I’m Outta Time – Oasis 和訳と紹介

Oasis リアム・ギャラガー、オアシス時代の集大成のバラード。

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「もし俺が倒れたら、そばで讃えてくれるか。」

サウンドについて
乱暴な歌い方で、ステージ上でも、ステージを降りてもロックンロール・スターのリアム・ギャラガーが、こんなに美しいバラードを書くなんて、1stアルバムの頃に誰が想像したでしょうか。実際はリアム・ギャラガーの書く曲はバラードが多かったですよね。この繊細さを持っているからこそ、素晴らしいシンガーでありえたんでしょうね。この楽曲はジョン・レノンに捧げる楽曲のようで、アウトロでジョン・レノンのインタビューがサンプリングされています。

歌詞について
とても切なくて儚い歌です。なんでこんな歌うたうの。。しかも(偶然にも?)ラスト・アルバムで。歳をとったこと、続けてきたこと、難しくなってきたこと、終わっていくこと。そんな歌です。「もし俺が倒れたら、そばで讃えてくれるか。」なんて切なすぎます。かっこよすぎます。”I’m Ouuta time” = “Out of time” は時間切れという意味を持っています。

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The Shock Of The Lightning – Oasis 和訳と紹介

Oasis 突き刺さるようなサイケデリック・ポップチューン。

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「目も眩むような光の中へ落ちていく。」

サウンドについて
シンプルなリフがめちゃくちゃかっこいいですね。シンプルというか、2音しかないんだけど。長3度と短3度=メジャーキーとマイナーキーを混ぜ込んだ、ロックンロールらしいリフです。エイトビートのダウンストロークもキマってます。あと、今回のアルバムは歌メロを利用したギターソロが多いですね。ミニマムな曲作りにした結果、間奏用のフレーズを入れない選択をとったんでしょうか。

歌詞について
The Shock Of The Lightning“、直訳だと「稲妻の衝撃」みたいな感じです。目も眩むような輝き、くらいのニュアンスでいいと思います。楽曲中では “I feel love in the shock of the lightning”、「Shock Of The Lightningの中で愛を感じている」と使われています。全体的にそんなに意味がある歌詞ではないと思います。ただ、一つ一つの言葉がかっこいいですね。

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Waiting for the Rapture – Oasis 和訳と紹介

Oasis 徐々に音量が上がっていくサウンドをノエルが歌い上げる。

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「待ち望んでいたものが何なのか、まだわかってないんだ。」

サウンドについて
3曲目で少し箸休めって感じのサウンドですね。少しずつ音量が大きくなっていく感じですね。頭にアクセントがあるビートは1曲目と同じです。はまっていたんでしょうか?ギターと音色も、落ち着いたテンションのロックンロールも、なんだかとても洗練された印象です。これまでのアルバムとは明らかに違いますね。

歌詞について
タイトルでは “Waiting for the Rapture” 、喜びを待っているって言っているのに、歌詞の中では、一行目に “I still don’t know what I was waiting for” 「何を待っていたのかわからない」とあります。うーん、矛盾ですね。矛盾ってことは皮肉なんでしょうか。小ネタなんですけれど、ビートルズ関連のワードが多い気がします。1バース目のアップルもですし、2バース目の”Revolution in her head”も。後者は Don’t Look Back In Anger(和訳&MV) でも登場しましたね。

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The Turning – Oasis 和訳と紹介

Oasis オシャレなリフとロックなサビ。ギターソロが響く。

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「喜びが俺を動かした時、お前は俺のそばにいてくれるか。」

サウンドについて
バースはオシャレな雰囲気ですね。ピアノ中心のリフと、気取ったメロディがキマってます。一方でサビはエレキギターががっつり。そしてギターソロがめちゃくちゃかっこいいですね。久しぶりにガッツリ決めたギターソロって感じです。そして、ギターソロからコードの響きが一気にシンプルなⅣ-Ⅴ-Ⅵになって、クライマックス感がめちゃくちゃ出てます!かっこいいですね。

歌詞について
The Turning“、曲がり角と訳しましたが、適切な訳なのかわからずにいます。。凍えそうな街、暗い道を勇敢に進んでいく情景が思い浮かべられました。一人ではなくて、二人で。オアシスの歌詞は、自信があるときもない時も、独りよがりにならないところに懐の広さを感じられて素敵ですね。

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Bag It Up – Oasis 和訳と紹介

Oasis 渋いビート、メロディのロックンロール。

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「俺は欲しがっている。もっと、もっと、もっと!

サウンドについて
終始頭にアクセントが置かれていて、疾走感はゼロですが、最高に渋いですね。ボーカルの音程も低め、コード進行や展開でも、敢えて盛り上げきらないようにしているような気がします。これまでのアルバムにはなかったサウンドですね。最高の一曲目に間違いありません。

歌詞について
もっと、もっと、もっと。やりたいことをやりたい、ロックンロールを掻き鳴らしたい。そんなメッセージを受け取れるアルバムの一曲目です。サウンド的にもかなり新しい挑戦をしているアルバムなので、相当気合が入っていることがわかりますね。”Bag It Up“は、コンビニとかで、袋に詰めますかっていう風に使われることがあります。「お前の望み」をbag up highするのですから、高くまで連れていく、叶えるって感じでしょうか。相変わらず懐の広さを感じます。

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Acquiesce – Oasis 和訳と紹介

Oasis ギャラガー兄弟で歌い上げる、力強いロックミュージック。

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「俺たちはお互いを信じているんだ。」

サウンドについて
Morning Glory(和訳&MV)“のサビが鳴り響く中、ディストーション・ギターのカッティングのイントロがとてもかっこいいですね。リフも、サビのメロディも、未来を切り開いて行きそうな印象のサウンドです。そして、ギャラガー兄弟が二人ともメインボーカルをとる数少ない曲です。”Let There Be Love(和訳&MV)“はバラードでしたので、ロックミュージックで言えば、貴重な一曲なのではないでしょうか。

歌詞について
Acquiesce” は黙従、黙って同意するという意味です。不思議なタイトルですね、だけどネガティヴなフレーズではないんです。お互いを必要としている、お互いを信じているとサビで高らかに歌い上げています。信じているからこその黙従、とてもポジティヴなニュアンスですね。二人でメインボーカルを取っている曲で、この歌詞、とてもかっこいいです。

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Let There Be Love – Oasis 和訳と紹介

Oasis ギャラガー兄弟が二人で作り上げるバラード。

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「愛がありますように。」

サウンドについて
二人ともメインボーカルを歌ってる曲、実はめちゃくちゃ少ないですよね。Acquiesce(和訳&MV)くらいしかパッと思いつきません。となると、バラードはこの曲くらいでしょうか。ピアノとアコースティック・ギターがメインのとても静かなバラードです。祈るような歌ですね。このアルバムの中で一番いい歌声だと思います。オアシスの楽曲の中でも指折りの名曲なんじゃないでしょうか。とても好きなバラードです。

歌詞について
とても詩的な歌詞です。このアルバムの中で一番好きな歌詞だなー。詩としての美しさでいえば、オアシスの曲の中で一番完成度が高いのではないでしょうか。”Let There Be Love” 、「愛がありますように」という言葉がとても素敵です。祈るようなメロディライン、歌とぴったしですね。

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A Bell Will Ring – Oasis 和訳と紹介

Oasis ゲム・アーチャー作曲。ミドルテンポのロックンロール。

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「全てが新しくなるだろう。」

サウンドについて
そんな派手でもなく、地味でもなく。普通の曲って感じです(ゲム・アーチャーファンの皆様、すみません。。)。前作に収録されていた Hung in a Bad Place(和訳) はイケイケなロックンロールだったので、また違った作風ですね。ドラムのビートが好みな感じです。スネアが二連打されているといいですよね。

歌詞について
A Bell Will Ring“は「ベルが鳴るだろう」です。そのうち光に照らされて、頭の中で合図が響く(=ベルが鳴る)。そして全てが新しくなる、、と歌っています。歌詞もゲム・アーチャーが書いているんでしょうかね。やっぱりノエルの曲の歌詞みたいに、やりたいことをやる、、って感じのオアシス節が恋しくなっちゃいます。笑

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Keep The Dreams Alive – Oasis 和訳と紹介

Oasis アンディ作曲。ゆったりとしたテンポと美しいメロディ。

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「俺はこの夢を生かし続ける。」

サウンドについて
アンディ・ベルが作曲した楽曲です。私はライドが好きなので、オアシスでアンディ・ベルの曲が聞けると嬉しいですー。ベタっとしたサウンドの上に、ダラっとしているけれど綺麗なメロディを載せてます。ライドもかっこいいけれど、オアシスらしい堂々とした感じでも、アンディ・ベルの曲はかっこいいですね。

歌詞について
Keep The Dreams Alive“は直訳すれば「夢を生かし続ける」という意味です。意味の中心はサビでしょうね。現実と夢がぶつかる中、愚かなことだとしても、夢を手放さない。夢という言葉も、よくある「理想」みたいな、ただポジティヴな意味じゃなくて、現実じゃないこと、くらいで使われてそうです。

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Part of the Queue – Oasis 和訳と紹介

Oasis ドラマチックで疾走感のあるアコースティック・ソング。

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「この街で魂を見つけなきゃいけないんだ。」

サウンドについて
3拍子の楽曲です。このリズムでマイナーキー、ドラマチックなコード進行で演奏すると、すごく雰囲気出ますね。ゲームの音楽とかでこういう曲よく聞きますよね。逆にポップスではあまり聞かないような。少なくとも邦楽では全然ありませんね。強いて言えば、バンプあたりがやるかもしれない。

歌詞について
Part of the Queue” は「待ち行列の一部」という意味です。想定外の出来事や失敗、自分を見失ってしまったけれど、堂々と立ち続ける、といった歌でしょうか。歌い出しが自分を失った描写なんですけれど、めちゃ綺麗ですね、、!

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