The Beatles ジョン・レノンのフォークソング。エンディングのフルートも印象的。
「ヘイ、その恋を隠した方がいいよ。」
サウンドについて
フォークソングですね。楽曲が優れているのはもちろんのこと、この頃からサウンド面での遊びが加速度的に増えていった気がします。ドラムスではなく、アコースティックギターとタンバリンが楽曲のベースを流れています。ギターのサウンドが独特なのにも理由があって、ジョンが「音が気に入らない」という理由でいくつか弦を切った12弦ギターを使用しているらしいです。他にもサビと同じフレーズをギターの低音弦で弾いていたり、アウトロのフルートも高低で音を重ねていますよね。
歌詞について
“You’ve Got To Hide Your Love Away“、「その恋を隠した方がいいよ」という意味ですが、当時の邦題は「悲しみはぶっとばせ」でした。英語と全然違うけど、大事なところを押さえている和訳(真心ブラザーズのMy Back Pageとか)は好きなんですけど、これは流石に違いすぎるでしょ!
恋に悩む主人公を、周りの人たちが揶揄う歌です。主人公も負けじと、強がって周りに対抗しています。Verse1とVerse2で気の強さが違うのがポイントですね。
恋に悩む主人公を、周りの人たちが揶揄う歌です。主人公も負けじと、強がって周りに対抗しています。Verse1とVerse2で気の強さが違うのがポイントですね。
それでは和訳をどうぞ。
【歌詞和訳】
[Verse 1]
頭を抱え込んで立ち尽くしている 顔は壁の方に向けて
もし彼女が居なくなったら俺はやっていけないよ 足が小さくなった気分だ
どこでも 人々は見ているんだ 日々 毎日
彼らが俺を笑っているがわかるよ こう言ってるのが聞こえるんだ
[Chorus]
ヘイ その恋を隠した方がいいよ
ヘイ その恋を隠した方がいいよ
[Verse 2]
どんなに試したところで 絶対に勝てないよ
彼らの言葉を聞いて 彼らを見て こんな気分でいるんだ
彼女が俺に何を言うだろう 愛に不可能はないんだ
道化のみんな 集まってくれ さあ 聞かせてくれよ
[Chorus]
ヘイ その恋を隠した方がいいよ
ヘイ その恋を隠した方がいいよ
――Translated by BxM – 文学xミュージック