッキングの裏で綺麗なストリングのロングトーンがさりげなく雰囲気を作っていたりします。。盛り上がったあたりで “歌より言葉” な荒っぽい歌い方が目立つ曲だけど、小さな味付けが荒っぽさより、切実さを感じさせる要因になっているのかなと思ったり。

歌詞について
ブリッジの歌詞はどういう意味なんでしょうかね。イントロからアウトロまで登場する「壊れてしまうなんて思いもしなかった」の一文を、4行で表現したんでしょうか。繰り返し出てきたり、最後の最後で “Never ever thought” とか言っているので、思いもしなかった感が強めの曲です。

それでは和訳をどうぞ。

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Innocent – Taylor Swift 和訳と紹介

Taylor Swift マイナーコードのアルペジオが美しい慈悲の歌

speak-now

「あなたがどういう人間かは、あなたが何をしたかじゃない。」

サウンドについて
マイナーキーの曲って響きに幅広くて面白いですよね。暗い曲だったり、かっこいい曲だったり、美しい曲だったり。そういう観点でいうと Innocent は美しい曲です。マイナーキー特有のメロディの美しさもだし、イントロのアコギからピアノが入ってきたり、ハモりも、ストリングスも。大サビに向けた盛り上がり方もいいですね。左側からリードギターのオブリが入ってくるあたり、テンション上がります。

歌詞について
カニエ・ウエストが壇上に上がってきた時の事を歌っているらしいです。慈悲なのか、皮肉なのか、、。許しているにせよ、許していないにせよ、ある種見下していることは間違いなさそうです。笑

それでは和訳をどうぞ。

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Better Than Revenge – Taylor Swift 和訳と紹介

Taylor Swift アグレッシブなポップ・サウンドとリリック。

speak-now

「復讐以上に私がするべきことはない。」

サウンドについて
テイラーらしいポップスではあるけれど、なかなかロック系のサウンドです。曲名にある “Revenge”  とマッチしていて、予想通りの気持ち良さがありますね。

歌詞について
彼を奪った女性に対して、これでもかってくらい悪口を言っています。奪った女性は完全にこっちをバカにしてきています。どうやらジョー・ジョナスを奪ったカミーラ・ベルの歌だとか、、。

それでは和訳をどうぞ。

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Burning – Sam Smith 和訳と紹介

Sam Smith とても静かな燃え上がるピアノ・バラード

sam-smith

「俺は燃え上がっているんだ。君が去った時から。」

サウンドについて
伴奏はピアノだけ。サム・スミスの歌声が本当に綺麗に響いています。ファルセットとか特に好きです。歌の休みはほとんどなくて、流れるように曲が進んでいく。大サビのコーラスも壮大さが出ててよくて、そのあとに2フレーズだけ一人で歌うところがグッときます。

歌詞について
失恋の歌かと思ったんだけど、友情の歌っぽいですね。友達に腹を立てて、喧嘩別れのようになったことを後悔している様子に受け取れます。

それでは和訳をどうぞ。

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Enchanted – Taylor Swift 和訳と紹介

Taylor Swift 緩急のある展開と美しいメロディ

speak-now

「あなたと出会って魔法にかけられたの。」

サウンドについて
ミュートしたギターと、まるで海の中のような神秘的なシンセサイザーの音で始まります。ギターがガッツリ入ってきて、盛り上がったあと、ブリッジでまた静かになり、、。緩急がついて美しいです。メロディも美しい。Speak nowの中で特に好きなメロディだなー。

歌詞について
“Enchanted” というと、ディズニー映画「魔法にかけられて」の原題を思い出します。人を信じられなかったけれど、信じられる人に出会って、魔法にかけられたように恋に落ちた歌です。Cメロの言葉が綺麗です。

それでは和訳をどうぞ。

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Never Grow Up – Taylor Swift 和訳と紹介

Taylor Swift 親の愛・親への愛を語るアコースティック・バラード。涙なしでは聞けない。

speak-now

「ダーリン。大きくならないで。」

サウンドについて
アコースティックサウンドで、歌が自然に胸に飛び込んでくる。低音が緩やかに下降していくコード進行が切ない。この歌詞でこのサウンドは反則です。。

歌詞について
泣いてしまった。号泣しながら書いてます、びっくりしてる。1番で親があなたにしてくれたこと、2番であなたに忘れないでいてほしいこと、Cメロでいつか全てなくなってしまうこと、3番であなたがいつか感じること。大切にできるうちに、大切にした方がいいです。ずっと。

それでは和訳をどうぞ。

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Gorgeous -Taylor Swift 和訳と紹介

Taylor Swift 包み込むような愛おしさのラブソング

speak-now

「あなたはとてもゴージャス。私をおかしくさせる。」

サウンドについて
低音成分が強くて、包み込むような優しさを感じます。マリンバとか木琴みたいな、くっきりしてるけど優しい響のリフも印象的。あとBメロがメロディアスすぎて最高です。

歌詞について
余裕満々で、褒めながら、揶揄いながら、ジョークを交えたラブソング。さすがテイラー・スウィフトですね。ブリッジ、「猫につまずく」って言った後に、テイラーの笑い声が入ってるのいいなーと思います。私が提唱している名詞センス最強説ですが、てイラーはさすがです。両Bメロですね。オーシャンブルーの瞳とか、めっちゃゴージャス!

それでは和訳をどうぞ。

Reputation” 全曲レビュー・和訳はこちら!

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The Story of Us – Taylor Swift 和訳と紹介

Taylor Swift アップテンポなロック系アメリカン・ポップス

speak-now

「だけど私たちの物語はもうすぐ終わってしまいそう。」

サウンドについて
アブリル・ラヴィーンとか、ハンナ・モンタナとかもやりそうな、王道のギターポップ。アップテンポで四つ打ちだと、グイグイ前に進みたくなる感じが出ますね。Bメロのコードが早く切り替わっていくところとかめっちゃ気持ちいい。

歌詞について
言葉がすごく多い印象です。アップテンポだからだろうけれど。”私たちの物語” というタイトルにあわせて、”Next chapter” とか、”The end”、”ending”などの言葉が使われてます。もうちょっと物語感出しても面白かったかも知れません。2サビ後とかにワンフレーズあったらクドいでしょうか。

それでは和訳をどうぞ。

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Mean – Taylor Swift 和訳と紹介

Taylor Swift カントリーサウンド×ポップスメロディ

speak-now

「どうしてそんなに嫌な奴じゃなきゃいけないの?」

サウンドについて
メロディは完全にポップス。だけど、それ以外がめちゃくちゃカントリー。MVでテイラーが弾いているバンジョーギターに始まり、マンドリン、フィドル、ハモりなど。「カントリー・ミュージックが好き」ということも揶揄われていたテイラーが、このサウンドでこの歌詞を歌うことに意味を感じます。

歌詞について
自分を虐めてきた人に対する歌なんですかね。Meanとは「卑劣な」とか「下品な」とかいう意味です。虐めてきた相手に対しての言葉なので「嫌な奴」と訳しました。カントリー・サウンドに対して面白い言葉選びがありまして、サビ1行目の “big old city” というフレーズ。”big old” とは南部のスラングだったらしいです。南部発祥のカントリーとマッチしていますね。

それでは和訳をどうぞ。

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