Arctic Monkeys 古いソウル・ミュージックのようなサウンドで語る後悔と今の歌。
「だけど君を愛することをやめられないでいるよ。」
サウンドについて
古いソウル・ミュージックのバラードにありそうな、8分の6拍子の楽曲です。コード進行もまさにって感じです。だけど、それよりはずっと暗いというか、影のかかった雰囲気がありますね。音数の少なさや、ボーカルの歌い方やエフェクトでしょうか?最後の方、曲がぐっと展開して、静かに、唐突に終わるのが寂しさを感じますね。
歌詞について
“The Ultracheese” ってどういう意味なんでしょうね。海外の掲示板とか見ていると、「月はチーズでできている」ってフレーズと関係がありそう、とか意見がチラホラとありますけど、、。とりあえず置いておいて、何か軽はずみなことで友達を失ってしまったような内容の歌詞です。初めの一行目 “Still got pictures of friends on the wall” が、最後のコードの雰囲気がガラっと変わっていくところで、力を込めて歌われているのが、エモーショナルです。終わり方もとても切ない。
それでは和訳をどうぞ。
【歌詞和訳】
[Verse 1]
友達の写真はまだ壁に貼られている
俺たちはもう本当の友達じゃないと思っているよ
たぶん 俺は一度も言うべきじゃなかったんだ それをフレンドリーだなんて
ドアのノックに慌てる
予想もしてなかったドアのノックに
遠い昔は 楽しみの一つだったんじゃなかったのか?
俺たちはバーの裏側にいるんだろう
俺たちが昔よくいたようなブースの中に
そこにはいつだって ロケット打ち上げか 他の大きいイベントがあったんだ
[Verse 2]
なんて死なんだ 俺はあんな曲を書くように死んだ
終わりが始まる 君に眺められながら
それは俺たちの間に残っている ピアノとその子供
だってそれは「ウルトラチーズ」だから
もしかしたら君は散歩にいく時間だったのかもしれない
架空のキャラクターみたいな服を着て
彼らが「黄金時代のアメリカ」って呼んでたところから
一緒に進んできた政治を信用する
君がただ太陽を周回しようと頑張っている時
君がただ誰かに優しくしようとしている時
君はチャンスを手にしていたんだから
[Verse 3]
友達の写真はまだ壁に貼られている
俺は思慮深いように見えるかもしれない
だけど本当は そうじゃないんだ
もしそうだったなら
[Outro]
夜明けは1トンの重さを取り除かない
俺はするべきじゃなかったことをいくつもしたんだ
だけど君を愛することをやめられないでいるよ
――Translated by BxM – 文学xミュージック