Andra Day、ソウルフルな声とレトロな楽曲。
「あなたを永遠に私のものにしたい。」
サウンドについて
Stevie Wonderが発掘した期待のソウルシンガー、アンドラ・デイ。彼女が初めに公開した楽曲はレトロな雰囲気を放つブルースだ。しかしブルース臭くなりすぎないように、アレンジに多くの工夫が施されている。メロディやコードはもちろんだが、ドラムのアレンジに注目したい。ディレイがかかっていたり、スネアロールのキメフレーズ、リズムがシャッフルではなくてスクウェアになる箇所もある。
歌詞について
曲名 “Forever Mine” もレトロな響きだし、歌詞にもレトロな固有名詞が多く登場する。歌詞に登場する “Blue Moon” とはジャズ・スタンダードで、愛する人に巡り会えた喜びの歌だ。またアメリカで有名なクラフトビールの名前でもあり、直前に登場する単語 “brew” には醸造するという意味もある。そんな言葉遊びも多く散りばめられているので、英語の歌詞にも注目してもらいたい。
それでは和訳・YouTube動画をどうぞ。
【歌詞・和訳】
[Verse1]
私の心はチェスの駒になった
動いたり取られたり
以前は何度も何度も遊んだわ
自慢できることじゃないけれど
だけどこの気持ちは間違いなく新しいもの
あなたがいなくなった時、私は “Blue Moon” を歌ったわ
あなたは私のところへ戻ってきてくれた
そして私はこの微妙な境界線にうんざりしてるの
あなたを永遠に私のものにしたい
永遠に私のものに
[Verse2]
ああ、今の私に歌える歌なんてないわ
今まで歌ってた歌の中には
ああ、だけどあなたの愛は素晴らしすぎる
まず私が先に踊り始めるわ
あなたの “ジミ・ヘンドリクス” に心を奪われた
今はあなたの “ブードゥー” に夢中なの
私を拾い上げて 決して悲しませないで
ねえ、この微妙な境界線にうんざりしてるの
あなたを永遠に私のものにしたい
永遠に私のものに
[Verse2:rap]
あなたの動きひとつ、今まで見たことがなかった
私の頭を探してる これ以上見つからないわ
あなたは私の心を奪って、私は代わりに報酬を得た
“トロイの木馬” のように忍び込んで王冠を頂いた
私はいつでも戻ってくる
あなたは衝撃的だった まるで”モブ・ディープ” のラップのように
どこからともなく現れて 私の人生を輝かせた
あなたを永遠に私のものにしたいの
永遠にわたしのものに
永遠にわたしのものに
[Bridge]
だけどあなたは新しい心配事を誤摩化していた
私に相談しなきゃいけなかったのよ
人ごみの中で迷子になってしまったから
ああ、この微妙な境界線にうんざりしてるの
あなたを永遠に私のものにしたい
ああ、あなたは永遠に私のものになるべきよ
——Translated by BxM – 文学xミュージック