Oh Cruel World – The Strypes 和訳と紹介

The Strypes ボ・ディドリーのようなブルース + UKインディなメロディライン

the-strypes
「ああ、残酷な世界。惚れた女のために失っていく。」

サウンドについて
正直に白状すると、デビューした頃の彼らしかちゃんと聴いていなかったんだけど、超古典的なブルースのサウンドに乗っ取りながらも、彼ら独特の色が強くて面白い。「ブルースをやりたいミュージシャン」ではなくて、「ブルースがヤバイくらい好きな、好きな音楽をやりたいミュージシャン」なんだろうな、と。「古典的なブルースらしさ」への拘りじゃなくて、「好きなサウンド」への拘りだから自由なんだろうな、と。この曲では’90年代くらいのUKインディを感じさせるメロディラインや間奏に表れているだろう。

歌詞について
彼女は 太陽と月 を俺の世界に作ってしまった。ついでに鞭の音も! なんて可愛らしい詩なんだろう。どんなに好き放題に生きたくても、惚れちゃったら難しいのが男なんだろうね。たとえ相手にされなくても。太陽と月(四六時中存在する=彼女のことで頭がいっぱい)は交代で出たり消えたりするが、鞭の音はずっと響いているんだろうか。。笑

それでは和訳をどうぞ。


【歌詞和訳】

君は罠の向こう側 遠くにいる
彼女は創り出したんだ 太陽と 月と 鞭の音をね
土曜日に生き返る 後戻りはできない
君は俺の持っていない体験にゾッコンなんだ
俺たちは昔よくシェイクしたり 荒らしたりしていた
今じゃシェイクするのは握手さ 礼儀正しいことだからね
昔は飛ぶために左にスクロールしてた 今じゃ大人しくティーカップとパジャマさ

ああ 残酷な世界
惚れた女のために失っていく
惚れた女のためになんだってしてしまうんだ
眺めるだけしかできないけれど

そして君にはわからないんだろうけど
君が15歳の頃からしてきた振る舞いは ここで俺を虜にしているんだ
おかしいだろ だけど俺もそうなるまでは絶対にわからないさ
俺たちは昔よくシェイクしたり 荒らしたりしていた
今じゃシェイクするのは握手さ 礼儀正しいことだからね
昔は飛ぶために左にスクロールしてた 今じゃ大人しくティーカップとパジャマさ

ああ 残酷な世界
惚れた女のために失っていく
惚れた女のためになんだってしてしまうんだ
眺めるだけしかできないけれど

ああ 残酷な世界
惚れた女のために失っていく
惚れた女のためになんだってしてしまうんだ
眺めるだけしかできないけれど

ああ 残酷な世界
惚れた女のために失っていく
惚れた女のためになんだってしてしまうんだ
眺めるだけしかできないけれど

ああ 残酷な世界
惚れた女のために失っていく
惚れた女のためになんだってしてしまうんだ
眺めるだけしかできないけれど

ああ 残酷な世界
惚れた女のために失っていく
惚れた女のためになんだってしてしまうんだ
眺めるだけしかできないけれど

ああ 残酷な世界
惚れた女のために失っていく
惚れた女のためになんだってしてしまうんだ
眺めるだけしかできないけれど

――Translated by BxM – 文学xミュージック