The 1975 グルーヴと重厚なコーラスが堪らない。ネオソウルやゴスペルを感じる名バラード。
「終わりにはいつでも、お互いを憎しみあっているから。」
サウンドについて
イントロからグルーヴやばいですね!音もオシャレで、絶妙に重たく重なるリズム感が堪らない。トランペットも良きです。メロディは拍の頭にアクセントを置いて細かく進めたり、喋るようなところもあったり、、これまたブラック・ミュージックっぽいですね。そしてサビで入ってくるゴスペルのような重厚なコーラス!圧巻です。
歌詞について
別れ際のラブソングでしょうね。タイトルの”Sincerity Is Scary“「誠実さは怖い」というフレーズは楽曲中には登場しませんが、別れの歌、裏切りの歌の雰囲気を匂わせています。歌詞はUKらしい言い回しが多いですね。痛みを隠すための「ポストモダン風のやり方」は、次の行にある「残念だ」と言うような、少し冷めた感じでしょうか。自分を抑えて、抑えて、、。それが魅力を失っていった原因なんでしょうか。そして最後の行なんでしょうか、、。
それでは和訳をどうぞ。
【歌詞和訳】
[Verse 1]
皮肉は問題ないさ 思うに 文化が責められるべきさ
君はよくあるポストモダン風なやり方で痛みを隠そうとする
君の存在が欠けていく 君が口にするたびに
「ああ 残念だ」 みたいな言葉を口にするたびに
君が人間らしくなくなろうとするのは 自己反映的な方法だね
その汚れたスプーンがなければ 君は太っていくだろうね
人間らしく消費しはじめるんだ 俺はそう思っている
[Pre-Chorus]
確信してる 君は他の女の子とは違うんだ
確信してる 君は俺が性差別的だったって言うだろうけれど
感じてるんだ 俺が気に入っていたところを 君は失っていっているんだ
[Chorus]
どうして友達になれないんだろう 俺たちが恋人でいる間に
なぜって 終わりにはいつでも お互いを憎しみあっているから
終わりを告げる代わりに 俺を引き寄せるべきだよ
もう一つだけ言うことがあるんだ
[Verse 2]
どうして君は信じないんだろう
君は受け取られ方を工夫できたんだよ
君の最善のやり方で 君が中間にいる時
自分自身の気持ちをよくわかってる?
考えることを先延ばしにしたらいいさ
君を欺いているのは君自身だけなんだ
子供はもうけないで 君の自由を失わないで 俺はやめておくから
[Chorus]
どうして友達になれないんだろう 俺たちが恋人でいる間に
なぜって 終わりにはいつでも お互いを憎しみあっているから
終わりを告げる代わりに 俺を引き寄せるべきだよ
もう一つだけ言うことがあるんだ
[Outro]
俺は腹が立ってるんだよ 君がそうさせたんだ
君のショウの後で 君は俺の手を手放したんだ
台無しにしたがっている 誰とでも寝るような女の目の前で
――Translated by BxM – 文学xミュージック