Feels Like Summer – Childish Gambino 和訳と紹介

Childish Gambino 環境問題に訴えかけた社会派作品。

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「世界が変わることを願っているんだ。」

サウンドについて
リバーブが深くかけられていて、遠くから響いてくるような、耳に馴染むサウンドです。リフのリズムパターンは小節の後半にアクセントがあり、Toto の Georgy Porgy などを少し思い出します。前編通してファルセットのコーラスが入っているのかな。楽曲として驚かせようというところはなく、とにかく聴きやすい音楽、何度も聴きたくなるかっこいい音楽を作って、メッセージを届けようとしたのだろうと思います。

歌詞について
Feels Like Summer“っていうタイトル、ありがちなのはチャラい夏ソングですが、この歌詞の時間は夏ではありません。夏ではない季節が気候変動によって夏のように暑くなってしまった、、という内容。社会問題、特に環境問題が楽曲の主題になっています。個人的に特にゾッとしたのは、verse2の”no sound”のところで音が消えるところ。音楽の力に、朝に鳥が鳴かなくなった世界がリアルに想像させられました。

ファレル・ウィリアムズも2017年に、100年後までに海面がある程度上昇した場合に聴けなくなる楽曲を制作しましたね。人の心を動かす力のある人たちが、環境問題を真剣に考えていてくれるのがありがたいですし、私たちも向き合っていかなければいけないと再認識させられました。

それでは和訳をどうぞ。

【歌詞和訳】

[Chorus]

君は通りで感じるんだ
こんな日に 暑い日に
夏みたいだ
俺は夏みたいだって感じる
俺は夏みたいだって感じる
君は通りで感じるんだ
今日みたいな日に 暑い日に
俺は夏みたいだって感じる
彼女は夏みたいだって感じる
これは夏みたいだ
俺は夏みたいだって感じる

[Verse 1]

70億の魂が太陽の周りで動いている
どんどん速く回っていく どんどん速く スピードを落とす機会もなく
スピードを落とす機会もなく
機械を作った人間たちは 彼らの決めた物を欲しがっている
親たちは子供達に教えようとする スピードを落としてくれ
スピードを落としてくれ

[Pre-Chorus]

わかってる
俺もお前も苦しみをわかっている
願っている 世界が変わることを
だけど同じように見えるんだ
(同じじゃないんだ)

[Chorus]

君は通りで感じるんだ
こんな日に 暑い日に
夏みたいだ
俺は夏みたいだって感じる
俺は夏みたいだって感じる

[Verse 2]

毎日 前日より暑くなっていく
水を使い果たす 無くなりそうだ
無くなりそうだ
俺たちが依存している蜂を殺してしまう殺虫剤
鳥はかつて歌を歌っていた
目を覚ましても 何も聞こえない
何も聞こえない

[Pre-Chorus]

わかってる
俺もお前も苦しみをわかっている
願っている 世界が変わることを
だけど同じように見えるんだ
わかっている
願っている 俺たちが変わることを
本当に思っていたんだ 世界は変わるだろうって
だけど同じように見えるんだ

[Outro]

わかっている
俺の心は未だに同じままだ
願っている 世界が変わることを
だけど同じように見えるんだ
わかっている
願っている 俺たちが変わることを

――Translated by BxM – 文学xミュージック