Sam Hunt スタイリッシュなカントリーソングが渋い
「慣れた田舎道のように彼女を知り尽くしているんだ」
サウンドについて
カントリーやサザンロックのサウンド。スタイリッシュな雰囲気はビートが打ち込みだからだろう。隙間が意識された、良くも悪くも無駄のないビートがイマっぽい感じを生み出している。イントロの口笛の音もかっこいい。エレクトロ全盛の中でも、こういう雰囲気の曲も人気があるのはなんだか嬉しい。
歌詞について
女の子を何かに例えるのは昔からロックの手法だ。「馴染んだ田舎道」ってなかなかクールなチョイスだと思う。あと、古いロックンロールを連想させる単語を多用している。「キャデラック」「ブルー・ジーンズ」「天国へのハイウェイ」… 古いロックをルーツにもつミュージシャンはよく使うが、「馴染んでいる」という意味も込めて多用したのだろうか。
それでは和訳をどうぞ。
【歌詞和訳】
[Verse 1:]
南部出身の女の子と出会った 髪を編み込んでいるんだ
初めて彼女が歩いてるのを見たとき なあ 椅子から落ちそうになったよ
彼女の番号をゲットしなきゃいけない 6週間かかったよ
今じゃ昔からの知り合いみたいさ キャデラックのシートみたいに
[Chorus:]
慣れた田舎道のような身体 目を閉じたって運転できるのさ
全てのカーブを知り尽くしているんだ
時速30マイルの道を15マイルで行く 急がないで行くのさ
できるだけ速く、ゆっくり行くんだ
[Verse 2:]
彼女に似合うブルー・ジーンズ ベルトは必要ない
だけど俺はそれを裏返しにできる 助けは必要ない
ハニーのようなヒップ 厚くて最高なんだ
ダウンタウン・ストリートには 彼女ほどのカーブはありえないんだ
[Chorus:]
慣れた田舎道のような身体 目を閉じたって運転できるのさ
全てのカーブを知り尽くしているんだ
時速30マイルの道を15マイルで行く 急がないで行くのさ
できるだけ速く、ゆっくり行くんだ
[Verse 3:]
俺たちはこんな僻地にきた そよ風や鳥たちと一緒に
口付けをしていると 長い草が絡んでくる
天国へのハイウェイ 彼女の笑顔が待つ南へ向かった
そこへたどり着いたのなら どんな短い道も壮大な道になるんだ
[Chorus:]
慣れた田舎道のような身体 目を閉じたって運転できるのさ
全てのカーブを知り尽くしているんだ
時速30マイルの道を15マイルで行く 急がないで行くのさ
できるだけ速く、ゆっくり行くんだ
ゆっくり行くんだ
できるだけ速く
(慣れた田舎道のような身体)
(目を閉じたって運転できる)
髪を編み込んだ女の子
(全てのカーブを知り尽くしているんだ)
――Translated by BxM – 文学xミュージック