Gorillaz Ⅰ–Ⅲ–Ⅳ進行の気だるいラブソング。
「マジックシティで君は俺を虜にした。」
サウンドについて
Aメロとサビの最後の4小節のコード進行 Ⅰ–Ⅲ–Ⅳ はcreep以来、伝統的なコード進行ですね。胸を締め付けられるような切なさを感じるコード進行です。全体的にリバーブや空間系のエフェクトが多く、つかみどころのない空気感、気だるさのような雰囲気を感じます。この空気感、絶妙にオシャレですね。Verse 2 、サビの直前に語りのフレーズが入るところ、オルタナっぽくて好きです。
歌詞について
彼女の魅力に囚われた自分の世界を “Magic City” と言っているのでしょうか。具体的な名詞をたくさん使いながら、抽象的なことを伝えようとしているように思えます。最後のバースはイメージできるような言葉しか並んでませんよね。君に虜にされて、自分の色を塗り替えられた。だけど自分の中にあるのは塗りつぶされた表面とは違って、エゴの塊、、。こういう解釈もできそうですね。
それでは和訳をどうぞ。
【歌詞和訳】
[Verse 1]
頂上部から見下ろしている
俺たちが進化している間に 俺は歳をとる
もし戻れるのなら 俺は感謝するよ
見なよ 月にビルボードがある
[Verse 2]
君を遠くまで連れていかせてくれ
この交差は俺にとって大したことじゃないんだ
嵐の雲の中に稲光がある
君をそこに留まらせるよ
[Chorus]
マジックシティで君は俺を虜にした
君は俺に全てに疑問を持たせた
願うんだ 水曜日までに家にたどり着くことを
このマジックシティが俺を行かせてくれることを
[Post-Chorus]
マジックシティ
マジックシティ
マジックシティ
マジックシティ
[Verse 3]
君は俺をこのペントハウスに泊めた
俺を塗りつぶした 赤と白と青に
俺の中を満たすのはエゴの渓谷
見なよ 月にビルボードがある
[Chorus]
マジックシティで君は俺を虜にした
君は俺に全てに疑問を持たせた
願うんだ 水曜日までに家にたどり着くことを
このマジックシティが俺を行かせてくれることを
――Translated by BxM – 文学xミュージック