Love Is Still the Answer – Jason Mraz 和訳と紹介

Jason Mraz オールディーズのジャズナンバーのように、穏やかで優しい愛の歌。

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「質問は、どうして俺たちがここにいるのかってこと。」

サウンドについて
全然ポップスなんですけど、例えばWhat A Wonderful Worldみたいな楽曲を思い出しました。Aメロ、Bメロ、サビ、、みたいに大げさじゃなくて、2つのメロで構成されているのも、懐かしくて優しい楽曲を思い起こさせるポイントでしょうか。マイナー調のフレーズを綺麗に混ぜると雰囲気でますね。語るように歌いつなげていくボーカルラインもとても素敵です。

歌詞について
楽曲の雰囲気と完璧にマッチしていますね。1950年代の名曲だって言われても信じちゃいそうなくらいに、完璧な雰囲気です。テーマも普遍的です。何の為に生きているか、、なんて答えのない問いに、はっきりと「愛」だと答えを示すところが、ミュージシャンらしくてかっこいいと思います。サビよりも、直前の問いに願いを込めていそうな歌詞です。

それでは和訳をどうぞ。

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Youngblood – 5 Seconds Of Summer 和訳と紹介

5 Seconds Of Summer 跳ねたビートと、歯切れのいいメロディ。

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「君が見知らぬ人を見つめる時、俺を見てくれることを願うんだ。」

サウンドについて
シリアスなメロディラインですが、ビートはやや軽めのノリです。サビのミュートの掛かったシャッフル・ビートがかっこいいですね。三連譜の裏メロも鳴っているかな?メロディのノリがいいですね。

歌詞について
冷めていく恋の歌なのかなあ。MVのイントロに反して、「恋人」じゃなくて名前で呼ぶようになったとか、人生から出て言ってと言って欲しいとか。終わりが見えている感じの歌詞なんだけれど、それでもお互いを必要としているって歌なのかな。”Youngblood” は辞書で引くと出てくる「青春の血潮」という訳がかっこよかったので、そのまま使いました。

それでは和訳をどうぞ。

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Whatever – Oasis 和訳と紹介

Oasis 不朽の名曲。何だってできる、何にだってなれる。

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「俺は何にだってなれる。歌いたければブルースだって歌う。」

サウンドについて
ストリングスが入っているくらいで、特に凝ったことはしていない楽曲です。メロディも起伏が少ないし、キャッチーなギターソロもありません。コードも定番のカノンコードで、真新しいものはほとんどありません。強いて言えばロックンロールのテイストを感じるくらいです。なのに、こんなに胸を打つのはなんででしょうね。本当に不思議なメロディセンスを持ったバンドだと思います。ボーカルラインも、裏メロも、リフも。久々に聞いたら、思っていた以上にあっさりした楽曲でびっくりしましたが、本当にいい楽曲だと思いました。

歌詞について
Whatever“、何であっても、という意味です。オアシスが歌い続けているテーマの一つ、「やりたいことをやる」がテーマの楽曲です。何にだってなれる、何だって選べる。歌いたければブルースを歌う。Bメロ(?) が特にですけれど、全体的に純粋な若さを感じます。とても綺麗な青色。ストリングスの澄んだサウンドが、歌詞をさらに彩っているように感じます。

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【和訳付】Oasis 全オリジナルアルバム・全曲を紹介

Oasis 90年代から2000年代にかけて活躍したロックンロール・スター。

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もしあなたがロック好きならば、オアシスは避けては通れないバンドです。好き嫌いを抜きにしても、レディオヘッドやブラーなどと同世代のイギリスのバンドで、他のどのバンドよりもロックンロールを、そして「歌」をやっていたのは間違いなくオアシスでしょう。乱暴で話題に事欠かない二人のフロントマン。リアム・ギャラガーは美しい性質と乱暴な歌い方、ロックスターを体現した振る舞いと繊細なバラードを手がけるソングライティング能力。ノエル・ギャラガーはメイン・ソングライターとして数々の美しいメロディと美しい言葉を生み出してきました。しっかりと高音域が伸びていく歌声で自身がボーカルを取ることも。音楽性をとっても、話題性をとっても、とても優れたロックンロール・スターでした。

そんなオアシスのオリジナル・アルバムの全曲を和訳しました。各アルバムに簡単なコメントを添えて、この記事で紹介したいと思います。

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Soldier on – Oasis 和訳と紹介

Oasis アルバムを締めくくる、静かでクールなサウンド。

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「昼が来る。夜が来る。俺は立ち去る。」

サウンドについて
ベースラインがクールですね。ボーカルにディレイがかかっているのが面白いです。曲の半分くらいは歌がなく、アルバムの余韻を作り出すかのように、同じビートの上にミニマルに楽曲が変化していきます。こういうサウンドも初めてですよね。とても新しいアルバムであっただけに、解散が改めて残念に思えます。

歌詞について
ほとんどずっと “Soldier on” って言っているだけです。特に意味はないんじゃないでしょうか。書くことも特にないです。。。

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The Nature of Reality – Oasis 和訳と紹介

Oasis 短いながらに濃縮されたボリュームと哲学。

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「実在の本質。それはお前の心の中だけにある。」

サウンドについて
実質3分程度しかない楽曲ですけど、なぜか聞き応えあるんですよね。私だけでしょうか…?メロディも一つしかないし、2.5回しか繰り返さないのに、、なんででしょう。リフがしっかりしていることや、ビートが重ためなことが関係しているんでしょうか。テンポがゆったりとしているのも関係ありそう。

歌詞について
短いのにガッツリ哲学詰まってますねー。”The Nature of Reality“、実在の本質、、。タイトルからしてパワーワードですね。そして結局それは各々の心の中にだけ存在しているってことを主張しています。哲学の話の入門とかでよく話される内容ですよね。「リンゴは赤い」という言葉上の認識は共通のものとして、本当に同じ赤を見ているんだろうかという有名な問いです。あなたが赤だと言っているものは、私にとっては実は青かもしれない。全く違うものが見えているのかもしれない。同じものを見ていることは証明しようがない、、。そんな問いです。

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Ain’t Got Nothin’ – Oasis 和訳と紹介

Oasis ラスト・アルバムで披露したロックンロール。

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「欲しいのは真実だけだ。」

サウンドについて
アルバムで一番シンプルなロックンロールですね。この曲めちゃくちゃ好きです。単純にかっこいい。シンプルなギターリフと、リフを追いかけた変則的なビートがかっこいいです。ギターの音色がめちゃくちゃかっこいいですね。間奏もかっこいいですよねー。他のアルバムで言えば、例えば The Meaning of Soul(和訳&MV) 的な立ち位置なんですけど、リード曲くらいのインパクトがありました。

歌詞について
シンプルな楽曲通りの、シンプルな歌詞ですね。かっこいいフレーズがたくさん散りばめられている歌詞って感じです。こういう楽曲に思想を込めるとかって、難しそうですよね。全ての楽曲に意味がなきゃいけないのも息がつまりそうですし。ロックンロールのスタイルを感じられればよいですね。

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To Be Where There’s Life – Oasis 和訳と紹介

Oasis ダラっとしたサイケデリックなサウンド。シタールのような…?

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「俺たちは目覚める、人生のある場所で。」

サウンドについて
シタールのような音のイントロで始まるこの曲、曲中でもシタールのような音が鳴っているのですが、リアムの子供のおもちゃの音らしいです。キッズ向けサイケデリックですね(笑)。展開なんてないこの楽曲。ずーっと同じテンションで、パズルみたいに同じメロディを使いまわしています。箸休め感あります。

歌詞について
不思議な歌には不思議な歌詞が付いているものですね。つかみどころがないような文章です。Verse4からでいいですよね、絶対。私たちの誰もが元々いた場所で目覚める歌です。”To Be Where There’s Life“、人生がある場所に向かって。アルバムタイトルの”Dig Out Your Soul“という言葉が登場しますね。

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Falling Down – Oasis 和訳と紹介

Oasis シリアスなアコースティック・バラード。

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「俺の知っている全てのものに降り注ぐ。」

サウンドについて
イントロだけやたらサイケデリックですね。空間系エフェクトのディレイ・タイムをいじると、あんな感じのキュルキュル音がなったはずです。ノエル・ギャラガーがライブでたまにやってるやつですね。曲が始まれば、サイケデリックではないですね。マイナーキーのシリアスなアップテンポのバラードです。だけど、なかなか新しいサウンドですよね。やっぱり進化していくオアシスがもっと見たかったと思ってしまいます。

歌詞について
Falling Down” は落ちるという意味です。オアシスの歌詞の中に結構登場するワードですよね。夏の太陽や、別れが「俺の知っている全てのもの」に降り注ぐと歌っています。I’m Outta Time(和訳&MV) もでしたが、終わっていくことを感じ取っているような歌ですね。なんとなく感じていたんでしょうか。それとも別の意味があるんでしょうか。サビの一行目、「大げさな車輪」と訳しましたが、これはイディオムで、直訳だと「蝶々を潰すための車輪」という単語になっています。元々の言葉と少し違うのですが、些細なことに大げさな手段をとるというイディオムの変形だそうです。

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(Get Off Your)High Horse Lady – Oasis 和訳と紹介

Oasis 喧嘩の腹いせ?ブルージーなサウンド。

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「傲慢な態度をやめなよ、お嬢さん。」

サウンドについて
ハンドクラップ!ハンドクラップのビートの楽曲なんて今までありましたっけ?これまた、やったことのないサウンドに挑戦していますね。ギターフレーズもブルースっぽいです。12小節のメロも王道ブルースと同じ尺ですね。間奏のコード進行は完全にブルースです。そう考えると、バースのワンコード・ブルース感が面白く思えてきますね。

歌詞について
本人がインタビューで言ってたらしいのですが、喧嘩の腹いせで作ったらしいです。ちょっと拗ねて、でも明日には許してることが自分でもわかってそうなあたり、ノエル・ギャラガーらしいですね。Married With Children(和訳&MV) と似た様子を感じます。”(Get Off Your)High Horse Lady“、High Horseで傲慢、偉そう、高飛車な態度という意味があります。

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