I Need You - The Beatles 和訳と紹介

I Need You
「俺が君のことをどう思っているのか、思い出してほしい。」
サウンドについて

60年代のポップスらしい楽曲ですね。The Monkeysとかがやっていても違和感なさそうですね。さて、The Beatlesがこの楽曲で試した新しいサウンドはギターの「バイオリン奏法」です。ギターを普通に弾くと、ピッキングの音がジャキッと鳴るものですが、この楽曲ではピッキングの瞬間、ボリュームを0にして、ピッキングした後に音量を上げていくことによって、バイオリンのような、アタック音の柔らかい音色を鳴らしています。

歌詞について

振られてしまったラブソングです。戻って来てくれ、思い出してくれと歌っています。しかし、もっと初期の頃のような情けない感じはなくなりましたね。終わった恋にすがりつくようなラブソングでも、綺麗な歌詞になっているのは素晴らしいですね。この頃にはロックミュージシャンとしてだけではなく、ポップスミュージシャンとしても完成してきたのを感じますね。

[Verse 1]
どんなに君を必要としてるのか 君はわかってない
いつでも愛している 決して君を1人にしない
俺のところに戻って来てくれ
これ以上ないほど孤独なんだ
君が必要なんだ

[Verse 2]
一つか二つ 俺に伝えることがあるんだろう
どうすればわかっただろう 君が俺をダメにするって
君の瞳を覗き込んでも 俺はわからなかったんだ
君が教えてくれたんだ

[Bridge]
君が教えてくれたんだ 俺の愛はもういらないんだって
それは俺を傷つけて 立ち直れないような気分になったんだ

[Verse 3]
俺が君のことをどう思っているのか 思い出してほしい
君なしでは 絶対に 本当に 生きていけないんだ
だから戻って来てくれ 大切な存在だってわかってくれ 君が必要なんだ

[Bridge]
だけど君が教えてくれた時 俺の愛はもういらないんだって
それは俺を傷つけて 立ち直れないような気分になったんだ

[Verse 3]
俺が君のことをどう思っているのか 思い出してほしい
君なしでは 絶対に 本当に 生きていけないんだ
だから戻って来てくれ 大切な存在だってわかってくれ 君が必要なんだ