The Beatles 短いながら物語を感じさせるメロディライン。
「これが愛なんだ。だけど愛することは難しいんだ。」
サウンドについて
2分間もないような楽曲ですが、なかなかドラマチックな展開ですね。サビの直前の1フレーズが効いている気がします。バースからそのままサビに行くか、短いBメロを挟むか、もちろんケースバイケースでしょうけれど、短いフレーズがあるだけでグッとドラマチックになります。あとサビがわかりやすく他のパートと違うのもポイントですね。この楽曲では①サビでボーカルを重ねている②タンバリンが入っていることによって、他のパートとの区別がされています。
歌詞について
近くを通り過ぎただけで嬉しい気持ちになったり、ため息を見るだけで動揺したり。そんな不思議な気持ちについて「愛だから。以上。」という答えを出してます。考えすぎてもしょうがないことですもんね。
Verse1は上記の通りに、心の動きを描いていますが、Verse2では二人の間柄に触れて、愛することは難しいというフレーズに繋げています。少し細かい話ですが、サビの1行目”It’s only love and that is all” の love は名詞の「愛」、サビ終わりの “it’s so hard loving you” の love(loving) は動詞の「愛する」です。愛を持っていても、愛することは難しい、というメッセージです。
それでは和訳をどうぞ。
【歌詞和訳】
[Verse 1]
君が通り過ぎた時 嬉しい気持ちになるんだ
ああ なんてことだ
君がため息をつくと 俺の心は舞うんだ
蝶のように
どうしてこんなにシャイなんだろう 君のの場にいる時は
[Chorus]
これは愛なんだ それが全てさ
どうしてこんな気持ちになるんだろう
これは愛なんだ それが全てさ
だけど君を愛することはとても難しいんだ
[Verse 2]
君と俺が喧嘩するのは正しいことなのかな
毎晩のように
君が作り出す景色は 夜でも眩しいんだ
とても眩しいんだ
もう君に言いよってもいいんだろうか ガール
[Chorus]
これは愛なんだ それが全てさ
どうしてこんな気持ちになるんだろう
これは愛なんだ それが全てさ
だけど君を愛することはとても難しいんだ
[Outro]
そう 君を愛することはとても難しいんだ 君を愛することは
――Translated by BxM – 文学xミュージック