The Importance Of Being Idle – Oasis 和訳と紹介

Oasis シニカルな雰囲気で怠惰であることの重要性を歌う。

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「ああ、きっと、俺は怠惰なんだ。」

サウンドについて
イントロが水戸黄門っぽく感じるのは我々日本人の特権ですね…笑。マイナーキーでゆったりとしたテンポです。メロディがいいですよね。ファルセットが堪らないです。この曲、ベスト盤にも入っていましたよね。派手な曲じゃないけれど、お気に入りなんでしょうね。ギターソロもしっかりしていて好きです。

歌詞について
曲名がなんともノエル・ギャラガー。なんとなく Cigarettes & Alcohol(和訳&MV) を思い出しますね。”The Importance Of Being Idle“「怠惰であることの重要性」って。アイドルとはよくある人気者の”idol”ではなくて、”idle”の方です。飲食店で客が少ない時間帯のことをアイドルタイムと言ったり、信号待ちなどで車を停止する際にエンジンも停止させることをアイドリングストップと言ったりしますよね。そのイメージの「アイドル」です。

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Love Like A Bomb – Oasis 和訳と紹介

Oasis どこかフワフワしたフォーク・ソング。

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「お前の愛は爆弾みたいで、俺の心を吹き飛ばしている。」

サウンドについて
一音目のアクセントかっこよすぎませんか…?後半までダーーっと伸びていく音もあって、最高にイントロって感じです。楽曲全体としては、ボーカルにリバーブが深くかかっているのかな?ギターの音もクリアじゃなく、シェイカーの音もギターと同じくらい目立って聞こえます。ローファイな曲って印象です。Lyla(和訳&MV) の次だから、こういう曲調だと一層そう聞こえるのかもしれません。

歌詞について
Love Like A Bomb“は「爆弾のような愛」という意味。曲中では”Your love is like a bomb”というように使われています。歌い崩していますけれど。オアシスらしいフレーズですよね。お気に入りのフレーズはVerse1の最終行、”I’m breathing in love all the time”です。breatheは「呼吸」という意味で、吸い込むと訳しましたが、空気のように、、というニュアンスを感じてください。

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Lyla – Oasis 和訳と紹介

Oasis バンドの歴史の中でも、群を抜いてキャッチーなポップ・ソング。

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「ライラ!星が落ちて来そうだ!」

サウンドについて
オアシスはいろんなタイプの楽曲を持っていますが、キャッチー、ポップといったベクトルでは、この曲が圧倒的にナンバーワンでしょう。何がこんなにいいんでしょうね。メロディと、音色でしょうか。頭にアクセントのあるビートもかっこいいですね。ギターのリフも、コード二つだけでこれだけ印象深いフレーズなのはすごいですね。間奏の盛り上がりもかっこいいです。

歌詞について
Verse 1の歌詞は、ノエル・ギャラガーが好きそうな女の子って感じの描写ですね。”Lyla“は人の名前です。楽曲の中で創作の名前を使うのって、意外とすごくセンスが必要なところです。ライラって名前に特別な意味はないと思うけれど、この曲の顔はライラって名前だし、例えばエルサとかアリーとかじゃダメなんですよね。音としても、意味としても。どうしてライラにしたんでしょうかね。

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Mucky Fingers – Oasis 和訳と紹介

Oasis 隙間があるが、ベタっとしたビートにノイジーなサウンド。

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「俺はこの街での人生に飽き飽きしているんだ。」

サウンドについて
このアルバムでは音の隙間を意識したとか。厚いギターサウンドがトレードマークみたいなところもありますから、大胆な方針転換ですよね。とはいっても、元々一番の売りはメロディなので、良くなることは明らかですけどね。しかし、この曲隙間はあるけれど、ビートがベターっとしてる、、というか、ずっと同じ音叩き続けてます。。ハーモニカの音もグッドです。程よいアコースティック感が、隙間を演出します。

歌詞について
Mucky Fingers“、、、。Muckyって聴きなれない単語だと思います。「不愉快、汚い、卑劣な」といった、めちゃくちゃネガティヴな意味の単語です。歌詞の意味はあんまりよくわからないですねー。わかりやすい時はわかりやすい歌詞を書くノエルですし、そんなに気にしないでいいんじゃないですかね。。だめでしょうか。。

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Turn Up the Sun – Oasis 和訳と紹介

Oasis 6thアルバムの一曲目。印象深いアルペジオから始まる。

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「さあ、太陽を掲げるんだ。みんなの為に。」

サウンドについて
インストが始まりそうなアルペジオですね。”Fuckin’ In The Bushes(和訳)” のように、アルバムのイントロ的なサウンドかと思いましたが、唐突にディストーション・ギターがガツンと入ってきて、オアシスサウンドになりました。とは言っても、ボリュームは少なめな、イントロ的なサウンドです。どんなアルバムか、まだ想像もつかない音ですね。

歌詞について
Turn Up The Sun” 、Turn upで上に向かせる、上にあげる、、といった意味を持ちます。音量を上げてとか、明るくしてとかも、turn upを使いますよね。照らすという意味や、上にあげるというニュアンスを大切にして、「太陽を掲げる」と和訳しました。

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(You’ve Got) A Heart Of A Star – Oasis 和訳と紹介

Oasis アルバムを締めくくるアコースティック・バラード。

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「人生がお前を祝福しない理由が、いつか理解できるだろう。」

サウンドについて
個人的にですが、こういう最終曲好きです。ビートルズのHelp!だったら、Better Man(和訳&MV) とこの曲の順番は逆なのかな、、なんて思います。いいバラードで締めくくられるアルバムって最高ですよね。サウンドは特に目立った特徴もなく、いいメロディだなあってくらいです。このアルバム、終わってから20分ちょっと流しっぱなしにしていると、エンディングのようなインストが流れ始めます。

歌詞について
曲名が素敵ですね。”(You’ve Got) A Heart Of A Star” スターの心を持っている。しかし内容は、孤独感や疎外感、思い通りに行かないように思える人生を歌っています。だけど、その理由がいつかわかるよ、お前は光が当たってないスターだから、と。ノエル・ギャラガー自身の実体験を元に書かれているような気もします。本当に自分の人生を生きようとしている人は、往往にしてうまく馴染めないものです。

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Better Man – Oasis 和訳と紹介

Oasis 低音弦のシンプルなカッティングと絡み合うギターフレーズ。

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「お前を愛したい。もっといい男になるんだ。」

サウンドについて
ギターの絡み合い方がかっこよすぎます。ゆったりとしたリズムで、ギターの渋いフレーズが絶妙に絡み合って進んでいくこの曲、なんと The Smiths の ジョニー・マー が参加しています。The Smithsを聞いたことがある人ならわかると思うんですけど、ギターを使ったバッキングがめちゃくちゃうまいんですよね。ジョニー・マーだけの力ではないでしょうけど、さすがだと思いました。

歌詞について
Better Man” は「もっといい男」、そのまんまですね。全く関係ないのですけど、 It’s Getting better (Man!!)(和訳&MV) を思い出すタイトルですね。。内容なんてないです。かっこいいロックンロールを演奏するために、かっこつけた言葉が必要なだけだと思います。そういうのはそういうので、いい歌詞だと言えますよね。

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Born on a Different Cloud – Oasis 和訳と紹介

Oasis リアムが作曲した三部作の大作。

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「街で弾けまわっている奴らとは違う雲の元に生まれた。」

サウンドについて
なかなか色の濃い楽曲ですね。途中、不自然にバックのコードが明るい響きになったりします。こんなにしっかりとした曲をリアムが書くのは驚きですね。シリアスな作風は、オアシスを解散するまで突き進めていきます。Verse 2の部分、Verse 1と同じメロディですが、コードが違うんだけでこんなにも印象が変わりますね。曲の終わり方も渋くてかっこいいです。ドラムが刻むのをやめて、タムを回している上で、”Born On The Different Cloud” と、アウトロに続くフレーズを歌います。

歌詞について
街で弾けまわっている人たちとは違う雲の下に生まれたと言っています。じゃあ、どんな雲の下に生まれたのでしょうか。知性的で、自由で、詩にうたわれない英雄、、。とても魅力的な人物に思えますね。これは誰なんでしょうか。憧れの人物?理想像?自分の虚像、、?

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She Is Love – Oasis 和訳と紹介

Oasis リアムのSongbirdに並ぶ、ノエルのキュートなラブソング。

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「彼女は愛。彼女の言葉を信じているんだ。」

サウンドについて
アコースティック・ギター、高く澄んだシンセサイザーの音、タンバリン、フルートのような音、、。使う音のチョイスの時点で可愛らしい曲になるに違いないですね。軽快なテンポで歌われるメロディもポップです。間奏で入るエレキ・ギターの音は、ビートルズのリボルバー辺りで聞いたことがある音色ですね。

歌詞について
リアムの Songbird(和訳&MV) も、恋人を鳴き鳥に喩えていましたが、”She Is Love” でも、恋人に翼が生えていますね。鳥類好きの兄弟なんでしょうか?…茶化しました、すみません。ノエルはさすが、言い回しが上手ですね。ラブソングって恥ずかしくなったりしちゃうものですけど、全てのフレーズが馴染みますね。

可愛らしい女性の表現として、「自由奔放」だとか「予想もつかない」みたいなフレーズ、多いですよね。この楽曲の中でも、彼女の道は急勾配だって言っています。そういう女性ってやっぱり魅力的なんでしょうか。

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(Probably) All In The Mind – Oasis 和訳と紹介

Oasis キャッチーなベースリフが印象的。大きな展開のないシンプルなポップ・ソング。

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「俺の探し求めている人生は、きっと全て心の中にあるんだから。」

サウンドについて
ベースリフが可愛いですね。メロは二つだけ、二つと言っても、一つを崩したようなメロがあるだけのシンプルな楽曲です。名バラードが多いアルバムですけど、こういう楽曲をいいタイミングで入れてくるから、ロックバンドですよね。べたっとして、盛り上がりもないので好みが分かれるとは思いますが、私は大好物です。ギターソロがいいですねー。ベンドや開放弦を多用したフレーズが、オアシスにしては珍しいですねー。ピロウズのギターソロみたい。

歌詞について
(Probably) All In The Mind“、「きっと心の中に」あるものは、探し求めている人生だそうです。これまた、色々な解釈ができますね。物とかじゃないってことなんでしょうか。一緒に居てくれるならなんだって差し出せる、探し求めているものじゃないから、ってことでしょうか。

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